久しぶりに演劇を見た話
演劇部に所属する他校の友人の招待を受けて、地元の小劇場に出向いた。小劇場に行くのは中学生時代のピアノの発表会ぶりで、今でも舞台袖の景色を思い出しては言いようのない興奮や緊張を思い起こすものだ。
友人は主役を貰っていると聞いて、いったいどんな役柄を演じるのだろうと期待に胸を躍らせ電車に揺られること数十分。記憶の中の景色より数回り小さく見える劇場で、自校の演劇部の人たちを見つけた。私も元演劇部の身であったので友達が多く、行かない手はないと駆け寄ったもののどうも居心地が悪い。あまり