自分を知る、ということ

就職活動が始まる頃、急にやたらと「自己分析」という単語を聞きました。

でもわたしは就活のときに意識して自己分析というものをしたことはありません。なぜならば、大学に入った頃から私は自然と自己を向き合うようになり、就活が始まる頃には自分の長所や短所をはっきりと言え、幸せを感じるポイントや大切にしている価値観などが定まったいたからです。

18のときにある本と出合いました。

「ゆたかな人生がはじまる シンプルリスト」というものです。

この本と出合ってから、人生観が固まったように思います。


何も難しいことは書いてありません。ひとつひとつ、自分を紐解いていくのです。


そして、何も本に書いてある通りに実践しなくてもよいのです。これはこの本に限らずどんな本にでも言えることですが、これなら自分にでもすぐできそうだな、とか、これは無理だけどこういうふうにしたらできそうだな、という感じでよいと思うのです。


たとえば「5分で出来ることは後回しにしないですぐやる」というものがありました。これを私は「3分でできることなら、私もすぐやろう」というものにして実践しています。


自己啓発本や偉人の名言など、いくら素晴らしいことが書かれてあっても、その通りに自分も出来るか・考えられるかというのは全く別問題なのです。

自分のキャパや頑張れ方を知っている人は強い、という話をツイッターで少ししたことがあります。


完璧主義の人に「少し力を抜きましょう」と言っても、完璧主義の人はその力の抜き方が分からないので、力を抜くためにあれこれ考え余計ストレスを感じたりします。完璧にやることにやりがいを感じている人に、そのようなアドバイスは不要なわけです。しかし自分でそのことを理解していないと、「あぁ、私、完璧にやりすぎているのか!力を抜くことが大切なんだ!」と、またそこに力を入れてしまうのです。


頑張り方、頑張れ方は本当に人それぞれです。

それを自分で知っている人が無敵、とまでは思わないし、他人のアドバイスや本などから吸収することが無意味だという話ではなく、

自分のことをよく知っている人は強いな、と思うのです。


できない自分を卑下するのではなく、できる自分を作り出せばいいのです。

どんな小さなことでもその土台があれば、いろんなことへの対応力が高まります。


自分がどんなことに喜びを見出して幸せを感じ、どうなったときどうなるのかなどをだいたいでもなんとなくでも知っている、理解していると、非常に生き易いのではないかと思うのです。


そういう話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?