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窓越しの世界 2020.12月第1週

目まぐるしく景色の変わる一週間が行った。

東京にスタジオを構えてもうすぐ半年。古いビルのワンフロアとの出会いが、僕の今の生活を決定づけた。

自宅のポストには、入間を引き上げるときに探していた長野とか山梨の別荘地のパンフレットがたまに放り込まれている。
そういう選択肢も確かにあったのだ。

今年の年越しも、何事もなければ東京でするのだろう。
近所の古い蕎麦屋へ行って、普段見ないテレビを押入れから出して紅白を見ながら新年を迎えるはずだ。

今週はようやく冬らしくなって、いよいよ年末を意識し始める。
今日は今年最後になるだろう珈琲の焙煎に出かけた。

ここ数日の曇り空のことを振り返ると、日差しに恵まれて幸運だった。
豊かな雑木林を歩くと、落ち葉の柔らかい感触がブーツ越しに伝わってくる。

落ち葉を踏みしめるその音が、肌に触れる風の冷たさとの対比で、なんとも暖かく聞こえた。

そう、その対比を感じると、僕の冬は始まる。

冬は冷たくて、暖かい。

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11/27【そのシーンに】
その光景は、10年?とかそれ以上?

今朝のエンジントラブルで.........

11/28【優しさの方が全然強い】
僕は優しい。その反面もある。

優しく.........

11/29【孤独を愛せるのは】
夜明け前の東京は美しかった。

おどろおどろしく立ち並ぶ黒いビルに灯る赤は、オームの攻撃色のようだが動かずにじっと.........

11/30【全てはタイミング】
自分の心の動きを見るようになった。

なぜ、僕の.........

12/1【ライティング次第】
朝日の角度が変わると、いつも通りの街の知らないところに光が当たる。

毎日通る道ですら.........

12/2【静かな水面】
ベンチに腰掛けると、水面に広がる小さな波紋の群れが見えて、それが雨だと気がつくまで5秒くらいあった。

広げたばかりの本を閉じて.........

12/3【冬の始まり】
自転車よりも徒歩を選ぶ季節になった。
スタジオまで歩けば.........


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