事態を理解するためにも「セクシー田中さん」を読む。（1/n）
「セクシー田中さん」の原作者である芦原妃名子先生が急逝されてしまいました。
心からご冥福をお祈りします。
お恥ずかしながら、私はこれまで先生と作品のことを存じ上げなかったため、ここ最近、SNSやニュースで目にする話題について知らないことが多すぎました。
そこで、まずは作品に触れてみたいと思ったのです。
原作「セクシー田中さん」を手にし、読みました。
そのことをまとめていきます。
複数回に分けてnoteに掲載する予定です。
経緯と動機：なぜ今「セクシー田中さん」を読もうと思ったのか
昨年10月から放送された「セクシー田中さん」というドラマ。
私は未見でしたが、このドラマについて年明けからどうも嫌で悲しくなるような話を耳にすることが多かったのです。
私が目にした「嫌で悲しくなるような話」は次のとおりです。
・ドラマの脚本家が、SNSを用いて原作者・芦原先生についてとんでもない事実誤認をつぶやいたこと。（当該エントリーを私も読みました）
・上記の脚本家を取り巻く方々によるいわれなき誹謗中傷じみた言葉たち。
（こちらもいくつかは、まとめておられた人のものを読みました。3名分）
さらに、最悪の事態が突然起きてしまいました。
・原作者の芦原妃名子先生が急逝されました・・・。
一連の流れを見ていた（外野にいた）私にとっては、到底信じがたい出来事ばかりでした。
「一体、これは何ごとなのだろうか・・・。」
それからは、芦原先生逝去の報を受けた漫画家やクリエイターの方々からの悲痛な叫び、ドラマ制作を行なった日テレや小学館へのバッシングをはじめ、おそらく「ドラマ化」という場面においてこれまで業界に潜んでいた問題やジレンマ、トラウマさえも荒れ狂う波のようにSNS上に噴出しているようにも見えます。
私は、事態の真相を私なりにこの目で見ておきたいと思いました。
そこで、まずは芦原先生が著された原作、
「セクシー田中さん」
を手に取り読んでみることにしました。
原作を入手するには：何を手にすればいいのか、調べてみた
現在、「セクシー田中さん」は、小学館Petit Comicフラワーコミックスαから1～7巻が発売されていて、最寄りの書店ではどれも売り切れでした。
小学館が紹介している各書店はどうか？というと、やはりほぼ売り切れ。
場合によっては、かろうじて在庫△となっている状態です。
では、Amazonは？
Amazonでは、1～6巻までは、
定価550円（10％税込み、本体価格500円）
で購入できるようでした。（2月10日現在）
そこで、Amazonで1〜6巻をポチッ。2日後に到着。
ただし、最新巻である7巻は3倍近い値段がつけられ販売されていました。
なんだか芦原先生にも失礼ではないかなと感じてしまい、コミックス7巻は、以下の小学館のeコミックストアで電子書籍として購入しました。
実は、時系列は少し狂うのですが、コミックスを購入する前にめちゃコミ（電子書籍サイト）で最新話まで2月9日に読み切っていました。
ただ、電子書籍では未掲載のエピソードがあるかもしれないと思って、コミックスを購入しようと考えたのでした。
ひとまず、これで「セクシー田中さん」のコミックスは全て入手できました。
コミックスと電子書籍と。不足なく電子化されているのか？
電子書籍で「セクシー田中さん」を読み終えたものの、
本当にコミックスに掲載されている分が電子化されているのでしょうか。
調べてみると・・・。
めちゃコミで公開されている「セクシー田中さん」の最新話は、
72話 第14幕の「失敗しにきたんです-5」
でした。
これは、コミックス（小学館の電子書籍、7巻）の終わりと全く同じ。
つまり、コミックスで購入しても、電子書籍で購入しても、どちらでも今は同じエピソードが読める、ということなのですね。
しかし、芦原先生は、雑誌「姉系プチデジタル1月号」に「セクシー田中さん」の連載をされていましたので、ここに最新話が掲載されているのかも？と思い、オンラインで1月号を購入して読みました。
！！！
ストーリーが盛り上がり、とてもいい個所で終わっていました・・・。
最新話でした。
このお話の流れは、起承転結でいえば、おそらく「転」に相当するクライマックスに突入したという感じでしょうか。
続きがとても気になります。
しかし、このお話しのエンディングがどうなるのかは、芦原先生のみぞ知るものだったようです・・・。
長くなりましたので、今回は、ここまでで。
次回、あらすじや感想を書きたいと思います。
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