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時空を経た父との邂逅(その1)

父との歴史
(写真は若き日の父)
父はもう亡くなっていますが、

思えば、私の人生はほとんどが「父への反逆」でしかありませんでした。

幼い頃から権威的な父が大嫌いでムカついてました。
父は従順な姉を気に入って従わない私のことは嫌いなんだ、と思ってました。

早くこの家から出てやる!
あいつをぎゃふんと言わせてやる!
そんな気持ちを抱き、生きてきました。

途中まで演じた「良い子」が何のメリットもない、とわかるとその真逆をやるようになり。
不良と化していく私に悩み頭を抱える家族を「ざまあみろ」と思っていました。
みんなが本当の自分を生きていないし、嘘っぱちだ、と感じていました。
愛がない、と思ってました。

しかし、自分も家庭を持ち子育てをするうちに、両親の愛情に気がついて関係性も良い方向に変わっていきました。
表面的には何の問題もない、離れて住んでいたので会った際にはニコニコ過ごせ、父が亡くなる晩年には色んな話がじっくり聞け父という人間を理解でき「尊敬する父」というところで物語が終わっていたのです。

ところが、スピリチュアルな学びを進めると
「両親との関係性」を見直すところに行きついて
ワークをすると、幼い頃からの怒りや悲しみがどんどん出てきました。

子供の私は「傷ついた!ひどい扱いを受けた!」と怒りが収まっていなかったのです。
感情に気がついて解放、その先には両親を許す、感謝、みたいなルートで、気づいた分、効果がありました。
数年前に受けた大石校長の「思考の学校」というメソッドでは、さらに潜在意識の奥を知りました。
「不当な扱いを受けた」というのは幼い自分の「愛情の勘違い」
実は愛情深い素晴らしい両親に育てられていた事実に気づいていきました。
逆にいかに自分が両親を見下したり下僕のように扱っていたか、ということに気づき、うなだれました。
ああ、父との闘いも終了したのだ、と感じました。
父親との関係性は主に経済面に影響を及ぼすのですが、その思考の見直しの時に私は今取り組んでいる新しい事業に出会いました。

ところが、もう終わった闘いには最終章が用意されていました。

(続く)


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