見出し画像

徳川美術館展「尾張徳川家の至宝」 @ あべのハルカス美術館


画像参照:あべのハルカス美術館


徳川美術館展「尾張徳川家の至宝」 @ あべのハルカス美術館
2024.4.27 - 6.23


徳川御三家のひとつ、尾張徳川家に伝わる大名道具の展示。
名古屋「徳川美術館」へ行かないと見ることができない、一級の品々が来阪。

徳川家の武具や調度品だけあって、当時の最高峰技術を惜しみなく使用。蒔絵ひとつでも繊細かつ精密。徳川美術館には単眼鏡が必須とわかっていたのに、持っていくのを忘れるという大失態。細かすぎで肉眼では見えない……。


小袖は絞りや金糸で生地全体に模様をつけ「反物だけでおいくら千万円しそう……こわくて着れない……」と金銭感覚が完全にバグる。さすが日本を統治していたお家柄。品々のレベルが桁違いというレベルではない。


武家の作法として必須だった「茶・能・香」の展示には「油滴天目」が来ていました。名古屋の徳川美術館でも拝見しましたが、やはり美しい茶碗。


今回、徳美は太っ腹・本気の貸し出しをされていて。

千代姫の婚礼調度「初音の調度」と、現存最古の「源氏物語絵巻」の絵巻(すべて国宝)が来ていました。

源氏物語は平安時代に作成されたものなので、作品保護のため展示期間は非常に短く、徳川美術館から出ることもめずらしい貴重な展示。


ありがとう徳美。


「名古屋まで行くことを考えたら安い」「私には学割がある」と思い、大幅に作品の入れ替えがある前期・後期ともに行きたかったのですが、どうにもこうにも時間がなくて前期しか行けなかった。

大学のことを考えると、これからも美術館・博物館の展示はギリギリ感しかないよなあ。できる限り行きたいけど、絞り込む必要はある。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?