(読書記録)読むと書く_井筒俊彦
前書き
読書中に理解が難しかった箇所と、その解釈のメモや、意味が分からなかった語句などを記録していきます。
読むと書く 慶應義塾大学出版会版 第4刷
自己の才智学識を深く隠して韜晦するには彼は余りに正直であり真面目であったし、又一方その頃の一般の軽佻浮華の風は衷心から社会のため宗教のために憂える正義の士たる彼に超然たる態度を取らせるには余りに甚だしかったのである。
引用文の強調箇所の意味が分からない。以下に新明解国語辞典と、ネット(主にgoo辞書)から意味を引用する。
韜晦(とうかい)…〔「韜」は隠す意、「晦」はくらます意〕自分の才能や本心を何か他の事で隠すこと。〔広義では、姿・行くえをくらます意にも用いられる〕
軽佻浮華で調べてもネットで検索出来なかったので、類語の軽佻浮薄の意味をgoo辞書より引用します。
軽佻浮薄…考えや行動などが軽はずみで、浮ついているさま。「佻」は「窕」とも書く。
衷心…心の奥底から本当にそう思うこと。
例文:「衷心からおわびいたします」、「衷心忸怩たるものがある〔=心の中で恥ずかしくてたまらない〕」
超然…普通の人なら何らかの興味をいだくような物事に全く感心を示さず、どうなっても(言われても)平気でいる様子だ。
例文:「時流に超然としている」
おわりに
調子が不安定なのであまり読めていません…。
読んで頂きありがとうございます。
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