鑑賞記録01 トラペジウム

はじめに

note自体久しぶりすぎて今まで以上の誤字脱字乱文にはなると思います
あくまで初見(に近い)感想です

きっかけ

X(旧Twitter)のFFさんがトラペジウムを鑑賞後すぐはまあ〜こんなもんか……的な感想を述べてたので見るかもしれないな……から見なくても良いやとまで思ってたところ日を追う事に何かに取り憑かれたかのようにトラペジウムを連呼するbotになるのを目撃、同時期に参加させて頂いてるdiscord鯖でも似たような事案が有りオタクが狂う何か特殊なクスリ成分が含まれてるのか?その真相を探るため我々(単独)は映画館へ向かった

感想

ずっとどこかモヤモヤしたものを抱えてるキャラクター達に引きずられるかのように見てるこっちもモヤモヤしたものを抱えたまま走り出したら最後、モヤモヤが昇華(消化)されて不思議な満足感のような疲労感のようなえも知れぬ謎の感覚に襲われながらスクリーンを後にしました

現時点ではこの映画が良いか悪いかの判断すらつけられないしつかないです
この気持ちにあえて近いものを挙げるならエヴァの旧劇ことAir/まごころを、君にの視聴感に近いのかもしれない
あと、初めて見た時の逆襲のシャアのような見る度に違う側面を見れるようなポテンシャルも感じました(逆シャアをほぼガンダム知らないまま見た変な人です)
なにか壮大なものを味わったようなそれでいてありきたりなアイドル系アニメ映画とも言える絶妙さが渾然一体となだれ込んで来て飲み込まれ身を削られた痛みすらもスパイスのように感じられました


感想 ネタバレ注意⚠️




曖昧にぼかした所を明確にしていこうと思う

原作が元乃木坂のメンバーという点はネットの感想でもチラホラ触れられていてあまり快く思えないところで妙な説得力とリアリティでぶん殴ってくるのが特徴
原作からなのかアニメ映画としての演出か分からないものの随所で納得のいく描写が入ることでアイドルアニメとして成立してる……いや、してしまってるからタチが悪い、本当に

まず唐突に始まって以降、主人公の東ゆうが全編を通して特別な存在ではないことを自覚しそれを前提として進むせいで若干暗いし影がつきまとう、アイドルアニメ……しかも人が光るとか言い出す女の子がずっと影が見えるってなんよこれ……
んで、開幕からいじられることを歯牙にもかけない強メンタルに加えてアイドルになるためにありとあらゆる手段を使うって決めてる覚悟してる人の強さと怖さを教えてくれる


いや、間違ってないけどさぁ……
もう少しこう手心というか……


何度でも言います、これはアイドルアニメです

さて、そんな怖い彼女の取った手段がなんでもない自分の周りを特別な人達で囲ってラベリングしてパッケージにして売り込めば上手くいくっていう手段
そのためのスカウトを県内の高校を巡ってやるというひたむきさと執念を序盤から見せつけてくれます
1人目は上手くないテニスをやってたお嬢様
2人目はロボット選手権で一躍時の人となった工学ガール
3人目は小学校の頃の幼なじみ???友達??

そこは言いきれよ!なんでそんなことも出来ねぇんだよ、こえーよ!!

と観客の心をえぐりに来ますがぼちぼち慣れてきました

メンバーが集まったら順番に活動を開始
ボランティアしてたら見栄えがいいだのテレビに見つけてもらうためにやるだのゆうの打算に次ぐ打算で瞬く間にスターダムを駆け上がる4人……この辺が妄想の部分なんでしょうけど全国のご当地アイドルとか地下アイドルとかならあながち間違いない気がしてくるのが怖いんですよね、推しの子とかもそういう展開でしたし

テレビに見つけてもらってコーナー貰ってデビュー……夢が叶う!やったぜ!!してるゆう
歌とダンスの特訓シーンやテレビの収録と充実していく日々とデビュー曲のライブシーン

最近のアイドルアニメ全然見れてなくてライブシーンこんなに良くなってるんだ……って感心してました
個人的にはもうちょい短くテンポ良くしてってなりました(クズ)

どんどんユニットがデカく人気になっていくことにご満悦のゆうとそれを尻目に不穏になる3人

3人のうち2人が実際に問題でどうにもならなくなるんですけどここの展開がま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しんどい
見てきたんか?ってなる 恐らく見てきてる
本編切り抜きの映像で公式が流してるシーンがこれか!とちょっと笑いました(笑っていいシーンじゃないです)

そしていよいよ他メンバーとゆうの確執が確実なものになったシーン
ゆうの持つアイドルへの偶像性と崇拝が今までの原動力だと言うこととそのために使われてきた部分を知らされて曇る3人とその3人を見て我に返るゆう
ここからクライマックスまで今までと別ベクトルできついですけどとことん落とすって意志を感じる中に嫌なリアリティが混ざるのがポイント
(この辺であ〜ゆうママが一番いい……ってなってます、優しさと包容力とメガネがいい)

長い時間をかけて何とか立ち直ってきたゆうの元へお世話になった人からの電話
どうやらデビュー曲がサントラに収録されるとの事でそれを伝えてくれたとか……
この人は不穏な割にずっと優しくていい人やったね
そしてサントラの発売日にいっぱい練習した丘の上に行くと集まる4人
なんかいい感じになって……

10年ぐらい経ってる

エピローグですね、みんななんかいい大人になっててキラキラしてるしエモい話して最後にゆうがいいこと言ってエンディングへ


なんかわかんねぇけどすっげえ感動した!

冒頭のぐちゃぐちゃの感情になります
感想とか言いながら覚えてること書きなぐってますけど許して

追記1(書き忘れてた部分)
高校生という自分では進めてるようで周りに進められているという作品を象徴する部分を演出って意味も感じられるほぼ全編に渡る電車移動いいよね……サントラの連絡のシーンでも上手く使われてたしあそこからホントの意味で自分で前に進めるようになったのかもしれない
ポジションとアクションでもそれぞれの個性と心境を表してたり芸コマな部分だと思う

まとめ

兎にも角にも心の弱い所にこそスポットライトを当て続けて
ゆうに代弁させているキラキラした世界、存在という世間のイメージのアイドルと
実態として1人の少女・女性として……人間としてのアイドル
その両面をぎゅっと濃縮して変な味付けをせずにそのままお出しされたような作品でした

有識者によると関連タグを見て回ったり時間が経つほどに味がするとの事でなにか思うことがあれば追記していきます


ここまで駄文にお付き合い頂きありがとうございました🙇‍♂️
相変わらず校閲してないので途中荒ぶってると思います


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