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【Story-telling】 「コンフォートゾーンを抜けるお手伝いがしたい」

UT-BASEでは多様なバックグラウンドを持ったメンバーが日々活動しています。本稿は普段は見えにくいメンバー個人に着目し、UT-BASEでの活動内容や活動への思いなどを紹介する連載、"Story-telling"の第1段です!

UT-BASEで現在やっていること

はじめまして!UT-BASE3代目の共同代表を務めています、上杉 まどかです。
UT-BASEには複数の部門があり、そのもとでたくさんのプロジェクトが進行しています。その中で、私は部門長、プロジェクトメンバーなど幅広い側面から関わっており、今年の9月からはUT-BASEの共同代表としても活動しています。

まず部門長としてどう関わっているかをお話ししたいと思います。私は現在渉外代表部門(※1)の部門長を務めており、他の学生団体やサークルと連絡をとって合同新歓などのイベント運営を行ったり、各団体から来た依頼を内部に伝達したりしてきました。またホームページに掲載されている団体紹介記事のインタビュー及び執筆、そしてそのためのスケジュール作成も担当しています。今までに書いた記事には団体紹介をしているこちらの記事や、団体内部の方に取材を行ったこちらの記事があります!渉外代表は2021年9月にUT-BASEに入ってからメインで活動してきた部門なので、個人的な思い入れが強いですね。

※1・・・UT-BASEと、UT-BASEに掲載されているサークル・ゼミ等をつなぐ役目をする部門

プロジェクトメンバーとしては、UT-BASE Englishという留学生を対象としたプロジェクトに参加しており、記事作成や学生との連絡などを行っています。UT-BASE Englishには「東大には英語で得られるサークルや学生生活を送る上で必要な情報が少ない」という問題意識から参加しました。活動を通じてなかなかキャンパスで交流できないPEAK生と親しくなれたり、日本語が母語の学生には見えない問題を知り、それに向けて行動できたりと、非常にやりがいの大きい経験をさせてもらっています。

最後に共同代表としてです。共同代表の主な業務内容は全体の統括・団体としての目標策定・最終意思決定です。私は団体の代表以前にそもそもリーダーという職についた経験があまりなく、今は同じく共同代表の清さんと協力して手探りで進めています。共同代表として活動すればするほど自分や団体の課題が見えてきて、問題を直視しなくてはいけない難しさを感じると同時に、これらを克服した先にある状況を想像する時にはある種のワクワク感もあります。その他の業務にはメンバーマネジメントがあります。これには2022年の始めごろから関わり始めました。主な業務内容は、加入を希望する方とお話をして、加入が決まったらオンボーディング(※2)を行い、その後配属を決めるという一連のフローを担っています。

※2・・・団体で活動を始める前に行う説明会のこと

自分にとっての世界一の学び場

現在 UT-BASEは、「東大を世界一の学び場にする」というビジョンを掲げています。このビジョンを達成するためのミッションとして、「東大生の挑戦・熱中・学びの機会を最大化する」を掲げています。まず私がビジョンをどう解釈しているか、お話ししたいと思います。今の私にとって「世界一の学び場」とは、一言で表すと「自分の成長を支えてくれる人・成長したいと思える人に出会える場」だと思います。これは「成長したい」という意識がある人に限定された場所かと言われれば決してそういう意味ではありません。今は特に熱中していることがないけれど、そういう人が「これ面白そう!」と感じるような刺激を得られ、かつそれを実現する環境が整っている、という意味合いも含んでいます。

私にとってはまさにUT-BASEがこれを体現した場所でした。UT-BASEに加入してすぐに渉外関連の活動に関わったのも、以前の私のように挑戦してみたいものに巡り会えてない人が、少しでも「もしかしたらこれをやってみたいかも」と思えるものに会える機会を作りたいと思ったからです。

UT-BASEに入る前までは大学でできる課外活動というとサークルや部活のイメージだったので、そもそも「学生団体」という存在を知りませんでした。そんな中でUT-BASEに入り、サークルや部活とは違うベクトルの活動もあるんだ!という気づきを得ました。特に団体内外で様々な活動に挑戦している人たちに出会ったことで、「自分も学業以外の分野に挑戦しよう」と思えました。

