【Macユーザー向け】Open UTAUでデフォルト以外のエンジンを使えるようにする

はる(Hume)

2022年8月28日 18:04

はる（Hume）です。MacユーザーでもTIPSやfresampなどのエンジンを使用する方法がありましたので備忘録として残しておきます。
ターミナルとかコマンドとかよくわからない人（私含め）向けに丁寧に書いていきます。

Open UTAU公式サイト（https://github.com/stakira/OpenUtau/wiki/Resamplers）にエンジンを使う方法が載っていましたのでこの手順で進めていきます。

1.homebrewをインストールする

まず最初にターミナルを使ってhomebrewをインストールします。
ターミナルはLaunchpadで調べると出てきます。

こいつです。
このアプリを開くと

こんな感じウィンドウが出ます。
ここにhttps://brew.sh/index_jaに載っているコード(インストールのすぐ下)を貼り付けてenter
するとパスワードを聞いてくるのでログイン時のパスワードを入力してenter
自動でインストールされるので見守りましょう。

インストール方法はこちらの記事で詳しく解説されています
M1 Macを使っている方は要チェック

2.wine32on64をインストールする

次にwine32on64をインストールします。
ターミナルを開いて公式サイト掲載のコマンドを（こちら↓）を貼り付けてenter

brew tap gcenx/wine
brew install --cask --no-quarantine wine-crossover

自動でインストールされるので見守りましょう。

3.shファイルを実行できるように編集する

やってて一番意味わからなかったところです。
とりあえずOpen UTAUリリースページ（https://github.com/stakira/OpenUtau/wiki/Resamplers）から「mac_additional.zip」をダウンロードします

zipを開くと moresampler.shというファイルになります。
これはエンジンを使うための指示書のようなものです。
これを各エンジンに対応させるために内容をちょっと編集します。

まず青線部分のディレクトリが合っているか確認します。

Finderメニューの移動→フォルダへ移動(shift ⌘ G)でウィンドウが出てくるので、/usr/local/binと入力してwine32on64の場所に移動します

ここに「wine32on64」というファイルがあるか探してみましょう。
…無いですね。でも「wine64」というファイルがありましたのでこれが使用できます。
先ほどの青線部分が間違ってると動かないので、「wine32on64」を「wine64」に書き換えます。

次にエンジン名を編集します
青マーカー部分を「エンジンが入ってるファイル名/エンジン名.exe」に変えます。
moresampler 0.8.4ならこのままでok
fresamp14なら「fresamp014/fresamp14.exe」、tn_fndsなら「tn_fnds009/tn_fnds.exe」というようにファイル名を見て書き換えます。