窓越しの世界2021.1.21~23
1/21【耐えられる寒さ】
我が家の朝食は窓が開け放たれており、寒い。
まるでテラスにいるように寒い。
それから日が落ちて、ストーブに火を入れるまで、寒い。
耐えられる寒さが、一番寒い。
1/22【竹は】
手入れをされた竹藪がこんなにも美しいものだとは。
針葉樹に抱く憧れ、それとは違う。
竹は、そうだな、自分の中の美しさに気がついたとでも言えようか。
1/23【バッハの譜面だけ】
本屋へ行くと、固定された沢山の思考と出会える。
著者にとってはすでに過去のそれが、紙の上に定着している。
こちらとしては、動かないでいてくれるから捉えやすいが、変質が激しいこの時代に心を惹かれる本は限られてくる。
結局、レジまで僕の左手を離れなかったのは、バッハの譜面だけ。
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