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ロジカルでわかりやすい話し方

誰かに自分の思ったことを正確に伝えるのって難しいですよね。
どれだけ時間をついやしても、話し方次第でまるっきり伝わらないこともあります。

これは、どうすれば伝わるだろう?というコンテンツです。


伝えることって難しい

話す人の頭に浮かんでいることを言語化して言葉で発し、
それを聞いた相手が頭の中で再構築する。
わたしたちは無意識にやっていますが、「正確に」となるととてもむずかしいです。

試しに、適当に1枚の写真を選び、誰かに言葉だけで説明してみましょう。
そして、聞いた内容を絵に描いてもらいます。

…如何に伝わっていないかがわかります。
正確に伝えるって難しいですね。

自分の言語化の未熟さ知ることになります。


伝わらないことを知る

実際に試してみると、超能力のテレパシーがどれほどすばらしいものかがわかります。
しかし、多くの人はテレパシーを使うことはできません。
やはり、わたしたちは「どう言語化するか」を学ぶほうが良さそうです。

もちろん、言語化といっていますが
図解や音など複数のメディアを使うなということではありません。

より誤解なく伝えるためや、より印象深く残すために
図解や音はとても役立つと思っています。
ただ、これはまた別のお話。今回はあくまでも言葉で伝える部分のみとしています。


昔どこかの偉い人が言いました。

『伝わらないのは伝える側の責任

ということは、
相手は関係なく、伝える側のやり方次第で伝わる
ということが言えます。


どうすれば伝わるかな?

仕事の話をするときにだらだらと永い話に付き合いたくないですよね。
相手も同じです。忙しい人ならなおさら。

ようするに、なに言いたいの?

と。

すごくかんたんで、知っているはずなのにやっていないこと。
それは

『結論から話す


では、<伝える>ための構成を組み立てていきます。

1・最終的に伝えたいこと(結論)
2・なんでそう考えたのか(理由)
3・なぜならば(事例等で理由の裏付け)
4・締めのお言葉

※ 2〜3を繰り返す。持ち時間によって調整すればOK

とりあえず、このくらい気楽に考えれば良いと思います。
「あたりまえじゃん」と思うかもしれませんが、意外とやっていないです。
知識としては持っていることなのにね。
※ 高度に学びたい場合、 [PREP法] 等があります。


STEP1・「結論」を決める

相手が存在するコミュニケーションなので、
伝えることで、相手がどう理解・納得するか。どう行動を促すか。
が最終目標です。

いざ伝え始めたとして、
最初の「結論」の時点で決裂するのであれば、
話のテーマそのものに問題があるのかもしれません。
例えば、相手が聞きたくないテーマだったり
そのテーマに関してまるっきり予備知識がなく意図的に避けようとしていたり。

こんなとき、どうすればいいんですかね?
逆に教えてほしいです。(仕事で今まさにそんな感じなので)


注意したいのは、

結論は、「自分が言いたいこと」ではなく
「相手が聞きたいこと」であること。

飲み屋でのグチとかね、延々話しちゃうあれは「自分が言いたいこと」です。みんな本当は聞きたくないんだぜ。友達だから聞くけどさ。


STEP2・どの「理由」を伝えるか決める

まずは、STEP1で決めた結論に至るための「理由」がたくさんあると思います。
いったん箇条書きで全部出しましょう。
ここで箇条書きにすることで
「その理由を人に伝えるレベルまで自分が理解しているか」
の判断になります。

自分でもよくわかっていないことを短い文章にはできません。


次に、理由をランキングします。

相手に刺さる「理由」ランキングTOP xx!

自分が望んでいたのはこれだ!と思う説明しか相手は聞きたくないです。

ですので、このランキングを決めるためには、
相手の状況を可能な限り把握し、相手が求めるものを理解します。
聞ける相手なら聞いてしまったほうがズレがなくて良いです。

例えば、ITソリューションの説明でよくあるのが、
お客さまの商売内容そっちのけで、自分とこの製品で使える機能を延々と話しちゃう営業。
…聞きたくないですよね。


STEP3・「理由の裏付け」を集める

理由には、相手が納得するための裏付けが必要です。

ITソリューションであれば具体的な導入事例だったり、
過去の蓄積データからの分析結果だったり。


『人は理解して納得しないと動かない

と、昔だれかに聞きました。誰かは覚えていませんが心に残ってます。

目的(決断してもらう/行動してもらう)を達成するためには、
「理由」に納得してもらうための情報が必要です。

また、予め「理由と裏付け」を集めておくことは、
なにかしら質問された場合に対応するための準備としても役立ちます。


またもやITソリューションの話ですが、

「その導入でどんな問題を解決したのか。どう解決したのか」
をまるっきり伝えていない事例をよく見かけます。

お客さまに合わせた「理由」もないしその「裏付け」ももちろんない。
いったいこれで何を決断しろというのか。。。
いや、これソリューション事例なんだからさ。。。と思う。


STEP4・締めのお言葉

STEP1〜3で、「結論」「理由」「理由の裏付け」を作ってしまえば
あとは相手の様子を伺いつつ順番に伝えていくだけです。

話の内容はすべて決まっているし、質問にも対応できます。

ロジカルでわかりやすい説明ができ、
相手には「こいつできるな!」と認識されることでしょう。


まとめ

人に何かを伝えるとき、
ややこしいことでも分解することで考えやすくなるし、伝わりやすくなります。

分解のしかたを覚えてしまえば、とりあえず<伝える>ための壁が一つ消えます。
壁は「相手が何を望んでいるのかを知る」とかね、いろいろ続くので学びは続きます。



最後に

くれぐれも家庭内でロジカルな話し方はしないようにご注意ください。
家庭内で求められるのは「共感」です。
相手の悩みをスパッと解決するような会話は求められていませんので。。。


ここまで読んでいただいてありがとうございます。
ツッコミ、教えてやるぜ!、なんでもコメントいただければ幸いです。

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