本の虫になろう。
本の虫になろう。
ある日、わたしは決意した。
何かにのめり込みたい。
時間を忘れて別世界に集中したい。
活字を貪り食って生きてみたい。
どうしようもない衝動に駆られた。
目指すところは、ゆるキャンの志摩リンであり、本好きの下克上のマイン(ローゼマイン)であり、京極堂の中禅寺秋彦であり、ハガレンのシェスカである。
さすがに読んだ本のすべてを記憶しているシェスカにはなれないので、自分なりの目標を定めることにした。
目指すところは
一日の読書は三時間以上、部屋には本の山ができ、いつでも本を持ち歩き、他人からいつでも本を読んでいるイメージを抱かれる、そういう人になろうと思う。
では、どうしたら本の虫になれるのか。
これまでだってそれなりに本は読んできた。
けれどそこにはムラがあった。
読みたい本をそのとき没頭して読む。しばらく何も読まない。また心躍る本に出会えたら読む。読んだり読まなかったりの繰り返しで、単なる「趣味は読書です」レベルである。
それでは本の虫とはいえない。
本の虫の定義はなにも国際規格で決まっているわけではない。
2015年のブックオフによるアンケート調査の結果によれば、「1日3時間以上、読書していれば『本の虫』」と呼べるらしい。誰かが定義したわけではないが、これを目安とすると、毎日3時間の読書時間を持てばよいことになる。
だが、これが最大の難関なのだ。
社会人なので仕事もあるし、お稽古事もあるし、コミュニティ活動なんかもやっちゃっているのでその時間も必要である。もちろん家事もあるし、猫ちゃんたちのお世話も重要だ。
それなりに修羅場もくぐってきたので、無理をすれば続かないということも熟知している。
なにより、楽しくなければ意味がない。
そこで、本の虫になろうプランを立てた。
1日24時間のうち、8分の1を読書にあてるためには、時間の使い方の試行錯誤が必要となる。
ちょっとロングスパンになるけれど、今年(2021)の年末までに、読書時間を徐々に伸ばしていく。
こんな感じに。
8月:1日1時間を確保する。
9月:1日1時間30分
10月:1日2時間
11月:1日2時間30分
12月:1日3時間
1日のうち朝がいいのか、昼がいいのか、夜がいいのか。あるいは朝と夜か。
毎日試しながら、自分のやりやすいところを探っていき、習慣化する作戦だ。
読書のルールも定めた。
・ジャンルは自由。
・漫画は含まず、ラノベはOK。
・併読OK。
・読み始めと読み終わりの時刻と読み終えたページ数を記録する。
・心揺れたところはメモしておく。
・一日の終わり、あるいは翌朝に、その日の読書記録をnoteにアップする。
・読書リストを作り、常にアップデートする。
さっそく今日からスタートしよう。
なぜ今日(8/8)なのかというと、今日が新月だから。
新月に願い事をすると叶いやすいと言われていたり、何か新しいことを始めるのに向いているという。こういう験担ぎも大事。
今年が終わるころには、本の虫に近づいている自分ができあがる。
その姿を想像する。
リンちゃんくらいになれていたら嬉しい。
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