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20191122函館ARARA

函館ARARA
オープン記念イベント

2019.11.22
1.ひかり
2.世界はまわる
3.aimai
4.ひだまりの丘に
5.ふぁいと

en.フラッシュバックメロディララ/泉山亮太

店長かとぺさんのはからいでこのメンバーで今回わたし出番最後でした。このメンバーでゆりなちゃんが最後にやるのが意味あると思うよと。わたしがたくさん影響を受けたものすごい先輩たちの中で、トリなんてほんまに気絶ものでした。リハも、楽屋も、ライブもなんだか不思議な緊張感があって、みんなこの日を大切にしているような、胸が熱くなるような、とてもいい夜でした。わたしも、先輩たちがいいバトンを繋いでくれたおかげで、集中していいライブができた。とても久しぶりの感覚でした。

ライブでも言ったけど本当にこんな日を待ちわびてました。

トップから研ぎ澄まされた熱いロックンロールを見せてくれた野坂祐太朗さん、ありのままであったかくて超いけてる中年の先輩カワベシンゴさん、久しぶりにお会いした室蘭からKENTOさん、キラキラした瞳で美しい歌声「五月」という曲で涙が出ました堀木光太郎さん、初めて感動したあのときのまま、まっすぐで熱くて冷たくて優しいワタナベシンゴさん、ありがとうございました。新曲褒めてもらって嬉しかったな。新曲がかっこいいのがロックバンドの最低条件みたいたとこあるよねって言ってた気がする。この日、先輩たちみんな新曲が最高だった。いつもそう。この大好きな先輩たちはいつだって、絶えず変わらずに、さらにカッコよく変わっているから大好きなんです。函館の先輩はそういう人が本当に多い。本当に出会えてよかったな、宝物だな、と思えた夜でした。

そんな大切な夜を作ってくれた新星函館ARARAと、その日に居合わせてくれたお客さん、本当にありがとうございました。


よくよく考えてみたらさ、今年1・2・3月は函館にいたけどほぼほぼ引きこもって住み込みバイトしながら曲作りしてたし、4・5・6・7月はライブ活動もしてたけど、バイトと音楽で休む時間なくエナジーすり減らしすぎて色々ボロボロなまま走ってたし、8・9・10月はぶっ壊れてぶっ倒れて自分でコントロールが不可能になってたし、そんでもって実家に帰ってきて11月やっとまた「人間」を一からはじめられそうな気持ちになってきたところ。正直自分のことでいっぱいいっぱいで周りに目を向けられなかった。周りに目を向けても、自分の情けなさが際立って、比べてしまって落ち込むから、なるべく周りを見ないようにしたし、人にもなかなか会えなかったし、連絡のやり取りも最低限でほとんどできなかった。自分にとってはとても苦しい1年だった。見守ってくれてる人に申し訳ない気持ちで、でもそれどころじゃなくてね、自分の中の壁がデカすぎた。いろんな失敗をしながらどんどん自信もすり減らしながら、乗り越える方法を探してました。

だけど、10月1ヶ月間仕事やめて休んでみて、11月バイトをはじめて、ようやっとまた大事なことに気がついてきた気がしていてね。

コーヒーのバイトをはじめたんだけど、音楽もコーヒーのように一人一人に手渡して美味しいコーヒーを届けるように心を込めて歌を届けるんだって思えるようになってきたんです。美味しかったなぁって喜んでもらいたい。そして、聞いてくれる人がいてこそ、その人の中でなにかストーリーがはじまるんだっていうのもやっと思えた。手当たり次第に電話をかけて営業して、契約取れたらそれっきり。みたいなコールセンターの仕事は、わたしにとっては心が喜ばなくて、ずっと自分のありたい姿と反していたのに頑張っちゃったからぶっ壊れたんだなぁと、やっとわかった。やっぱり、続いていくものが大事だよね。

それもあって今回久しぶりに最近会ってない人へ、ライブ来ませんか?と函館のともだちにメールを送りました。送れました。送りたくても送れなかった、いままで。忙しいところ迷惑だったかもしれない。だけどほとんどの人がお返事をくれて、メールを送った1/3位のかたがみにきてくださった。時間を空けて、チケット代を払ってみにきてくれるということかけがえのないことだと改めて考え直して、必死に練習した。心を込めて集中して歌えました。このメンバーのこの夜に、久しぶりに見てもらえて嬉しかった。去年の日本一周帰ってきた時函館あうん堂でツアーファイナル、堀木さん野坂さんカワベさんの六郎出てもらったので、1年くらいでまた一緒にやれたんだけど、なんだか、ほんとうにひさびさに納得いくもの出来ました。シンゴさんも昨年混ぜてくれた、ツアー函館編COCOAぶり。

会いたい人たちがいるというのは生きる希望だなと思った。一緒にライブやりたい人もたくさんいるし、それを今まで私のうたええやんって思ってくれた人にも見に来て欲しい。

うちあげまで、みんないい顔してて、いいよるでした。

どうせわたしの歌は需要がないから。とか。そんなネガティブなことしか考えられなくなってたけど、需要があるないは続けてついてくるもんで、ただいまは、ただいい曲作って、いいライブを続けて、胸を張ってこの日みたいな夜を刻んでいきたいと思えるようになってきたね。きっともっと魔物みたいに緊張するステージはやってくると思うからね。既に今年決まってるのもやばいです。

12/2 札幌Caffeine Oto会ワンマン
12/7 苫小牧ELLCUBE NOT WONK pre.
12/13 タテタカコさんツアー

12/2は自分というでかい怪物との真剣勝負今年ラストのワンマンだし、12/7.12/13は本当に尊敬するばけものみたいに強いアーティストとのイベント。

また、磨いていきたいと思います。

うつむくことだらけだったけど、その角度が少しずつ平行に近ずいている気がするし、空を見上げていい空やなぁと、ぼんやりできるようにもなってきた。楽しい嬉しいもある。というか、うつむくことはもうなくならないとおもうからさ、うまい具合に楽しんでバランスとってコントロールできるようにならなきゃだね。

(写真 1.2.3.4.6 はなさん )

函館ARARA これからも、こんな夜を繰り返してあたらしいストーリーが始まる場所でありますように。ライブハウスっていいなとおもった。じぶんの歌を歌うことって、赤裸々で丸裸でとても恥ずかしくて、だけどとてもかっこいいことだと思う。だからこそ、ライブハウスで出会った人と人が繋がったら、なかなか切れることなく、何度もそんな夜を重ねて深く太くなって行くのかもしれない。ファンもアーティストも。

これからも、末永くよろしくお願いします。


先週、一気にいろいろやらかしてひどく落ち込んでたんだけどさ、バッテリー上がったり、雪で車すべったり、犬のロックに噛まれたりね。だけど、ぐっとこらえてよく踏ん張ったと思うよ、まえだ。いいライブだったよ。まだまだやれるね。

汗も涙も、お花もケーキも美味しかったです。

そうそう、やってたバンドヨリ道注意報の友達がライブの日11/22いいふーふの日に結婚してね。みに来てくれたよ。バンドやってた時もたまに見に来てくれてた素敵な彼女さん。嬉しかったなあ。達者で、楽しくやろうね。

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