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西村邸のこと

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2019年、奈良町にオープンした【西村邸】にまつわる、主宰 杉本雄太のエッセイです。
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記事一覧

春日大社の参道を走った日の夜は、いい小説が読みたくなる。

こんにちは。 西村邸の前を通る観光っぽい装いの方も、少しずつ多くなってきたかな…そんな折の梅雨入りで、また少し静かになりそうです。 もともと6月の奈良はイベントも少なく、落ち着くシーズンではあります。明るい夏に向けて、もうひとふんばりといったところでしょうか。 ぼく自身もまだまだ、西村邸の中にとどまって仕事をする日が続いていますが、天気がいい日の夕方には、東大寺の方まで30分ほどランニングに出ることにしています。トレーニングというか、身体をチューニングするような感覚でのラ

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映画の台詞が教えてくれる「本当に大切なもの」と歳を重ねること

こんにちは。5月も最後の週末です。 この気持ちのいい季節に、西村邸を多くの人に感じていただけなかったことは本当に残念ですが、変わらずここに在れば、来年またその日が来るでしょう。 さて私事ですが、今日2020年5月29日で34歳になりました。 友達には冗談めかして「22歳で精神年齢止まってるんだよね…」と言ったりしますが、そこからさらに一周り歳をとったことになります笑 身体の変化について言えば、それこそ20代の頃と変わった感じがありません。もう15年以上、体重の大きな増減

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西村邸裏庭を盛り上げてくれる、ゆかいな仲間たちを紹介します。

こんにちは。 今日は、先週書いた畑の話の続きをします。 育てているものの話がほとんど。初心者家庭菜園トークばかりになってしまうんですが…読んでくれるかな笑 「いいよ~」って人は、ゆっくりお楽しみくださいね。 1.ひもとうがらし 今回植えたメインはこれです。 聞いたことありますか?インゲンマメのような細い身をした、ししとう/ピーマンの仲間で、奈良の在来品種―伝統野菜です。 「何を育てようかな~」と「家庭菜園 簡単」とかで検索しているときに、「ししとうが育てやすい」と

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感染症騒動のおかげで、宿屋は畑を始めることになりました

こんにちは。 前回の記事の最後に少し書きましたが、西村邸の裏庭で小さな畑を始めました。 裏庭はこれまで、改修の時につかった資材を置いていたりして、活用できていない最後の空間でした。 今回の感染症拡大による営業縮小で、時間ができて片づけを終えられたのと同時に、いろいろと思うところがあり、野菜づくりに挑戦してみたくなりました。 今週は「なぜ始めたのか」を少し書いていきますね。 まず一つに、“自給自足”に関心が向いたこと。 今回の混乱の初期、「いろいろな物資や食料の供給がスト

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ウイルスと地球と生きるために、やっぱりぼくは“数”を超えなくてはいけない

主要都市の緊急事態宣言が発令されてから3週間が経ちました。 マスクをして、家に篭って。インターネットには自由な世界が広がっているかと思いきや、そこにもやっぱりデマと同調圧力をブンブンに振り回している人がたくさんいて。何につけても息苦しい日々が続きますが、心身の健康は保てているでしょうか。健康第一です。 ぼくはもともと家にいること、人と会わないことが、そこまで苦にならないタイプなので、いたって平穏に過ごしています。 流行りのオンライン飲み会もしていない。そもそもお酒をほとん

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伝統を“預かる”ということ―『からむしのこえ』を観て

こんにちは。西村邸も自粛ムードの例に漏れず宿泊、飲食とものんびり(オブラートに包んだ表現)しております。 ただ、西村邸が大切にしたいことを実践し、伝えていくにはよい機会なのかもしれません。 今日は、そんなことにもつながる、映画の感想なんかを少し。ご自宅での寛ぎのお供になれば嬉しいです。 3月26日は木曜の定休日。西村邸のお庭造り以来お世話になっている土屋裕さん・美恵子さんご夫妻から、工房でひっそりと催された『からむしのこえ』という映画の上映会にお招きいただきました。福島

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花との暮らし方

こんにちは。文章を出すのは久しぶりです。 久しぶりになったのには理由があり…いま、かなりボリュームのあるインタビュー記事をまとめているところだからです。西村邸に関わったクリエイターさんにインタビューする企画【クラフトマンシップとの語らい】第3弾です。 いつも通り2本で8,000字くらいを目指していたのですが、下書きで15,000字くらいあって、くじけそうになりました…笑 ですが、いまのぼく自身にとっても、感じるところの多いインタビューだったので、なんとか書き上げることができ

