窓越しの世界2020.9.4~10

みなさん、こんにちは。

昨日お知らせをしましたが、SNSを終了しました。
Twitterを始めたのが2009年頃だったので、もう10年以上ぶりにその土俵から降りました。

正直、しんどかったですね。
シンガーソングライターという顔は、僕のとても純度の高いアウトプットであり、社交性とはかけ離れています。それを混同してしまうSNSは本当に苦痛でした。

これまでも何度か辞めることを試みましたが、「この時代にそういう情報発信の場を失うことは怖かった。」ただそれだけです。

話は変わりますが、昨日、歌を歌っていて本当に素晴らしい体験をしました!これまでの苦労が嘘のように、声が思い通りにいくんです。

ある筋肉の操作だけなんですが、これが声帯の構造や仕組みに理に叶った作用をするということを見つけました。

例えば自転車のブレーキで説明すると。僕たちは、ブレーキハンドルを握ればブレーキがかかることを知っています。

でも、それを知らなかったとしたら?

自転車のブレーキパッドを直接手や足で押し付けたり、ブレーキのワイヤーを直接引っ張ったり、、そんな無謀なことをやらかさなければなりません。

僕のこれまでの歌唱方法は、そんな無謀さにも似たものでした。(でも、いい線まで行ってた)

そして今回、ブレーキハンドルを握るような簡潔さで、声帯をコントロールすることが可能になりました。

そして、それはこれまでに見たことも聞いたこともありません。
僕だけの発見です。

多分、SNSという思考の足かせを一つ外したことで、頭の中に新しい余白が生まれたんだと思います。

昨日のあの瞬間のひらめきが、これからの僕の歌にとって素晴らしいものであったと思えるのは、これまでの沢山の失敗や経験を知るからこそでしょう。

何かを極めるということは、本当に甘いものではない。
ただ、僕は自然に戻っただけだと思っています。

本当は何も考えずにできることのはずなのに、沢山の余計な知識が邪魔をして、どんどん自然な発声から遠くなるんです。

歌だけではないく、あらゆることに言えそうですが、

「僕たちは、壮大な遠回りをして、結局自然に戻る。」

ただそれだけ。

そして、音なんてものは、芸術の中で一番自然で、ありふれた現象。

それに調和したいと願うから、僕は声を整えたいと思うんだろうな。

昨日のことをもっと深掘りして、再現性を上げて、
きちんと人に伝えられるように、これからの日々を繋いでいこうと思います!

最後に、13日は下北沢で素晴らしい先輩たちとの共演です。
ぜひ目撃しにいらしてくださいね。

笹倉慎介

9/4【そんなところで暮らしたい】
9/5【仕方がないこと】
9/6【あの雨が残っている】
9/7【失望を重ねる人生】
9/8【同じような違い】
9/9【別次元】
9/10【音の中だけで】

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窓越しの世界2020.9.4~10

笹倉慎介/Shinsuke Sasakura

220円

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シンガーソングライター、文筆家。NHK Eテレで放送中の「2355」では、『顕微鏡で覗く世界』『小さな恋の物語』『球だから』等のヴォーカルを担当。noteのコンテンツ_歌声紀行~グラミー賞が獲れるまで~/世界はおやすみ/窓越しの世界/アルゴリズム/SasakuRadio!

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