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いい企画はすべて、「一語一絵」で象徴化できる。

京都造形芸術大学情報デザイン学科《福井崇人ラボ》での企画力の講義は、広告企画からPR企画へ。こちらも実習メインで、一語一絵、いかにワンビジュアル・ワンコピーで象徴化できるかをひたすら鍛錬してもらってます。 

実際、私の仕事であるブランディングやプロモーションの現場でも、広告よりPRの割合が増えてます。いいニュースがあればSNSで拡散するこの時代ならでは、というか、いいニュースをつくれない商品やサービスはもはや広告をしても売れない時代なのでは。とも感じます。 

今週は、この大学のOBであり前職後輩でもあるK君が「クリエイティブPRの発想法」をじぶんの事例とともにレクチャーしてくれたのですが、ここでもやはり、成功したPR事例はすべて一語一絵で表現できるものばかりでした。逆に、失敗事例は、一語一絵にまとめられなかったり、一語一絵にした時なんか腹落ちしなかったり。

なかなか3ヶ月ほどではマスターできないかもしれませんが、一語一絵メソッド(勝手にネーミングしてますが。笑)は、知ってて損は無い手法なので、学生たちは講義が終わっても、卒業してからも、ときどき、思い出してほしいなと思います。


一語:児童虐待防止でこどもが泣かない街へ
一絵:ハローキティが初めて涙を流す


一語:電撃パンチのダイキン空気清浄機
一絵:あの、ぴちょんくんがロボットに!?


ちなみに一語一絵という言葉は、レジェンドなコピーライター・真木準さんの著作名から拝借してます。真木さんの代表作といえば、「でっかいどう、北海道」ですかね。

こういう百年残るようなコピー、書きたいなぁ。

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