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[1デリ]TiB IDEA FLASH Session Global に参加しました!

2024/09/21

東京大学Diligentのメンバー中数人で、TiB JAMさんの主催するIDEA FLASH Session Global に参加しました!先月も同様のイベントに参加させていただき、diligentメンバーにとても好評でした。今回は世界の課題に焦点をあてたテーマでした。

前回のイベントのnote記事はこちら


世界の課題の紹介

まずは世界各国の代表者が実体験も含めつつ、今の世界の課題について説明していただきました。

・ラテンアメリカの課題
陽気なイメージのあるラテンアメリカですが、一番の課題は平和です。2021年のデータでは世界で起きた殺人事件45万8千件のうち、ラテンアメリカで発生したものはなんと40%を占めるという驚異的な数字もお聞きしました。

・アフリカの課題
 このイベントに参加する前は、アフリカの課題は貧困や環境問題と考えていましたが、今回のイベントで強調されていたのは若者の失業率です。アフリカの人口の10億人のうち、2.6億人が就職できず、未来に何も希望を感じることができず生きているという現状とのことでした。私たちが当たり前のように大学に通い、就職を考えていることが如何に幸せなことかと考えさせられました。
また、気候変動により十分な作物が育たず、食料が供給できないことに由来する栄養問題や、インターネット普及率が低いことによるデジタルディバイドなどが挙げられました。

アフリカの課題

・中東の課題
ニュースでも報道されている通り、中東ではパレスチナやレバノンといった地域の戦争が一番大きな課題です。毎日、戦争の恐怖に襲われながら生活しているため、まともに未来を考えることができません。これらの紛争問題を解決しようと必死に働いてる優秀な人も、戦争に巻き込まれ音信不通になっていることが日常茶飯事だといいます。

中東の課題

・アジアの課題
アジアの大きな課題として、まずは気候変動が挙げられます。ヒマラヤの氷河が溶けたり、台風が頻発したりと生活環境を脅かすようなレベルの気候変動が起きているそうです。
女性の立場の低さもアジアの大きな課題です。アジアの女性の1/3は男性から暴力を受けているといったデータもありそうで、文化に根付いてしまったこの格差を如何にして是正していくかを考えていく必要があります。

ワークショップ

次に、参加者たちが5〜6人1組のグループになって、先ほど共有された課題から1つ選んで解決アイデアを考えてみんなの前で発表するというワークショップを行いました。完全に0から考えるのではなく、まずはどんな人が困っているのか?
なぜ困っているのか?といったスモールステップに分けて考えるようなプログラムになっていたので、初めて参加した人でも、とても考えやすい仕様になっていました。しかし、時間がなく短時間で起業アイデアを考えることはやや大変でした。

課題解決のためのお助けアイテム

私のグループはアフリカの雇用問題を考えることになり、初対面のグループの人と一緒に話し合いながら起業アイデアを考えていきました。特に意識したことはAIにとって変わらないビジネスモデルを考えることと、アフリカの文化や強みを生かすことです。AIが発展していく時代において、AIで代替可能な仕事は徐々に淘汰されてしまうため、持続可能なビジネスを作るためにはAIができない領域で考える必要があります。また、アフリカの強みは何か、文化的な魅力は何かを考えたときに、様々な言語を話す人がいること、とてもパワフルに生きていることが思いつきました。これらのことを踏まえて、私は世界の精神医療とアフリカのパワフルな思想をつなぐマッチングアプリの開発を考えました。これは世界のうつ病で苦しんでいる人や日々の生活に疲弊し、心理的に疲れている人をアフリカの現地の人とマッチングすることで、元気をもらうというアイデアです。グループのメンバーにも好評であったため、私たちのグループはこのアイデアで勝負しました。

作成したスライドの一部

ピッチコンテスト

ピッチの様子

1時間ほどでグループごとに起業アイデアをまとめた後は、各国の審査員の方に向けてピッチを行いました。4つのグループの中で一番良かったアイデアをプレゼンしたグループが優勝するという仕組みでした。どのグループも1時間で考えたとは思えないアイデアを発表しており、レベルの高さを感じました。また、上手な人のピッチを見ることで、説得力のある話し方や聴衆を惹きつける方法など、聞く側もたくさん学ぶことがありました。

結果発表

審査員から結果が発表されました

ピッチイベントの結果発表が行われ、私たちのグループは見事優勝することができました!世界中の人をHappyにできるwin-winな関係を構築できることを高く評価していただきました。私のグループ以外にも複数のデリジェントのメンバーが優勝することができ、デリジェントで培った力を遺憾無く発揮することができました。優勝したグループは各国のお土産が贈呈されました。

レバノンのお土産

学生交流会

その後は学生同士の交流会が開催され、他の大学の学生団体の方と交流しました。今日参加していた学生は起業サークルだけでなく、日本酒をPRする団体や、イベント系のサークルなど様々なサークルに所属しており、それぞれの魅力や大変なことをお互いに話し合うなどして交流を深めました。私たちデリジェントの活動も他の学生から褒めていただき、頑張ってきたことが認められ誇らしい気持ちになりました。交流会の後はデリジェントメンバーで夕食を食べに行きました。

夕食での一枚

終わりに

今回のイベントでは、起業についての考え方などを学ぶとともに、今の大学生が何を考えてどういうことをしたいのかを知ることができ、とても充実したものになりました。TiB JAMさんはこのような活動を年間を通して複数回行っておりますので、興味を持たれた方はぜひ私たちと一緒に参加してみてはいかがでしょうか?

弊団体に興味を持っていただけた方は、ぜひ東京大学Diligent公式ホームページもご覧ください!
↓↓↓↓

https://innovation.ut-diligent2.com/

文責:副会長

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