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じゃない方のやつ。



こんにちは!まつやんです!


9月に入り、仙台は早くも風向きも秋っぽくなり始めました。


寒いと感じる日も増えてきたようにも感じます。



私のお伝えしてきたアイテムも、前回、前々回と中間期の気温の安定しない時期だったため、「パンツ」の提案が続いておりましたが、今回からはいよいよ「トップス」提案を始めていこうと思います。


皆さんは、今年の秋冬をイメージ出来ておりますでしょうか。


店頭や倉庫にも続々と秋冬商品も集まり始めているのですが、秋冬になってどのレベルのアウターを皆さんは今探しているでしょうか。

そういった面に関しては、もちろん人それぞれで、色んな考えをお持ちのお客様がいるわけなので、勧める側の私たちにとっては色々と考えさせられる時期ともいえます。

況してや性格的に私は、出し惜しみせずに早々にヘビーなアウターをご提案してしまうようなタイプなので、いっその事、この時期でも「ダウンジャケット」や 「ウールコート」とかをおすすめしたくなってしまうタイプの販売員なわけです。笑

したがって、このフィールドだけは、意識的に順を追ってご紹介できるよう心がけながらやっていけたらなと思っております。


さて、改まった話しをすると、まずブログを書くのにあたって自分が何を一番意識しているかという話しですが、私の場合「自分らしい商品とは何か」ということです。

自分勝手で申し訳ないのですが、まだブログというのを書き初めて間もない自分ですので、お客様の「ニーズ」に寄せ過ぎても私の場合少し違うのかなとも感じてしまいます。

商品を自分の中でうまく消化して文字に起こしてみて、それがたまたまブログを読んだという人に引っかかっていただけたのならそれだけで僕の場合嬉しいわけです。

古着の場合、新品と違う点としては「一点物」
というのが魅力なわけですが、逃して欲しくないとっておきの商品をこの場ではご紹介できたらなと思います。



今回も常日頃から探してる方は探してしまう、あのスペシャルアイテムをご紹介します。



本日ご紹介いたしますのは、

『M-51 fishtail mods parka』

です。





こちらはもう名作中の名作。笑

今回は1からやらさせていただきたく執筆しておりますので、「もう知っとるわ」っていう方は読まなくて大丈夫です。笑


まず、この手のパーカーは、「M-65」が大本命でしょう。テーマの通り、M-65じゃないい方という意味でした。

現在、M-65は現在の古着市場においては、無くてはならない地位の存在あるアイテムですので、この場で改めて私からはご紹介いたしません。


では、なぜM-51の方をご紹介したいか、というのが今回のポイントです。M-51には私が好む色んな要素が含まれているからです。


1950年代に米国軍用の防寒衣料として採用されていたM-51は、ミリタリーアイテムの枠を飛び越えて多くの服好きに愛されてきた名品。ファッションアイコンとしても多くの映画やドラマ、ミュージシャンなどにも今尚、使われ続けております。


有名どころだと「踊る大捜査線」の青島警部が来てたあのコートもM-51にあたるというのはもう有名な話し。邦画の例え話しだと急に身近に感じてしまい、少しイメージ悪く感じてしまいますので、洋画の話にしますね。笑

洋画であれば、私の好きな60年代に流行した「モッズカルチャー」を描いた『さらば青春の光』の映画にも度々、M-51は登場してきます。


※モッズのカルチャーに関しては、以前ブログにも掲載されていただいてるのでそちらも是非。
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モッズ集団の定番スタイルは、サイドベンツ仕様の細身の3ボタンスーツに細身ネクタイでタイドアップしたボタンダウンシャツ、もしくはフレッド・ペリーのポロシャツ、そしてアウターには、M-51をコーディネートしたものでした。

彼らは何よりも“スーツが汚れる”ことを嫌ったため、クラブへの移動にはエンジンがむき出しのモーターサイクルではなくスクーターを利用したといわれております。それがいずれ当たり前のスタイルとして定着していったそうです。何ともシュールな理由ですよね。笑


モッズ集団が一番世に影響をもたらしたのが、1960年代頃といわれております。その時代は主にロンドンにおいてミュージックカルチャーが爆発した時代ともいえます。デビュー当初は、ロッカーズスタイルであった「ビートルズ」「ローリングストーンズ」などのイギリスを代表するバンドですらもこのモッズブームに乗っかり、モッズスタイルでデビューをしています。この時代の流れを当たり前かのように世に浸透させたのも彼らの存在なしには語れないわけです。


M-51は、ヴィンテージのタイプが人気というだけでなく、たくさんのファッションブランドが復刻させたり、モディファイしたりしていることからも、このアイテムの普遍性やスタイリッシュさがお分かりいただけるかと思います。


恥ずかしいぐらい直球のブログですが、今までこうして文章に起こすことも私の場合あまりなかったので、良い機会になればと思って書いてます。


近年、M-51、M-65に関しましては、以前のイメージでの提案が非常に難しいぐらい相場の上がり幅になっている代表的な商品です。


ですので、今改めて認知してほしい。

というわけなのです。笑


着用STAFF 165cm 54kg


1953's "M-51" fishtail parka.

size : SMALL


今回入荷のタイプは、1953年製。

今回ご紹介しているM-51に関しては、当然のことながらM-65が出来るまでの期間しか製造されていないため、そもそも球数も少ない商品になります。今期の仕入れでも今のところこちら一点しかご用意できておりません。

色残りも良くコンディションも申し分ございません。

サイズも希少な「S」となっており、なかなか無い珍しいものになります。

モッズコートというのは、基本オーバーシルエットのサイズ感になるため、Sサイズとはいえ身長165cm(私くらい)〜180cmぐらいの方まで着用が可能になるのもおすすめなポイントです。

肩幅 : 55cm
身幅 : 67cm
着丈 : 104cm
袖丈 : 59cm

着用STAFF 165cm 54kg



所詮、私は『永久ヴィンテージ』といわれる、価値の下がらないこういった商品が好きなわけです。この辺りの商品もまた、全く入荷の無くなってしまう前にみなさんには頭の片隅にでも入れておいて欲しい、そういうアイテムになります。


私の場合、ひねくれ者なわけで流行ってしまうと、着るのを拒み始めるタイプなわけですが、M-65も今や人気すぎて欲しいけど買いづらいし、着づらいという方も多いのではないでしょうか。

もし、少しでも共感していただける方がいらっしゃるならば、是非M-51の方を手に取ってみてはいかがでしょう。













こちらは、9月19日(日)12:00より店頭とオンラインで同時販売となります。


是非、一度お試しください。



以上、まつやんでした。

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