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西村邸のもの選び

いま、改めて西村邸のシャンプーを選んでいます。昨年末のオープン時に仮で選んでいたものが、廃番になってしまうようで。 西村邸を見て「もの選びに、杉本さんのこだわり/センスを感じますね!」と褒めていただくことも多く恐縮してしまうのですが、実はぼく自身、ものを選ぶことにあまり慣れていません。 なぜかと考えれば、ミニマリスト体質だからだと思います。いわゆる雑貨的なもの、見るのは嫌いではないのですが、実際に選んで買う機会は、どんどん少なくなっています。実際に生活の中で使いましょう、

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「サスティナブル」を学ぶ

ぼくは勉強がとても苦手だ。なまじ「学歴」がいいので、「またまた~謙遜して!」とか言われることもあるんだけど、いや違うんや、勉強ってそういうことやないやろ?? ほんまに学ぶことが苦手。学ぶことが下手だし、意欲も薄い。その証拠?に、とてもとても恥ずかしながら、大学には6年通っています。ごめんなさい。 いかに学びの姿勢を身に着けるか、学ぶことを常態化するか、みたいなことを、ここ数年は考えていますが、考えているというか頭に浮かべているだけなので、やっぱりどう見ても勉強が苦手だ…。

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外から壁を塗ってもらえる、ありがたさ

じわじわとですが、宿泊・飲食以外でも、西村邸を使っていただく機会が増えてきました。 何度か書いていますが、宿泊には180日の民泊営業日数制限があり、飲食店はどこまでいってもレバレッジの効かない労働集約型産業なので、レンタルスペースやイベントでのご利用は、西村邸を育てていくという視点でも、必要不可欠です。 西村邸の準備期間が長かった分、いろんな方にお会いできたことも、少しずつつながってきており、日々小さな喜びを頂いています。 先週末に、お座敷を使って開催してくださった、【だ

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気の早い春支度

4月10日/11日に開催する、【器×食×奈良町屋 2020春】の参加受付を始めました。 西村邸のお座敷で、作家さんの器を手に取りながら、春を味わう料理を楽しみましょう、というイベントです。 10日の昼と、11日の昼/夜―計3回の開催。内容は基本的に変わらない予定なので、ご都合のよい時間帯をお選びください。 今日は、この準備のお話を少しだけ。 この企画は、2019年の、まだ「寒っ!」という言葉が口をついて出ない頃、むしろ「なんやかんや暑いですね。」と言いたくなるころから、

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「オーセンティック」を探して

あけましておめでとうございます。 2019年は、おかげさまで、西村邸門出の年となりました。営業は10月からの3ヶ月間だけでしたが、その間にも、いろいろなお客さまとの出合いがあり、これからに期待が膨らむ3ヶ月間でした。2020年も、よろしくお願いいたします。 ちなみに、5日(日)まで、カフェはお正月営業中です。お参りの道すがら、ごあいさつ回りの息抜きに、お立ち寄りください。 さて、2020年のテーマを、今回のタイトルにしました。 オーセンティック―Authenticという言葉

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砂を愛する人たちへ

ひとつ、信頼している媒体に、お知らせ―広告を出させていただくことにしました。 案内を送って、やはり一番最初にレスポンスをいただけ、「はぁ~~好き~~!」ってなりました。 そこから爆発的に集客できる媒体でないことは、今の段階でもわかっていますが、ぼくは何より、その場所と、読者の方を信頼しています。 先週、いろいろな方の、ご自身の事業・活動に関するプレゼンテーションを拝聴する機会がありました。 そこで改めて「自分のお客さんは誰なんだろう」という、基本中の基本ともいえる問いに、ひ

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輪郭線を引く

12月の半ば、初めて自分でプレスリリースをといつくるという経験をしました。WEBサイトのURLも載せたので、見てくれている方がいると嬉しいなぁ、と思いながら書いています。 お門違いかな、とも思いながら、女性ファッション誌にも送らせていただきました。「ライフスタイル」的な特集の流れで、「いま泊まりたい京都・奈良のホテル」みたいなのも、ファッション誌に掲載される時代です。 …「時代です」と言いましたが、ぼくが知らないだけで、ずいぶん前からそうだったのかもしれません。 『non-

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