豊かさって?
高校入試の小論文のテーマを今でも覚えている。
中学生ながらに、心の豊かさが大切だと書いた。
人生お金だけではないのだと。
昔からslowlifeへの憧れがある。
豆から挽いたコーヒーをベランダで飲み、
植物たちに水やりをする。
朝食は洋食ならトーストに卵やベーコン。
スープの日も。
和食なら土鍋で炊いた玄米ご飯に焼き鮭や納豆、味噌汁。
私にとっては今それが心の豊かさの象徴だ。
現実はというと、娘の食べ残した朝ごはんを食べ、バタバタと着替えて家を出る。
コンポストに前日の生ゴミを入れて、
植物への水やりだけは欠かさない。
子育てや住宅ローンなど生活のために往復4時間ほどを費やし、仕事に向かう。
仕事は1番不向きだと思っていたオフィスワークだ。
売上や、目標など数字ばかりの世界。
みんなどうしてこんなに取り組めるのか。
平日の夕食は祖母頼り。
毎夜、娘を寝かしつけるはずが自分が先に寝ている。
これで良いのかな?
自問自答するものの、抜け出す勇気が出ない。
安定した収入がなくなるのが怖いのだろう。
20代の頃はやりたい事があるとフットワークが軽く、怖いものは何もない。
といった行動派だった。
いつから守りに入るようになったのか。
1歩踏み出したいといつも心のどこかにある。
そんな風に思えてきた4月。
夢に向かって走っていたあの頃を思い出して、
少しずつ。
まずは下準備から。
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