うた

はじめまして! 読み応えあるお話を書けるようになりたいと思い、お試しでnoteをはじめ…

うた

はじめまして! 読み応えあるお話を書けるようになりたいと思い、お試しでnoteをはじめました。私を見つけた貴方も、是非お試し感覚で読んでくだされば嬉しいです。

最近の記事

久しぶりに演劇を見た話

演劇部に所属する他校の友人の招待を受けて、地元の小劇場に出向いた。小劇場に行くのは中学生時代のピアノの発表会ぶりで、今でも舞台袖の景色を思い出しては言いようのない興奮や緊張を思い起こすものだ。 友人は主役を貰っていると聞いて、いったいどんな役柄を演じるのだろうと期待に胸を躍らせ電車に揺られること数十分。記憶の中の景色より数回り小さく見える劇場で、自校の演劇部の人たちを見つけた。私も元演劇部の身であったので友達が多く、行かない手はないと駆け寄ったもののどうも居心地が悪い。あまり

    • 女子高生の死生観

      中学生時代の私には俗に言う「生きるモチベ」が無かった。 私はこのために生きている!これがあるから生きるのが楽しい!そう胸を張って言えるもの、とこれを定義した時、そんなものを持ち合わせてはいなかった。 推しはいた。しかし、当時の私にとって推しは生きるモチベというより、これが無くなった時が私が本当に死ぬときだ、と胸に秘めていた対象だった。その推しが30歳になるまでに死のうと思っている、と雑談で話していたのを聞いて、そんな大人がいるなら自分ももっと楽に生きて良いなと思ったものだ。い

      • 文章、それを通して思うこと

        小さい頃から、文章を書くことが好きだった。その代償に、私はいつもどこかひとりぼっちだった。 はじめての小説を小学1年生の時に書いた。そのあらすじをここに記してみることにする。 とある国一体に生息している魚「こいをう」は、見た目がグロテスクすぎるあまりに皆から忌み嫌われ駆除されてきた。皆というのは、国でいちばん大きな御屋敷に住むお嬢様の使用人達もだ。ところがそのお嬢様がある日、「こいをうがどうしても食べたいの」と強請る。いくらお嬢様の頼みでも、と使用人達は勿論首を振る。そんな

      久しぶりに演劇を見た話