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[東京心覚を見た] ミュージカル 刀剣乱舞 「真剣乱舞祭2022」 考察

ネタバレします。

ネタバレいやな方は回れ右!



東京心覚を見たので追加考察。

初見の考察はこちら



女面

女面は「歴史に残らなかった」「敗者」「市井の人々」の想いの集合体。
彼岸へ渡る道中で、祭りを行うために来ていた水心子と遭遇。


水心子・女面・将門公と舞ったあと、彼岸へ渡る。
清麿が呼び止めなかったら水心子も彼岸へ渡っていた。

清麿 good job



平将門

怨霊として封印されたので彼岸に渡れずに、狭間で彷徨っている。


2018年 「此岸に強い想いを残してきた人たちを送る」ためのお祭りで、男士たちと接点がない。

2022年 「神送り」の祀り(祭り)なので、神さまである男士たちと一緒に歌えや踊れ。


男士たちが白装束にこはぜ白足袋といった正装なのは「神事」として行っているからですね。


漢・ミュんばから「祭りには弔いの意味もある」と、江水散花雪ではまったくなかった親切説明あり。

(江水でも、少しでいいから説明して…)


狂気の「断恋」を見ることになるとは、将門公も思っていなかっただろうな…。

審神者も思っていなかったよ!



水心子正秀

冒頭に鶴丸が水心子に言った「まだ彷徨っているのか」


・境界線がまだ曖昧

・三日月宗近を探している


女面に会ったことを考えると、境界線がまだ曖昧なのかなと。



榎本武揚

彼岸からのお迎え役。

榎本氏が射出されるのも「呼んだ?彼岸に渡るの??」で、急ぎ来たに見えてきますね。笑


小狐丸・今剣とワチャワチャやっているけど「将門公を送る儀式が終るからよろしくね!」の申し送り。

榎本氏と男士が接点を持つのもこれが初めて。


ストーリーテラー:水心子

主として祭りを執り行う:鶴丸(魂を運ぶ白い鳥)


「存在そのものが逸話」の小狐丸・今剣の二振りが、此岸と彼岸の橋渡しをしています。


「向かうべき方向は北(彼岸)」と行き先を告げ、Eternal Flame(墓地・戦没兵士の記念碑の前で燃やされる炎)から、榎本氏と将門公が会うところは「刀ミュくん、うまいなぁ」とひたすら関心。


ペンライトが「ねぶた・こんのすけ」なのは、送り火かな。
(ねぶたは「精霊送り」「彼岸へ渡る道しるべ」の役割がある)


榎本氏の歌で審神者の声が入るのは「この場所」へ来れない審神者からの「お願いしますね」の意味ではないかと。


七人の自分をまとめ、水心子に「また会おうぞ」と伝えていますが、2度と会えないことを将門公は理解していますね。

晴れやかな将門公の表情は「きちんと送られた」んだなと。


ところで刀ミュくん、将門公が怨霊になった理由の深掘りで話を1本作ってくれませんか。



問わず語り

拡大解釈をすると三日月宗近の心情にも思えますが、このお祭りには関与していないのでいったん保留。


空に浮かぶ三日月、ベートベン「月光」などのメタファーを使用してきた刀ミュくんが、帰ってきた此岸の稜線に丸い月を浮かべていたので。

それと、水心子の「僕には世界が歪に見えていた」状態が、治ったってことかな。


前回も書きましたが、顕現した時から地獄確定している男士たちの「澱」も一緒に送る祭り。

これは私の願いでもありますが、穏やかな表情で此岸へ帰ってきた男士たちにも救われるひとときであったと。

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