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UTCの2021年の振り返りと2022年に向けて

2022年になりました!

私たちUTCメンバーも年末年始はしっかり休んで充電し、今年に控えたサービスの本格ローンチに向けてすでにフル稼働しています。

新年ということで、今回はそれぞれの「2021年の振り返り」と「2022年の抱負」についてお話してもらいました。

UTCにとって、2021年はどんな1年だった?
今みんなはどんなことを考えている?
今後の事業展開は?

1人ひとりの個性が出ていて、雰囲気もよくわかるような回答が集まりました。

Q1.2021年、がんばったことは?

菅原:車椅子ユーザー向けのIoT機器「ノルミル」の開発は、アスレチックトレーナー出身の自分にとって未知部分が多く、常に苦難の連続でした。
既存の訪問トレーニングに並行して、特許の出願、新しいセンシング技術のリサーチと開発、複数業者とのプロダクト開発、開発に伴うプロジェクトマネージメント、VCへのピッチなど非常に難易度が高いタスクが多く、人生の中で一番頑張った一年と胸を張って言えます。
スタートアップのイロハを学んだ非常に価値のある一年でした。

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渡部:特にコロナ禍になってから、少しの体調不良も起こさないという思いで、自身の身体ケアを行ってきました。
私が感染源になってはクライアントの回復を妨げてしまいます。少しでも安心してトレーニングを行なっていただくには、私が元気でいる事が大切でしたので、2021年は体調を崩さないという事を一つ目標にしていました。
また、2021年はビジネスでの様々なつながりが出来た年でもありました。トレーニング畑とは異なる分野へ挑戦しようとする反面、至らない点も多く、どうにか食らいつくべく勉強したり、ご教授いただいたり多くを学べた年でもありました。

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中村:UTCをもっと知ること!でした。
自分は2021年10月からUTCのメンバーに加わったのですが、車椅子やトレーニングに関する知識がほぼゼロの状態でした。
まずは車椅子に乗っている方々がどのようにして生活をされているのか、そしてUTCはそのような方々に対してどのように寄り添っていくことができるのか、ということを考えることから始めました。

今中:自社の採用ページの構築、採用人事についてのサービスや企画のリサーチなど、これまで医療系の仕事を中心にやってきた私にはあまり馴染みがなかった領域の業務にも多数チャレンジさせてもらいました。代表の菅原さんからはスタートアップやビジネスに関する本をたくさんお借りし、UTCでの仕事や読書を通してとても視野が広がった1年でした。

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Q2.2021年、一番の思い出は?

菅原:2021年は数々の出来事があり、個々のイベントどれも印象深いですが、それらが積み重なってできたのが、開発を進めてきた「ノルミル」です。
この試作品が完成するまでには本当に多くの苦難やトラブルがありました。
その中でもここまで到達することが出来たのはチームメンバーの努力と支えがあってこそです。
ゼロイチの開発は非常に難しいですが、これらを乗り越えた先に車椅子ユーザーにとってのイノベーションがあると思うとワクワクが止まりません。

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渡部:現在進めているプロダクトのハードの検品を狭い倉庫でひたすら何時間も行ったことが一番思い出に残っています。いい意味で。なぜなら、今後このプロダクトが広まり検品もフロー化され、スタッフも増えた時にきっといい思い出として蘇るだろう確信しているからです。
このようにベンチャー企業らしく、今いる人員で手分けしてひたすらプロジェクトを前に勧めていく事は、病院で勤めていた時代を思うと絶対に経験できない貴重ことだなと思います。

中村:入社すぐ、代表の菅原の提案で車椅子を自分で運転をしたことです。
今までに乗ったことのない車椅子で、事務所から駅に行き、電車に乗り…という普段はなんとなくこなしている距離でした。
ですが、いざ車椅子に乗って移動してみると些細な段差や坂道が本当に怖く感じました。後ろに派手にこけかけた時は本当にゾッとしました。
この経験は、車椅子での生活に関する考えが大きく変わるきっかけとなりました。

今中:社会見学としてみんなで行った「佐藤可士和展」。日本を代表するクリエイティブディレクター・佐藤可士和氏が手がけたさまざまなロゴやパッケージデザインを、ご本人による音声解説を聴きながらじっくり見て周りました。会場を出たあと、お互い印象的だった展示についてそれぞれの感想をシェアするとまた新たな気づきがあり、ひとりで楽しむよりも何倍も実りのある1日となりました。
このイベントは中村さんが入社される前だったので、今年もまた何かクリエイティブなアクティビティを企画したいですね。

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Q3.2021年に嬉しかったことは?

