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BoGでVALORANTチームデスマッチ大会を開いてみた感想

みなさんこんばんは、うたぼっとです!

今日は私の誕生日です🎂

が!今回noteに書きたいのは自分の生い立ちなどではありません。
今日自分が主催をつとめているBoG-Bullet  of Gloriosa-という大会でVALORANTのチームデスマッチ大会を開催しました。
恐らく自分が知る限りチームデスマッチの賞金付き大会で全試合放送を行う大会はBoGが日本初なのではないか?と思われるのですが、皆さんに共有したいことが沢山あるのでこちらの記事を書かせていただきます。


まず今回noteを書いた理由としては、チームデスマッチ大会がまだあまり開かれていないこのタイミングで私がnoteを書くことにより、これからチームデスマッチ大会を開きたいと思っている皆さんの役に立つことが多いのではないかと思っています。
私自身元々VFTというVALORANT大会でも初期からプロデューサーをしていたため、参考になる部分があると思います。
あんまり難しい雰囲気で書きすぎたり横文字が多いと読む気失せると思うので、気軽に読んでもらえるようにカジュアルに書きました。
自分の感想と、他の運営やキャスターの意見も交えながら書こうと思いますので是非読んでいってください。



チームデスマッチ大会を開いてみた感想
一言で言うと運営めっちゃ疲れる。でも楽しい。大会運営初心者には向いていない。

まずチームデスマッチ大会を主催として開いてみた感想としては、大会進行に慣れていない人や決断力が低い人が多数のチームが参加するトーナメントをやろうとすると間違いなくグダる可能性は非常に高いと感じました。

その理由としては、

①タイムスケジュールをタイトにしすぎると選手の入れ替えが大変
②アタッカー・ディフェンダーの扱いが普段の試合とは違う
③1試合が10分程度と短いため、休憩時間が中々取れない
④混戦がずっと続くため、キャスターとオブザーバーと運営が大変

以上四つとなります。
もちろんこの四つにはメリットもありますので後ほど説明します。

①タイムスケジュールをタイトにしすぎると選手の入れ替えが大変
こちらは自分が実際にあえてタイトにしてみた結果ですね。
間隔がないことでスムーズではありますが、大会運営に慣れていない人がこれをやろうとすると中々難しいかもしれません。
選手が挨拶し終わったらすぐリムーブしなければいけないどころか、挨拶する暇もなく退室してもらわなければなりません。
BoGの放送ではあまり見せていないんですが、実は選手のみなさん試合終了後に挨拶されたり交流されたりします。
今回でいえば負けてしまったチームが強すぎるよ!!!と言ったり、ライブ見に行きます!!!!など、面白いやり取りが垣間見えました。
本気で放送に乗せたいくらいでしたw

私は選手間で煽り合うのを見たくは無いです。
負けてしまっても君たち強かったよ、ありがとう、絶対優勝してねと言っている選手たちを見て、ああ、ここまですっっっっっごい大変だったけど、今日大会開いてよかったなって心の底から思うのです。

なのでタイトにしすぎるとこのやり取りの時間を犠牲にしなければなりません。
優柔不断すぎるとこの決断が遅くなります。
意外にこれ主催側としては結構辛いです。なんならだいぶしんどいです。もっと選手間の交流が見たいのに。ぴえん。

一般的なカスタムマッチであれば、試合が長引いたり短くなる可能性もあるため、チャット時間もある程度余裕はあります。
そのため、VALORANTの大会運営に慣れていない人はまず一般のカスタムマッチである程度慣れてからの方が良いと感じました。

②アタッカー・ディフェンダーの扱いが普段の試合とは違う
まずアタッカーとディフェンダーに誰が入るかを決めなければいけないのですが、チームデスマッチも攻守チームを決めておいた方が無難です。
普段の試合の攻守とはちょっと違う扱いになりますが、チームとしての参加になるためバラバラでカスタムマッチに入らないように注意が必要です。
意外に油断しそうになりました。

③1試合が10分程度と短いため、休憩時間が中々取れない
ここが1番大変な部分でした。
試合開始から勝利まで1試合8分〜10分程度になります。
今回のBoGはランク帯が高い方が多かったのですが、10分あったらいい方なくらいにスピード感がある試合となりました。
恐らくですが、キルペースが早ければ早いほど試合終了も早くなるため、ランク帯の高い選手だけを集めた試合は相当なスピード感を求められます。
BoGのようにランク無制限にするよりも、ランク帯はバランスよくランク制限をした方がチームデスマッチは向いているかもしれません。
大会運営に慣れていない場合はランクのバランスも少し考えたほうがいいと思いました。(普段よりも一方的な試合が多すぎないように)

