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兎がほざく その18

茶道の作法は、劇の振付のように、音楽の楽譜のように、一同の共演を可能にする。

生活行動の文様化。

茶釜の湯が途切れることのないよう柄杓で汲むたびに注ぎ足す。

忘れてならない所作は、作法として文様化されている。

これらは、かつて五年間の稽古で学んだことだ。

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