菅原:嬉しかった事は参画してくれるメンバーが徐々に増えてきた事です。
この事業の意義や我々の思い描いている世界観に共感してくれ、一緒に手を取って事業を進めてくれているメンバーには日々感謝です。
早く事業を次のステージまで進め、創業メンバーにはこの事業に早期から関わっていた事を誇りに思ってもらえるようにしたいです。

渡部:1番はなんと言ってもUTCに新たなメンバーとして加わったスタッフの存在です。元々スキルや社会経験もあり、すぐにテキパキと業務をこなすだけでなく、自ら提案もしてくださるので、加わってくれてからビジネスがまた一段加速した感じです。
もう一つは、担当しているクライアント様がリハビリ目的で病院に一時入院する事になったのですが、その際に「病院に訪問してトレーニングできないか」と相談された時はトレーニングの価値を感じてくださり、トレーナーとして嬉しかったです。

中村:ミシンの使い方を覚えたことです笑
プロジェクトを進めていく上で裁縫の知識が必要となり、小学校の家庭科以来のミシンがけで裁縫をしました。まさか仕事で裁縫をすることになるとは思ってもいませんでしたが、楽しかったです。いずれ子供にも何か縫ってあげることができればと思います。

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今中:自社サイトや求人広告から、複数のお問い合わせをいただいたことです。私たちの取り組みに関心を持ってもらえるきっかけ作りに貢献できたとしたら、とても嬉しく思います。

Q4.2022年はこんな1年にする!

菅原:今年の目標は偶然の出会いを大切にし、仲間を集め、新たなステージへ進むことです。
そして現在開発している「ノルミル」リリースを達成し、車椅子生活でヘルスケア全般(運動管理、姿勢ケア、褥瘡ケア、身体機能向上等)に困っている人の悩みを解決したいと思っています。

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渡部:関東県外の遠方の車椅子ユーザーでも我々の培ってきた技術や経験を活かして生活のサポートができる体制を整えて行くことです。車椅子ユーザーがもっと社会に溶け込み特別ではなくなり、仕事や趣味、食事を含め今よりも生活に不便を感じにくくなる社会に変えていけるほど社会的にインパクトのある会社にしたいです。
また、理学療法士の可能性を広げる役割も担っていきたいと考えています。理学療法士という職業は病院やクリニックなど医療業界の中だけでなく、一般社会でも活躍の機会が十分にある職種です。私が実際に医療業界を飛び出して早10年が立ちますが、当時に比べ理学療法士のバックグラウンドを持ち社会で活躍している方が増えてきています。しかし、まだまだ活躍の場が少なく力を持て余している方が多くいるのでは無いかとも感じています。「医療業界だけでなく、スタートアップを経験してなにか社会にインパクトを残したい」そんな熱い思いを持った方が働きたくなるような魅力ある会社にしていきたいです。

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中村:UTCにより深く関わっていくことができればと思います。
メンバーである皆さんは流石プロ。知識や技術も豊富で本当に勉強になることがたくさんあります。そして常にアップデートされ続けています。
そのような方々と一緒に仕事ができるので、常に刺激を受けることができます。
クライアントの皆さまは勿論、そしてそんなUTCの皆さんの支えになることができるよう、更なるお手伝いができればと思います。

今中:今年はより多くの素晴らしい仲間と出会い、UTCの事業拡大をさらに加速させていきたいです!

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いかがでしたか?
UTCの「いま」が、ぎゅっと凝縮されたようなインタビューとなりました。

1年後の年末年始に同じく振り返りをしたら、きっと今とは全く違う景色が広がっていることを想像すると、とてもわくわくします。まだまだ乗り越えないといけない課題はたくさんありますが、一人では実現できないこともこのチームでなら必ず成し遂げられると自負しております。


UTCでは、私たちのビジョンに共感し、力を貸してくれる仲間を募集しています。少しでもUTCの取り組みが気になった方、まずは話を聞いてみたい!という方は、以下のリンクのページ下にあるボタンから「カジュアル面談」にエントリーができます。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。




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