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窓越しの世界 / 2020.1.24~30

みなさん、こんにちは。

 本日はお知らせがあります。

 埼玉県入間市にあるguzuri珈琲店並びにguzuri recording houseは、3月31日をもって現体制での営業を終了することになりました。
 突然のお知らせになってしまいましたが、残りの時間をどうぞよろしくお願いいたします。

 実は昨年の2月にguzuriは終わらせる予定でしたが、お隣の米軍ハウスに事務所を構える株式会社weが珈琲店の運営を引き継ぐこととなり、それならばと、僕はレコーディングの仕事をそこで続けることができていたわけです。

 今回、guzuri珈琲店の営業が終了するに伴い、4月以降の運営権が再び僕に舞い戻るわけですが、どうしようか画策しているところです。
 現状では建物の老朽化や、今後スタジオ運営するのであれば手直しが必要なところが多々あるため、このままやめてしまう考えもあります。

 しかしそんな折、老朽化したハウスの大改修の話が舞い込んできました。遅かれ早かれ、ハウスの改修工事は免れることはできないですし、大改修をするのであればいっその事、もっと素晴らしいスタジオにできるのではないかと思いました。

 あらかじめ予期していた時期よりも早くこのような状況になったため(ほんと先週のこと)残された時間はわずかですが、4月以降のguzuriを存続させるかどうかを、急ピッチで検討している状況です。

 まだまだ、どっちに転ぶか定かではありませんが、どちらにせよ、今のguzuriは3月いっぱいとなりますので、どうぞ宜しくおねがいいたします。

 この一年、guzuriの運営から離れ、自分と向き合うことに専念できたことはとてもいい機会でした。本来ならば、あそこにはもうguzuriはありません。
 この一年はまさにサドンデスのような時間でしたが、その時間も残りわずかです。


 昨年、僕はお店で使うための珈琲の焙煎やレコーディングがあるたびに入間へ足を運びましたが、改めてguzuriの良さを、外から実感することができました。

 こんな風にもう一度この場所で、新しいスタートのために画策しようとする気になっているのも、そんな1年間があったからかなと思うのです。
 ただ、今回のプランニングはかなり大規模なもので、正直実現するにはハードルが多いです。安定的に運営するためのスタジオのプランや、設備投資についてなど、問題が山積みです。やるならば、今よりも設備も居心地もよりよいものを作りたいですしね。

 繰り返しになりますが、まだまだ、どっちに転ぶか定かではありません。現状は身近な人たちに相談を始めています。
 まずはスタジオ設計のプロを探さなければなりません。一番の問題は、お金の工面。借入やクラウドファンディングも検討する必要があります。

 そして、そもそもそんなことを米軍ハウスの大家は許してくれるのか?
 先日、現状をお話しし、、さっきその返答が来ました。
 「諸条件が整えば可能」だということで、ダメだという事ではないようです。これまでも様々なこちらの要求に応じてくれた大家さんにも感謝です。

 さぁ、ここからその諸条件の協議も並行して行わなければなりません。

 さぁさぁ、忙しくなりますが、僕にできることなど、たかが知れています。
 今回ばかりは、友人知人、これまでguzuriを使ってくれたミュージシャン達に相談しながら、あの場所の行く末を考えてみようと思っています。

 さて、明日は仙台で演奏します。
 guzuriにも何度か来てくれている伊藤克広くんもギターで参加してくれます。思い出話でもしながらいい夜にしたいです。
 
 今週は怒涛の1週間でしたが、気持ちは落ち着いています。窓越しの世界も、いつも通りです。

 どうぞよろしくお願いいたします!

 笹倉慎介

1/24【余裕を必要とする街】
1/25【必要ではないもの】
1/26【土台】
1/27【飽和した空】
1/28【雪のなごり】
1/29【旅に出たみたい】
1/30【どう転んでも、大丈夫】
 

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