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窓越しの世界 2021.3.25~4.3

3/25【脳も肉体】
体を休ませる為に一日中事務仕事。

とはいえ、頭は使う。

脳も肉体。別の疲れ。


3/26【深い眠り】
深い眠りにつくときの快楽は、これから死ぬのだと言われてもきっと怖くない。

そのまま消えてしまう。

それだけ。

3/27【いいね】
いいねと思う。

いいねと言い合える。

そんな時間を過ごせた。

3/28【月明かりが眩しすぎる】
太陽みたいに輝いた月が西の空に浮かんでいた。

明日は晴れるという。

月明かりが眩しすぎる。眠れないほどに。

3/29【埃まみれ】
午前中の湿った空気がみるみる乾いてゆく。

生乾きのジーパンも足を通したらすぐに乾いた。

たまには埃まみれになることも心地よい。

3/30【久しぶりの夜更かし】
ここしばらく22時には就寝していたから、まぶたが重い。

23時を回り、ミュージシャンが帰る。

一人になって、電源の入れていない冷蔵庫から缶ビールを一本取り出す。

久しぶりの夜更かし。

3/31【蕾が開くのを】
3月が終わる。

今年の3月は、12年前の3月みたいに、自分の蕾が開くのを確かに感じた。

レストランでランチを食べながら、季節が確かに動くのを実感していた。

4/1【お花見ドライブスルー】
有限こそ無限のdemoを録音。

夜になって、川沿いの道を自転車で隣町まで。

ところどころで桜が街灯に浮かび上がって、お花見ドライブスルー。

4/2【録りたての音楽と花見】
まだ明るいうちに公園へ出かけてサンドイッチを食べる。

鳩に一切れ与えると、次をくれと急かしてくる。

僕の手元から白い食パンが消えるまで、「次は無いよ」という言葉を伝えるすべは無かった。

スタジオ仕事を終えて、録りたての音楽と花見。

4/3【いい音楽になれば】
有限こそ無限のバンドレコーディング。

いくつかのアイディアがめぐるけど、人の心を掴むことは考えない。

自分の心を少し手放して、心を通わせる時間を作る。

いい音楽になれば、そこに心が集まる。

4/4【二つ】
海を見ること。

土の上を歩くこと。

この二つが、僕の中で湧き上がったこと。

4/5【凍て返しながら】
舞い戻る寒さの質も変わった。

それでもまだトトが布団に潜り込んできてくれるから嬉しい。

今年の四月はこれまでの全てが凝縮されていくような不思議さがある。

凍て返しながら春に向かってきたかのように。

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