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【おすすめ授業】2021・Sセメスター編

新入生の皆さん、Sセメスターの履修はもう組み始めましたか?

シラバスを眺めていると、あの授業もこの授業も面白そうに見えたのに、履修してみたら思っていたよりつまらなかった... 逆に、必修との兼ね合いで仕方なく取ったけど実はめちゃめちゃ面白かった!なんてこともよくあります。
そこでこの記事では、シラバスを読むだけでは分からない
・UT-BASEメンバーおすすめの授業
・その授業の推せるポイント
をご紹介していきます!

【凡例】

①科目名
②教員名
③曜限
④区分
⑤推せるポイント


【総合科目A~C系列】

①記号論理学
②岡本賢吾
③月曜1限
④総合A系列
理系が取りやすいA系列。高校の数学で習ったかもしれない「必要条件や十分条件」「∀や∃」という話の延長線上にある授業。x+y=y+xなど、普段当たり前に使っている式変形を公理から証明できたときには、えもいわれぬ思いになる。最後の数回は難易度が高くてついていけない人が多いと思われるが、試験範囲外としてくれるので心配することなかれ。

①現代経済理論
②オムニバス(各分野から1人ずつ)
③金曜2限
④総合科目C
本郷の経済学部各分野でご活躍の教授陣が勢ぞろい。社会科学で「経済○」を担当している先生は駒場の教員で、分野も概論が多いので、より専門分化して実践的なお話が聞けるこうした機会は貴重。労働経済の山口先生や会計学の首藤先生らが人気。例年期末レポートは自身の関心ある講義回をまとめるだけ(これは要確認・今年は違うかも)という敷居の低さもあって、人気講義の一つ。「経済学? (゚Д゚)ハァ?」「経済学www」といった知的態度の学生の履修も強く歓迎している。
※補足:2020年度は成績評価が選択式の試験だったため【投資理論入門】で多くが脱落。試験当日はトラブルが発生し試験時間が1時間以上遅滞、回答フォームの送信前に受付終了され、フォームの送信ができず再試験が行われるなど、不具合も多くありました。授業自体はとても面白かったです!

【総合科目D~F系列】


①社会システム工学基礎I
②オムニバス
③木曜5限、Sセメスター
④総合科目D
工学部社会基盤学科の教員が、オムニバス形式で「東京のインフラストラクチャー」について語る。専門の方々が熱意を持って話されるのでとても面白く、理系分野に全く素養のない私でも毎回毎回理解して聞くことが出来た。知花先生の河川のお話が特におすすめ!全国津々浦々の河川を、豆知識とともに紹介してくださるので行ってみたくなる。

①社会システム工学基礎I
②オムニバス
③金曜5限、Sセメスター
④総合科目D
木5に同名の授業が開講されているが、こちらは建築学科ver. 。オムニバス形式で「建築空間のデザイン&リサーチ」について語る。デザインから環境科学まで「建築」と名の付くものに幅広く触れられる。建築史は特に、文系の世界史選択者が大いに楽しめる。筆者は生粋の文系だがこの授業で建築に目覚め、建築巡りなどするようになってしまった。

①アドバンスト理科
②柳沢先生
③金曜2限
④総合科目E
かなり内容は高度ですが、細胞を物理的に観察する手法を数式や最新の論文の結果を用いて具体的に指導してくれます。
生物学以外の学問にも統計学、熱力学などの融合分野の一端に触れられました。グループワークが多く、与えられた問いについて皆で議論して1つのグループ内で意見をまとめるという時間が創造的で楽しかったです。この授業は1、2年生対象なので上の学年の物理又は生物の専門的知識を既に持った学生の方と交流できるのも刺激的でした。

①社会生態学
②梶田真先生
③木曜3限
④総合科目D
日本の公共事業政策及びその実態について、地理的/歴史的分析を行いながら学ぶ授業。日本が世界でも極めて稀有な「土木公共事業」国家であるとされている背景がわかり興味深い業。梶田先生は実際に地方自治体に赴いてフィールドワークを行われており、その写真について感想を述べられる時間はゆるい雰囲気でこれまた一興。

①計算機システム概論
②森畑先生
③火曜2限・金曜2限(S1タームのみ)
④総合科目F
計算機アーキテクチャ、OS、分散処理、並列処理、データベース、セキュリティ、プログラミング言語、AIなどのトピックについて幅広く学べる。「情報系」にどのような分野が内包されるのかを学べるので情報系を志す人におすすめ。オムニバス形式であり、前提知識無しで講義を受けられるのも魅力の一つ。ただ「概論」とあるようにそれぞれのトピックにそれほど深入りはしないため、上述の分野にすでに精通している人には物足りない可能性もあり。

【総合科目L系列】


①フランス語インテンシブ(TLPではないほう)
②アガエス・ジュリアン
③月曜5限と木曜1限
④総合科目L系列
インテンシブの授業ではあるがTLPとほぼ変わらないレベル。オーラル、読解、リスニングなど基礎からバランスよく学ぶことができる。毎回宿題が出て、授業には積極的な参加が求められるが,先生がとても熱心に教えてくださり、学生も意欲が高い。外交官やフランス企業に勤めている方を招いての講演や、クリスマスパーティーもあり、学生同士の交流も盛んである。長期休みでも、先生が自主的にオーラルの練習会を開いてくださり、歴代のTLPの先輩や過去にジュリアンの授業をとった人とも繋がれる。例年は授業で学生同士がとても仲良くなり、セメスターが終わると打ち上げを先生を含めて行うらしい。

※TLPについてはこちら

【基礎科目(文系)】


①心理I
②田谷修一郎
③火曜5限
④文系基礎科目(人文科学)
人間が見ているのは、網膜に映る虚像であるーモノを「認知」することや、人間の「心」について、人間の認知機能や心理状態から分析していく過程が非常に興味深かった。錯覚やバイアスのデモンストレーション・実験をしばしば挟んでくれるので、体感しながら学べるのも良いところ。授業内容もわかりやすく、心理学の入門に最適。
※巷で田谷先生はイケメンなことで有名。

【主題科目】

①教養学部生のためのキャリア教室
②高橋史子先生
③金曜5限
④主題科目
理系/文系問わずさまざまな分野で活躍する各界の社会人が、自身の進路選択、仕事の内容、人生の転機や悩み、生き方について熱く語るオムニバス形式の授業。
特に進路に悩んでいる方や将来に対する漠然とした不安を抱えている方には、ぜひともおすすめしたい授業!
講義を聞き終えた後にはきっと未来は明るくなっている。
公式サイト

履修を組む際には、以下の記事も合わせてご覧ください!
・履修の第1歩(準備中)
・履修の第一歩2(準備中)
・時間割組み方(準備中)
・単位・点数取得戦略(準備中)

※この記事は、2020年度の情報に基づいて作成しています。年度によって曜日・担当教員が一部変更される可能性がありますのでご注意ください。校閲などを経て間違いがないように努めておりますが、もし間違いを発見した場合はそっとUT-BASEまで教えてください。

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