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スポーツ選手も動画は必須!

最近は忙しくてできていませんが、
野球のピッチャーやハンドボールで投げるときに痛みがあるという
投球障害肩の選手を診察しています。

痛みにはいろいろな原因があります。

腱板損傷
SLAP損傷
腱板疎部損傷
上腕二頭筋長頭腱炎・・・

ただ、若いスポーツ選手の投球障害肩のようなオーバーユース障害はよほど重症化しない限りは手術が必要なことは少ないです。

僕が治療中の選手の中には腱板部分断裂の選手もいますが、だからといって、すぐに手術して腱板を縫いましょうとはなりません。

それ以上に大切なのは投球動作の改善です。


投球動作の繰り返しの中で腱板に負荷が集中し、傷んでしまったわけですから、そこを修復してもまた同じ投球動作を繰り返せば傷んでしまうわけですね。


そこで、投球動作の動画をスマートフォンで見せてもらったりしながらアドバイスしています。



ただ、なかなかアドバイスしようにも動画がイマイチ・・・
ということは少なくありません。

スマートフォンで誰もが動画を撮れる時代。

一億総ムービー時代・・・

は僕が勝手に言っているだけですが、そんな中でどういう動画を撮れば動作分析に役立つかというポイントをお伝えします。


●毎回、正確に2方向以上で撮影
投球動作であれば、真横、真後ろ、できれば真正面(キャッチャーの後ろ)
この3方向を、どれもナナメからにならないように撮像するということが大切です。

見る角度が違えば、よく見えたり、悪く見えたりと、動作分析に再現性が出ませんので角度は大切です。


フォーム改善の前後、つまりビフォーアフターを比較することが何より大事ですが、そのためにも毎回同じ角度で撮影することが必要です。

●動作分析用アプリを活用する

無料アプリだと、僕はこれを使っています。

Ubersense Coach: Slow Motion Video Analysis

【iOS】https://itunes.apple.com/jp/app/ubersense-coach-slow-motion/id470428362?mt=8
【Android】http://www.ubersense.com/android/

紹介記事はこちらです。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/198/198975/

次回は実際にどのように動作チェック、フォームチェックをしているのか?ということについて解説したいと思います。

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