見出し画像

窓越しの世界 2021.6.25~7.1

6/25【よくやるなぁ】
代官山の夕暮れ。

たくさんの今と昔が積まれた本に触れる。

みんな、よくやるなぁと感心。

6/26【もしかして】
たまに無茶をするのだが、無茶をしているとおよそ思わぬ助け舟がある。

その類は、やってみないと分からないというやつで、決して無謀というわけではない。

多くの人が無謀だと諦めることに、別の角度からの「もしかして」をみているだけ。

6/27【マスクの向こうに】
あの横顔のシャッターが切られたときの景色を今も覚えている。

誰のことを考えていたのかもはっきりと。

マスクの向こうに気がつくとき。

6/28【夕方の公園】
夕方の公園で待ち合わせをする。

二つくらい仕事を終えて、陽が落ちそうな時間帯のベンチで飲むビール。

いつもより池の水が多くカモの親子の姿が見えない。

6/29【今でも】
大井町の地下ホームを過ぎる。

いつかの僕は確かにここから地上に上がって、夕方の住宅街を歩いた。

その刹那だけは今でも僕の宝物だ。

6/30【涙を流せない顔】
降りそうで降らない曇り空を不思議な気持ちで眺める。

青空でも雨が降るのに、この灰色の空からは何も落ちてこない。

涙を流せない顔を見ているよう。

7/1【何かを信じていられるか】
雨の朝。一つ曲のタネを生んだ。

正解とか不正解は問題ではない。

何を信じているか、でもなく。

何かを信じていられるか。

それが一番大切に思えた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?