飛んでいった種
忙しいというわけでもないし、たとえ忙しくても忙しいという言葉は使いたくないのだけど、やりたいことや気にかけてることになかなか手が出せなくて。
もどかしさを感じていたら、風が強く飛んでいったひとつの種。
頭の片隅にはいつもいたのに、
どこかで芽が出て、きれいな花を咲かすのでしょう。花が咲くのを身近で見れたらよかったけれど。
街灯に照らされたあの青いベンチを思い浮かべながら。あの時と同じように僕はたばこに火をつける。
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忙しいというわけでもないし、たとえ忙しくても忙しいという言葉は使いたくないのだけど、やりたいことや気にかけてることになかなか手が出せなくて。
もどかしさを感じていたら、風が強く飛んでいったひとつの種。
頭の片隅にはいつもいたのに、
どこかで芽が出て、きれいな花を咲かすのでしょう。花が咲くのを身近で見れたらよかったけれど。
街灯に照らされたあの青いベンチを思い浮かべながら。あの時と同じように僕はたばこに火をつける。
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