変わらない目標

毎年夏休み前になると配られる大量の課題。夏の友、読書感想文、人権作文、先生お手製のオリジナル問題プリント集、自由研究、あと毎年なぜか進んでやっていた「こんなトラックあったらいいな」。ランドセル、学校指定カバン、リュックに詰めて家に帰る私は共通した思いがあった。


今年こそは宿題を早めに終わらせるぞ、と。


ランドセルがいつしか学校指定の真っ黒なカバンになっても、華のJKになって背中に背負えるものが選べるようになっても、毎年同じ時期に同じ目標を立てていた。そして共通するものがもうひとつ。


前年は計画失敗を叩き出していることである。


人は簡単に変わることはできない。これは自分が一番理解している。なんてったって、十分すぎる統計がとれているから。十分すぎる。もういい。もう次の段階に進むから。ありがとう。もう、もうわかったよ。大丈夫。うん。心の中の博士っぽい人が9月の初め頃に言ってたかもしれない。


ちなみに中学3年の夏休み課題(新研究)は、部活を引退して浮かれていたせいで2学期が始まってもしばらく「家に忘れた」という絶対にバレている嘘を1週間担任につき続け、結局自白するという意味不明な行動を起こしたことはあるが、後にも先にも提出日に間に合わなかったことはない。


夏は部活もあるし、甲子園だってある。忙しいんだよ。てかそもそもこんな暑いのに宿題なんかやる気になる訳ないじゃん。頭働かないよ。そうやって後回しにして毎年痛い目を見るんだから、本当にたまったもんじゃない。いい加減学びなよ。



だからこそ、今年こそは締め切りまでに余裕を持って課題を終わらすんだと心に決めている。幸い私の大学やゼミでは夏休み課題は無い。おかげで去年は最高の夏休みライフを過ごすことができた。


ただ、悲しいことに大学生には前期試験という夏休みの門番みてぇな奴が存在する。脱獄より突破できなさそうな壁。だがその向こうには楽園が待っている。楽園と書いてパラダイス。その楽園に向かうために、前期試験という試練を越えなければならない。


だが、ここで嬉しいお知らせ。今回(前期)の講義で試験があるのは2教科。しかもどちらも最終日。おかげでたっぷり時間をかけて勉強できる。

ここで悲しいお知らせ。前期で受講している講義は他にもある。そう。残りの奴らはレポートとなって私の身体にのしかかっている。重い。重たいよ。


レポート課題のほとんどが8月の第1週目だが、私には試験勉強も待っている。ということは~、So~!7月中に全部片さなきゃいけないんだyo~!心の中のですよ。っぽい人もそう言っている。


本来の目標は「余裕を持って終わらせること」。今まで余裕を持って課題を済ませたことなんて無いからみんながどのくらい前に書き終わっているのかわからない。でも締め切りが8月なだけで、多分もう提出している人だって少なからずいると思う。ということは、理想の自分になるためには、7月中に終わらせておけばそれはもう素敵な夏を過ごすことができるということ。




ここまで読んだ皆さんはお分かりだろうか。7月中に終わらせようとしてんなら今書けよ。多分そこそこの数あるんだろ?こんなの書いてないで今やりなよ。




分かってます。さっき数えてみたらざっと5つはあります。あと日曜日までのゼミの課題とレポート関係ない課題もあります。もう考えたくもありません。7月31日にライブを控えているので、それまでにレポートを終わらせるぞ!と一瞬意気込んだんですが、既に述べているように人間は急には変わりません。毎年同じ目標を立てているのに失敗。去年も同じ大学生だったけど多分できてない。というか記憶に残ってないんだからできてないと思います。



そういうことで、レポートを書く気になれなくてこのnoteを書いたわけです。現実逃避させてください。明日。明日は絶対進めるんで。今は眠いので、おやすみなさい。

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