5/12の記録　担当:加州・三日月

加〉三日月。今日は何かやりたいことある？
三〉うむ…そうだなぁ。…そうだ。
　　そういえば主がてまりを持っていたはず。
加〉てまり？ああ。飾ってあるやつね。
　　でも、あれでなにをするの？

加〉ちょっと！てまりの方が大きいんだけど！
　　大丈夫なの？！
三〉なぁに、心配は無用だ。
　　いくぞ。はいっ！

加〉ちゃんと転がって来たけど、
無理しないでよ？

三〉気遣ってくれるか。やぁ嬉しいな。
加〉じゃいくよ。それっ。

〜コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ〜

加〉あ……

三〉・・・・・・・・
　　はっはっはっは……
　　いや、笑っている場合では無いか
加〉えー！！怪我っ！怪我してない？！
三〉うむ。怪我はして居ないのだが…
加〉だが？
三〉まだこの姿に慣れてなくてな。
　　起き上がれんのだ。

加〉・・・は？
　　分かったよお爺ちゃん。起こしてあげるから
三〉はっはっはっはっは。頼む。

加〉はい。問題解決ー。
三〉よきかな。よきかな。

加〉主の子に、お爺ちゃんと孫みたいって
　　笑われてるよ？
三〉まあ。そんなものだ。外れてはいないぞ
加〉えー。三日月の介護は嫌なんだけど。
三〉そう言うな。これからもよろしく頼むぞ
加〉えー。良いって言ってないって。
三〉はっはっはっはっは

加〉そうだ！
　　俺たちも新しいもちの紹介
　　頼まれてたんだった。早速呼んじゃうよ？
三〉あいわかった。

三〉おお。これは美味しそうな輪菓子だ。
ん？これが新しい仲間なのか？

加〉しっかりしてね。
　　ちゃんとお迎えしてるよ。
三〉すまんすまん。立派な大太刀が隠れていたな
蛍〉壊れたところに蛍が集まって修復した
　　っていう伝説があるから蛍丸ってね。
　　
　　なになに、このお菓子俺へのプレゼント？

加〉違いまーす。
　　今日は母の日ってやつだったから、主の子が
　　「好きなの選んで良いんだよ！」って
　　輪菓子屋に引っ張って行ったんだって。
三〉それは孝行ものだな。

加〉支払ったのは主だけどね

蛍〉え？どういうこと？
　　母の日なんだよね？
加〉気持ちが大切ってことかな。
三〉主が良いのであれば良い。
蛍〉ふーん。そんなもんか。
　　食べて良いんだよね？！

　　良いって！やったぁ！
加〉あっ、ずるい俺も！

三〉はっはっは。心が和むな。
　　では、今日の所はこれにて終いと致そう。
　　最後まで読了感謝しているぞ。