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「団体連携」ー それは、UT-BASEと学生団体の共同戦線。

こんにちは。
UT-BASEで活動している文科一類2年の保田優太(やすだゆうた)です。

自分はUT-BASEでも活動しつつ、学生団体GEILという日本最古にして最大の政策立案コンテストを主宰する学生団体に所属し、その幹部としても活動してきました。
学生団体で幹部を務めていると様々な課題や困難に見舞われます。そして、後述しますがUT-BASEが学生団体のサポート役として機能していることも見えてくるでしょう。

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(2020年度東京大学入学記念式典より)

ここまで書くとちょっと怖そうなので僕のやわらかい写真と共に本題に移りたいと思います。

さて突然ですが、UT-BASEと聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

迅速便利な画像付きツイート?分かりやすい3800件に及ぶ質問箱への回答?
ステキなイベントやプログラムを紹介しているLINEのアカウント?
学生が作っているとは思えない綺麗なUIの公式サイト?

どれも確かに素晴らしいのは納得です。

しかしこれとは別に、一般のUT-BASEユーザーの皆様には見えにくい大事な役割をUT-BASEは担っているのです。

その名も「団体連携」。

「挑戦・熱中・学びに満ちた東大生活」をビジョンに据えて活動しているUT-BASEの一丁目一番地とも言えるその活動の実態を、以下の順番でご紹介します。


①団体連携って「ナニ」?

《はじめに》
東大には沢山の学生団体やゼミがあります。国際交流を行う学生団体、ロボットを作り国際コンペに出場する学生団体、文学について論文を執筆するゼミ、安全保障や外交をディスカッションしながら学ぶゼミ…

UT-BASEが掲載している100を超えるこうした学生団体やゼミは、個性が輝く活動のもと、独自の歴史やカルチャー、コミュニティを有しています。

どの団体の活動も本当に魅力的だし、「挑戦・熱中・学び」に満ちていることは間違いないです。

しかし残念なことに、多くの団体が以下の2つの課題を抱えているのが現状です。


《課題①:学生団体やゼミが本来取り組みたいこと以外の「雑務」が多い!》

学生団体やゼミに所属している人なら誰しも経験したことがあるはず、
「何でこんなことをやらないといけないんだ…」という感情を。

例えば、新歓期に複数団体で行う合同新歓の日程や内容を摺り合わせて調整したり、イベントを開催する際にSNSやWebページを動かしてアップする内容を微調整したり…

農業を扱う学生団体であろうが、人権をテーマにしたゼミであろうが関係なく、こうした「本業」とかけ離れた「雑務」の多さには頭を悩まされます。

東大の学び場としての機能を深化させるためにも、学生団体やゼミがこうした雑務から解放されていくことが必要です。


《課題②:学生団体やゼミの魅力が未だ多くの学生に伝わっているわけではない!》

ちょっと想像してみてください。テニスやダンスが活動の中心のサークルの活動の光景と、UT-BASEに掲載されているような学術・文化的な内容を扱う学生団体の活動の光景を。

何となく頭に描いてみて楽しそうに思えるのは前者だという人の方が多いのではないでしょうか。確かに、テニスやダンスが中心のサークルのインスタを見て「楽しそう!」と思ったことは僕にも勿論あります。(テニスもダンスも、妹の口をあんぐりさせるほどセンスがないので入りませんでしたけど。)

そう、賢い皆様ならお気づきのことと思いますが、学術・文化系の学生団体やゼミの活動の実態はとても想像しづらいのです。

理由は活動内容が抽象的で言語化が難しいことと、SNSなどを通じて日常で目にする機会があまりないことが挙げられます。また、日本の大学生の間では「熱心に勉強をしていること」や「マジメな活動をしていること」を恥ずかしいことのように思う風潮も関係していると思います。(こうした背景も相まって「イカ東=悪口」という文化が生じたのかもしれません。「いかにも東大生」が悪口扱いされるのってどうなんでしょうかね、東大生なら「いかにも東大生」に誇りを持とうよって個人的には思いますけどね。)

ともかく、多くの学生に学生団体やゼミの「挑戦・熱中・学び」の魅力が届き切っていないことは大きな課題です。こうした現状では自分の興味関心にあった団体に入りそびれる機会損失や、多少自分の軸と違う活動を行う団体に入ってしまうミスマッチなども増えてしまいます。