選手にとっては普段よりも短すぎる10分かもしれないのですが、運営からしたらもう試合が終わるの!?という感覚です。
この目線の違いと感覚の違いかなりエグいので、気をつけてください。

今回全試合Bo3で開催したのですが、休憩がまともに取れない状態で20分〜25分で試合終了になりますので、クリップを撮ってる暇なんかありゃしません。
試合間の休憩を長くするとグダりますし。
それでも今回選手の活躍をクリップにしたかったので、みんなで頑張って1試合につき一個はクリップが撮れるように協力し合いながらクリップをツイートしました。
普段感情の振れ幅がないディレクターの子が限界超えて実況がちいかわになっちゃったとかツイートしちゃうレベルです。
もはやあの時一番ちいかわ化してたのはディレクターだったかもしれません。

休憩時間がなさすぎると体力的に一気に疲れて運営陣全員ちいかわ化してしまうため、チームデスマッチ大会を開催するときにはもっと人員が必要だと感じました。※ちなみに今回は四人で運営しました。

最大4チーム全試合Bo3ならそこまで疲弊しないと思いますので、最初に試しに開いてみたい!という方はまず4チームから始めてみることをお勧めします。
それでも不安な方は一旦2チームで3試合をカスタムで賞金無しにし、休憩時間を長めに取る形でもいいかもしれません。

④混戦がずっと続くため、キャスターとオブザーバーと運営が大変
VALORANTのチームデスマッチ大会は、一般的な試合と比べると交戦の量が圧倒的に多く、約10分間の激しい交戦が行われます。
先程書いた③に加えて、キャスターはずっと選手のことを把握しながらスキルの把握をして、オブザーバーはレイナの目も借りたいほどに10分間目を閉じることができません。
運営は選手の入れ替えとクリップツイートと試合状況のツイートとインタビューの案内などもあり、大変です。
あまりにもめまぐるしい環境のため、試合間の休憩時間は通常のVALORANT大会よりも長めに取ってあげると良いと思います。
キャスターはBo3であれば4試合ごとに2名ずついた方がいいと思いました。

今回のキャスターと運営陣には全く頭が上がりません、本当にありがとうございました。

ただ、大変だったのは正直な感想ではありますが、チームデスマッチ大会を開くメリットも沢山あると感じたのでそちらも併せて書こうと思います。
試合が終わったばかりで選手目線の意見はまだ聞いていないため、意見があればうたぼっとまでご連絡ください。

メリット①キャスターの練習になる
チームデスマッチ大会は間違いなく、キャスターの練習になると思います。
まず、選手の名前を覚えることは必須だとは思うのですが、頭の中に選手名を入れた状態で混戦の中頑張らなければいけません。
しかし、普段の大会でもキャスターが一番踏ん張るところは交戦だと思うので、交戦の実況が苦手な人にはおすすめします。
実況が疲弊してくるタイミングも絶対にあるため、解説はほとんど実況と同じ雰囲気で喋って、実況に被せてもいいくらいの勢いで実況が疲弊した時に助ける形でも良いかなと思いました。
チームデスマッチの解説はずっと解説だけというよりも、試合中はサブの実況的な立ち位置、試合終了後にしっかり解説をするのがベストな立ち回りです。

チームデスマッチの場合、選手名と名前がほとんど違う場合はキャスターは死ぬと思いますしVALORANT引退を考えるレベルで体力を消耗しますが、
今回ありがたいことにBoGでも常連に近い選手がいてくれたため、ある程度はやりやすかったのでは無いかなと思います。
交流の深い方がいたり、馴染みのある選手がいたり、そのようなチームが多ければキャスター側としてはチームデスマッチであっても非常にやりやすいのではないかなと思います。
そのため、通常の大会よりも更に誰が選手として参加するか?はかなり重要になってくると思います。

メリット②運営の練習になる
今日は今までのBoGの中でもMAX最速の運営オペレーションだったと間違いなく言い切れます。
普段から試合進行がグダらないように進行に関しては完璧にしていますが、タイムスケジュールが短すぎたのもあっていつものスピード感でなんとかなるレベル感でした。

準決勝1試合目終了の時までのタイムスケジュールは完璧だったので、自分の人脈不足で申し訳ないことに対戦チームが見つからなかったチームには試合終了後にもインタビューを増やしてみたり、自分のPCが落ちてしまったタイミングも決勝前であったため、なんとか救われた部分はありました。

いつも当日までには全4〜8チーム分の優勝動画を作成しているのですが、どうしても今回クリエイティブの予備作成が間に合わず、試合中もずっと優勝画像や優勝動画を作りながらVALORANTを起動して試合を見て配信もチェックしながらクリップをツイートで、それでPCがフリーズしてしまい落ちたのが今日一番良くなかったです。
今後は試合前に一度再起動するよう心がけます。


