窓越しの世界 2021.7.18~24
7/18【タネをまけばいい】
アートは余韻を生む。
エンタメは余韻を埋める。
それで云えば計算や知はエンタメになる。
生む前に埋められてしまうのであれば、タネをまけばいい。
7/19【指板の上で】
見えていたのだけれど
見えていなかったものが
見え始める
指板の上で。
7/20【やり過ごす手段】
暑さにへばり、重力のまま床に吸い付いたトト。
僕もたまりかねシャワーを浴びてベランダで夕涼みをする。
スマホを片手にエンタメに身を任せて思考を停止させるのもやり過ごす手段。
7/21【楽しそうな悲鳴】
LEDのランタンと子供達の声。
どうやら幼稚園で肝試しをしているらしい。
暗闇を管理しきれるのかと心配になるけれど、楽しそうな悲鳴があちこちで上がっている。
楽しそうな悲鳴。か。
7/22【この部屋の温暖化】
コンクリートの輻射熱が朝まで続く。
夜明け前、たまりかねてベランダへ出ると涼しい。
しばらく空を見上げていると衛星らしき光が一定の速度で空を横切った。
この部屋の温暖化はまるで地球の縮尺。
7/23【どちらが楽しみ?】
一つの選択をするとき、失うものがチラつく。
僕の中の天秤が左右に忙しなく揺れている。
どちらが楽しみ?
もう少し天秤に語りかけてみる。
7/24【まだ20代】
音の数字と気持ちが少しずつ足並みを揃えている。
音楽人生はまだ20代。
これから楽しくなるんだろうな。
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