《こうして生まれた団体連携部門の活動内容》

雑務が多いことと魅力の発信が発展途上という2つの課題を抱えてきた、ゼミや学生団体。

UT-BASEの「団体連携」という部門はこうした現状を打破すべく立ち上がりました。簡単に言えば、これら2つをはじめとした、『学生団体やゼミが抱える課題を解決すること』が我々の使命であり、我々の日々の仕事です。

つまりは、先ほどの課題を裏返せば、学生団体やゼミの「困っていることや本当はやりたくないのにやっていること」を回収していくことと「1人でも多くの東大生にこうした団体の魅力を届けられるようにしていくこと」がUT-BASE団体連携部門の主たる業務なのです。

具体的には、合同新歓の運営がその筆頭として挙げられるでしょう。ステークホルダーとの日程や内容の調整から、イベント開催で鍛えられた当日のZoom運営、さらには事前の大規模告知まで担っています。活動内容が類似している学生団体やゼミの比較検討ができるような合同新歓を開催していることはUT-BASEにとっても大きな誇りです。
他団体との連携の支援や学生団体を横串につないだイベントの企画などは、「第三者のプラットフォーマー」たるUT-BASEしかできない活動として大きなバリューを発揮しています。例えば昨年末には、渡航禁止の影響で活動の展望が見えづらい国際系団体の代表幹部が一同に会した、「コロナ禍の国際交流について考える」イベントを主宰しました。
さらに、ヒアリングをみっちり行って書き上げた団体紹介記事もUT-BASEの自慢です。これを参照して所属団体を決めたという新入生の声も聞こえています。実際に新歓期には1000PVを記録した団体紹介記事もありました。また、学生団体が開催するイベント企画は多くありますが、これらについて、東大最大級のフォロワーを誇るSNSでイベント告知を行う仕事も団体連携が担っています。要するに、団体の魅力の発信のお手伝いも行っているのです。

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(団体を横串に繋いだイベントの一例、「WAAVサミット2021」より)

②「ナゼ」UT-BASEなのか?

《はじめに》
UT-BASEの団体連携部門がどんなことを目指して、どんなことをしているのかは①でご理解頂けたかと思います。では、「ナゼ」UT-BASEが①を主導していくことに意義があるのでしょうか。それは、他でこうした活動をしている団体が無く、UT-BASEにしかできない強みと独自性があるからです。この章では、そうしたUT-BASEが持つ強みと独自性がどのように機能しているかをご説明できればと思います。


《UT-BASEのビジョンとミッション》

UT-BASEはビジョン=”達成したい理想状態”と、ミッション=”ビジョンの実現のために我々が行動していかねばならないこと”の2つを定めています。

ビジョン:挑戦・熱中・学びに満ちた東大生活
ミッション:東大を世界一の学び場にする

ミッションを読んで驚いた人もいるかもしれません。未だかつて、「東大を世界一の学び場に」なんてことを堂々と掲げる東大生の団体があったでしょうか。いいえ、ありません。
しかし、UT-BASEメンバーは全員、このビジョンとミッションを本気で実現、達成していきたいと思っています。我々は本気なのです。

さて、そんなUT-BASEだからこそ、学生団体やゼミの活動を徹底的に支援できるのです。UT-BASEの活動には当然お給料も社会的栄誉も与えられません。そこにあるのは、「挑戦・熱中・学び」だけ。私利私欲からでは本気で学生団体を支えられることはありません。彼らの活動に共感して、共鳴して、心の底から応援するというUT-BASE団体連携の真髄は、我々のミッションとビジョンを土台にした「熱意」なしには絶対に体現され得ないでしょう。


《東大最強の情報発信力》

Twitterフォロワー数:約5200名
LINE登録者数:約3000名

サービス開始から約1年半でこれだけ多くの方にUT-BASEを利用して頂けているのは本当に嬉しい限りです。東大の学生への発信力は「東大最強」を自負しています。質の高い記事や迅速丁寧な日頃の情報発信を今後とも続けていきたいですね。

東大最大級の情報発信力を持っているからこそ、学生団体やゼミの魅力の届け手としてUT-BASEはこの上なくバリューを発揮できているのだと思います。学生団体やゼミと一般の学生を繋ぐ架け橋としてのUT-BASEに今後もご期待ください。