話を戻しますが、運営に慣れていない人がチームデスマッチをやることで相当な練習にはなると思います。

が、至極当然のことですが選手がいてこそ大会が開催できるため、自分たちが運営を練習するという意識よりも、参加してくださっている選手が困らないように運営の自分たちがいつもより最速で、最短で、まっすぐに、一直線に運営することを心がければ、自然と運営オペレーションの速度は上がると思いました。
ドMで時間にしばかれたい追い込みタイプの人は通常の試合でカスタムを100回やるよりチームデスマッチで3分休憩で運営オペレーション速度を上げた方が効率いいです。

自分はドMではありませんが速度を極めたい追い込みタイプなので、もっとチームデスマッチ大会をやりたいと思いました。

ただ、人によってはこんな大変なことやらせやがって!って思うかもしれないので、いつもボランティアでやってくれている運営陣でもチームデスマッチ大会をやる時は報酬を絶対に渡してあげてほしいです。
ちいかわどころかキメラ化します。
自分がここまで言うのですから8チームBo3で3分休憩は相当大変な労力です。
良い子は絶対真似しないでください。

メリット③誰もやっていないことに挑戦するチャンス
チームデスマッチはまだ作られたばかりのモードで、VCT Masters TOKYOの会場でテストプレイができたほどに出来立てほやほやのモードです。
自分のうたぼっとというキャラクターの辞書の中には新しいことに挑戦しないという言葉が見つからなかったため、過去BoGに出場してくれた選手から「うたぼっとさん!チームデスマッチ大会やりましょうよ!」とDMがきて、そのタイミングで過去BoGに出場してくれた選手とも現地で直接お会いする機会もあり、色んな人に相談してその場で運営とキャスター全部決めて開催告知までしました。

誰もやっていないことに挑戦するのは怖いことかもしれませんが、何も挑戦せずに未来の可能性が無くなる方が私は怖いと思っています。
今ここで寝てるよりも新しいモードの大会に挑戦して面白かったね〜って言いながらRABILISオーナーの坊主姿を見ている方が断然面白いです。
だから今チームデスマッチ大会をやるのは様子見かな〜なんて思わず是非みなさんも挑戦してほしいです。

こんなに面白くて運営力が試されるモードはありません。他にあるとしたらFortniteくらいです。


今後チームデスマッチのカスタムや大会に挑戦する人がいるなら私は全力で応援します。
確かに大変ではありますが、面白いので今後増えると予想しています。
むしろ新しいモードであるチームデスマッチ大会が沢山開催されることでVALORANT界隈がもっと盛り上がってくれるなら、今のタイミングで開く価値は大いにあると思います。
もしかしたら反響次第で大手大会にも採用されるかもしれないですし。いや絶対ありますね。

なので是非賞金付きのチームデスマッチ大会を開催する主催が増えてくれたら嬉しいなと思います。


本来であれば今日のチームデスマッチ大会は予定しておらず、そもそも存在しなかったと思います。
BoGに出場してくれた選手と実際に会うなんて今までしたことなかったんですが、今回VCTでお会い出来たことでたくさんのきっかけが出来ました。
そして今日のチームデスマッチ大会のために関わってくださった皆様には感謝しきれません。
本当にありがとうございました。


今後VALORANT界隈で活躍される皆さんの役に立てばと思い、思い立ってnoteを書いてみました。
あまりにも正直すぎる感想かもしれませんが、変に嘘を言って良いように書いて心が折れる人が増えるよりも、しっかりとしたメリットデメリットを挙げた上で何度もこのテーマで開いてくれる主催の方が増えたらいいなという気持ちで書きました。


そして!今日は20:00からバースデーカップの準決勝・決勝を開催します!
チームデスマッチではなく一般的なカスタムマッチの大会になります。
11日に開催したバースデーカップの予選がもはや決勝レベルでレベルの高すぎる試合だったため、Bo1では勿体無さすぎると運営の子から言われました。
本当に申し訳ございません。
この世に時間の神様がいるのなら全チームBo3で見たいのですが、時間の関係でこれ以上試合数を増やすことができません。
それくらいに見応えのある試合を行ってくださった選手の皆様には感謝しております。

今日の準決勝決勝は一体どんなレベルになるのか想像がつきませんが、きっと最強チームが最強エイムでお祝いしてくださることでしょう!

是非こちらのBoGの大会も見に来てください。
チームデスマッチのアーカイブも見れますので是非参考にしてみてください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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うたぼっと

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