UT-BASEに入ってからは、今まで自分が苦手だと思っていたリーダー職や、イベント運営などの役職、インターンなどの大学外での活動に挑戦してきました。改めて振り返ってみるとこれらはUT-BASEに入っていなければ恐らく経験できなかったと思うものばかりで、去年の夏にしたUT-BASEに入るという決断は大袈裟ではなく、私の学生生活を大きく変えるものだったと感じています。

自分にとっての挑戦・熱中・学び

「挑戦・熱中・学び」の過程においてまず必要なことは「自分のコンフォートゾーンを出る」ことだと私は思います。これは必ずしも学生団体での活動や、学業に限る必要はありません。アルバイトでも、部活でもなんでもいいのですが、自分が少し苦手だと感じることに取り組む中で、課題や不安感を乗り越えようとしている過程にこそ、「挑戦・熱中・学び」はあるのではないかな、と思っています。

以前は「挑戦・熱中・学び」は自分の好きなことに突き進んでいく、というイメージでした。ですが好きなことだけするというのは、いつまでも自分の心地よい空間で、得意なことにしか取り組まないということではないかと気がつき、本質的には「挑戦・熱中・学び」になっていないな、と感じました。この気づきをきっかけに、前述したリーダー職・イベント運営・インターンなどに挑戦したのですが、こうした活動の中では今までの比ではないくらい悩んだり、考えたりする時間がありました。慣れないせいで辛い場面はいくつもありましたが、逆に電車で移動している間や、ぼーっと歩いている時にも気がついたら考えていたほど夢中になっていたのも事実です。

コンフォートゾーンを抜けることは、今まで慣れでこなしてきたやり方では通用しないものに取り組むことを意味しています。そのせいで自分の苦手なことや課題を直視することにはなりますが、これらに向き合うことこそ将来的に自分に生きてくると信じています。個人的にUT-BASEはメンバーにとって自分のコンフォートゾーンを抜けられる場所であり、ユーザーの方にとっては自分をチャレンジする機会を見つけられる存在であり続けたいです。

将来の展望

UT-BASEでの活動を終えた「大学在学中」の将来は、法学部での勉強に励みながら、UT-BASEを通じて出会えた人たちと繋がっていられたらいいな、と思っています。今後1年間で様々なスキルを身につけたり、学んだりすることがあると思いますが、やはり私にとって人との繋がりというのが他には変え難い財産であるということを、渉外代表での活動を通じて実感してきました。せっかく自分に常に刺激を与えてくれ、「自分ももっと頑張ろう」と思わせてくれる人たちに出会えたのだから、将来的にもずっと繋がれっていられれば、自分の学生生活はより充実したものになるはずだと感じています。

「大学卒業後」という意味での将来に関しては、勉強をすればするほど、色々な経験を積めば積むほど余計に分からなくなっています。漠然としたビジョンとしては、いずれ社会の中のマイノリティに寄り添い、彼らの力になれるような活動をしたいとは思っています。このビジョンを達成する手法は模索中ですが、今悩んでいる過程は将来的に重要なものになると思うので、特に不安には感じていません。以前は「早く将来展望を固めないと」と焦っていました。ですが進学選択の際に迷い、悩んだことをきっかけに、迷うということも自分が納得のいく決断を下す上で必要な過程だと気がつき、今はこのよく分からなくて迷走している状態を肯定的に捉えています。どんな道を選んだとしても、UT-BASEでの経験や学んだことはきっと将来に生きてくるはずだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。UT-BASEにはそれぞれ強い思いを持って活動している素敵なメンバーが揃っています。ぜひ他のメンバーのStory-tellingもこちらから読んでみてください。また人事担当としても1メンバーとしても、下のフォームからご連絡いただいた方とお話しできるのを楽しみにしています!

UT-BASEでは随時メンバーを募集しております。UT-BASEで「こんな課題に取り組んでみたい」「この活動に関わりたい」「この活動について思うところがある」という方は、ぜひこちらのフォームからご連絡ください。オンラインで気軽にお話しする機会を設けられたらと思います。お話しできることを楽しみにしています!


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