《団体運営のプロフェッショナルが集結!》

UT-BASEメンバーやUT-BASEのOB/OGの半分以上が、学生団体やゼミ、サークルの代表/幹部を務めた経験があります。

川人ゼミ 学生責任者(3名)、パート長(1名)
東大ドリームネット 副代表
biscUiT 代表
MPJ Youth 代表
HCAP Tokyo 副代表
京論壇 副代表
igeM東大 創設者兼代表
Bizjapan 副代表
学生団体GEIL 学生対応局長
UTD(東大ディズニーサークル) 創設者
FC Speranza 代表

などはその一例。
他にもプロジェクトマネジメントなどの経験があるメンバーも豊富です。

これは団体運営やマネジメントに精通したメンバーが多いということを意味しています。そしてこの事実は、UT-BASEは団体運営や団体マネジメントについて、各団体の皆様にとことん寄り添えることを示しているのです。

自分の苦い経験や大変だったことを踏まえつつ、1つ1つの団体さんと向き合い、そのサポートを行っていく。同じ視座を持って話ができるという観点から、団体の代表や幹部を担った経験を通じてこそ徹底して達成されるものなのではないかと思われます。

③この船の行き先は?「キミ」もこの船に乗らないか?

《今後の団体連携》
さて、最後になりますが、UT-BASE団体連携のこれからについての話をしましょう。

①で述べたことに照らし合わせると、UT-BASEは学生団体やゼミの情報集約プラットフォームとしてのみ活動していくつもりはありません。学生団体やゼミと一緒になって、この学びや成長に溢れた学生団体・ゼミ業界全体をもっと盛り上げていくことを活動の本質としていきたいのです。

それはすなわち、UT-BASEの団体連携に対して、今のままで満足することはないということを意味します。各団体さんにとってUT-BASEは現状、ただの情報プラットフォームですが、まだまだできることは星の数ほどあると信じています。

星の数ほどはちょっと言い過ぎましたが、一例としては、もっともっと「異なる活動を行なっている団体や個人の連携を便利にしていくこと」があります。コロナ禍で学生間は勿論、団体間の交流も薄くなったと思います。そんな時だからこそ、今後はもっと学生団体やゼミで活動する人たちが「コミュニティ」として1つになれるように努めていくのが、UT-BASEが挑むべきミッションの一つだと思っています。


《同志ヲ求ム》

「マジメな活動してるね」「その時間使って遊べばいいのに」… 私を含め、学生団体にコミットしている友人たちはこんな言葉を幾度となく掛けられてきました。

学生団体もゼミも、就職で有利になろうと思って活動していれば長くは続かないでしょう。当たり前ですが、どれほど仕事をしても金銭的な報酬などありません。(むしろ後輩が入ってくれば奢る分、大赤字もいいところですね笑)

では彼ら何でこんな活動をしているのでしょう。
それはそれぞれの団体の人に聞いてみてください。
100の団体があれば、この答えはきっと100通りになるはずです。

「もっと視野を広げたい」「もっと〇〇を学びたい」「もっと成長したい」といった挑戦。
「何でかわかんないけど楽しい」「ワンチームになって同じ目標に向かって突っ走るのが好き」「最高の仲間と活動できる」といった熱中。
「〇〇について深く考えられた」「新しい発見が毎回ある」「他者の価値観に触れ合うことができた」といった学び。

そう、きっとその答えには「挑戦・熱中・学び」が溢れているはずです。
そして、そういった「挑戦・熱中・学び」のために、可処分時間の多くを使って学生団体やゼミの活動に没頭している人たちが東大にはたくさんいます。

「バカじゃん」と思う人もいるかもしれない。
「マジメだね」と笑う人もいるかもしれない。

確かに、僕を含め彼らは「バカ」が付くほど「マジメ」でしょう。
UT-BASEはそんな「バカマジメ」の一員としてこれからも学生団体やゼミの活動を応援して、支えて、時には一緒に学んでいきます。
その過程を通じて、他の魅力的な団体を見つけることも、自分の兼サー先の課題解決のヒントを見つけることも、もしかしたらあるかもしれません。

UT-BASEは学生団体の皆さんがあってこそ成り立っています。
そんな初心を忘れず、彼らと共同戦線を組み、東大生の学びや成長を支えていこうという意志がある熱い学生をUT-BASE一同お待ちしています。

ご乗船はこちらから!


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