これからを見据えて、足元を見て(2022/2#9)
これから書こうとしていることは、当たり前のことかもしれない。
収入額を確認する。残高を確認する。
私は時給であり、給与額は給料日の直前まで分からない。時給×勤務時間×出勤日数で計算をして、大雑把に収入額を想定する。この計算で出た数字からマイナス二万で予算を立てる。あえて少ない数字で想定する。
恥ずかしながら、控除額の計算が苦手で面倒くさいので、二万を引いたのはその控除額のつもりである。
固定費を算出する。
家賃のほか、支払額が分かっているものを算出する。ついでに「いつまでに支払わねばならないのか」も手帳に控える。
私の場合は手帳をダイアリーで代用しており、これは基本的に持ち歩かないので落とす心配がない。したがって支払予定日を書き込んでも困らない。(一応、紛失したとき個人情報が抜かれないよう、私にしか分からない程度のアバウトさで書き込んでいます)
しかし持ち歩く前提のサイズ感の手帳の場合は書き込む内容は少し対策した方がいいかもしれない。
この二つは次の給料日までを凌ぐのに使える金額を左右させるにもかかわらず、自分ではどうにもならない。入るお金を増やすには労働時間を増やさねばならない。支払い義務のある金額を減らすことは出来ない。
そもそも減らすとか分割とかの話はそのためにやったので、今の時点ではそれを減らすというよりこなす方向で考えなければならない。こうすれば払える、という前提で話したのは私だし、後になってやっぱり無理でした、なんて30年生きているのにそれはあまりにもあんまりだ。
労働時間を増やすことが出来るならばやれば良いと思うし、他の何かで稼げる算段があるならやってみれば良いと思う。あらゆるものを自己責任という言葉で片付けたいとは思わないが、実行したのは自分であるという事実は揺るがないものだ。
私はビジネスセンスというものがない。こういう場で稼げる人間ではないことを自覚しているし、それはやりたいこととは少し違う。ここで「有料記事を書く」ということは何らかの根拠や正確性がなければ出来ない。それはまだ先、可能性はあるけどいまではないと思う。
給料(概算)から、固定費を引いた金額。このお金で生き延びないといけない。
食費と日用品。あと交通費。
職場は弁当を購入できるが、当然私は弁当を持参することを選んだ。ご飯+野菜二種+お肉系二種。このうち、野菜一品とお肉のおかず二品は冷食を活用している。朝の早起きが苦手であることと、弁当向きの食材と調理に関する知識不足が理由だ。それでも、弁当にかかっているのは一食100円足らずだ。特に問題視することもないと思う。
あと、親父殿が米を送ってくれたのも幸いした。「福岡の米が食べたいです」とつたえたはずだが、なぜか届いたのは北の大地の米だった。……まあ、あって困るものではないし、主食であるので良しとする。他にも、前に書いた通りだが乾麺の類やインスタント、ワクチンの副反応に備えた備蓄が残っていたのでもしもの時にはこれらを活用するだろう。
ゲームの課金は止めた。まあ、これは当然である。
あと、予約していた歯科検診と心療内科もキャンセルした。この浮いた金額を足してもギリギリである。また、やはりというか少しばかり値上がりしていることを確認している。
基本的に、一度値が上がったものは下がらない。
自動販売機の飲料は、私が小学生だった時分は八十円で買えていた気がするが、それは今やごく限られた台でしか見られない。今は高いと二百三十円だ。(栄養ドリンク? だった気がする)
現代では情勢の影響も受けて、多くのものが値上がりしている。賃金は据え置きであることは想像に難くなく、これについてはもはや受け入れるほかはない。受け入れない選択をしたとして、それは結局散財の道に行くだろう。何が出来るというのか?
また、元々食べ物の好き嫌いはほとんどなく(ドリアン、マシュマロが苦手)、食べ物のアレルギーを持たない事も幸いした。私は実家では無賃家政婦だったこともあり、安い食材のアタリはつくし調理も出来る。裁縫が出来ればもう少し衣服を大切に出来たとは思う……(最初の玉結びが出来ない)。
無いものをねだる、他人の持ち物を欲しがる前に今の自分が持っているものに目を向ける。
必要な物を最小限に抑え、何が不要なのか、代替出来る物はあるかなどを考える。出来るなら移動も自転車を最大限活用し、交通費を抑える方向に持って行く。
この自転車に悲劇が起こった。
カバー写真:unsplash
撮影者:Takemaru Hirai
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