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【Story-telling】自分の興味を探るたび

UT-BASEでは多様なバックグラウンドを持ったメンバーが日々活動しています。本稿は普段は見えにくいメンバー個人に着目し、UT-BASEでの活動内容や活動への思いなどを紹介する連載、"Story-telling"の第5段です!

UT-BASEで現在やっていること

初めまして!理科二類2年のY.K.です。UT-BASEではサイトの管理や団体内で使用するSlackbotの作成といった内部のシステム改善を行っており、UT-BASE発のゼミ『UT-Basecamp』の運営にも2セメスターにわたって携わっていました。

サイトの管理というのは、UT-BASEの公式サイトの管理です。新しいコンテンツを作成するときに、それを見てくれる人が心地よく読めるようなデザインを考えたり、あるいは既存のコンテンツのデザインをUT-BASEメンバーや読んでくださる読者からの意見をもとに再考して見やすさ・わかりやすさを追求したりしています。この春にサイト作成の方法を学びましたが、今では1人でサイトの管理を担っています。

Slackbotというのは、Slackで機能するbotのことで、様々な連絡や業務をスムーズに行うために作成します。私は、毎週団体内で行われる各種ミーティング前に自動で議事録を作成してくれる機能を作りました。そのほかにも、Slack内での発言に反応して勝手にしてほしいことをやってくれたり(例えば、ある特定のリアクションをメッセージに押すと指定した時間にリマインドしてくれる機能、何時間後にリマインド、などなど)、あるいは「眠い」と言う発言に対して優しい言葉をかけて場の雰囲気を変えてくれたりするような働きをする機能をこれまでに先輩たちが作ってくれました。

※Slack・・・UT-BASEでは団体内のコミュニケーションにSlackというアプリケーションを利用しています

ここまで見ると、ゴリゴリのエンジニアに見えるかもしれませんが、実はUT-BASEに入った時にはプログラミングはやったことがありませんでした。UT-BASEに加入し、ひょんなことがきっかけで始めたプログラミングやUT-Basecampが、今では自分が描いていた将来設計を大きく変えることになりました。これに関しては後で詳しく書きます。

UT-BASEに入った経緯

そもそも、私は去年のSセメスター(1S)までUT-BASEのことは詳しく知りませんでした。Twitter上で人がいいねをしたUT-BASEの投稿が流れてくるくらいで、学生がやってるということさえも知りませんでした。そんな中で1Sの必修のテストを終え、コロナのせいでサークルや参加予定だったプログラムが中止され、教習所と家の往復をするような夏休みを迎えました。何かしようと思って教習所のベンチでTwitterを眺めていた時にたまたま流れてきたのがUT-BASEの記事でした。それがメンバーがUT-BASEへの思いを書き連ねたnote記事だったのですが、最後にメンバー募集の欄がありました。ちょうどこれを読んで下さっている皆さんと同じ状況です。それを読んだときに、まずは「UT-BASEって入ることができる団体なんだ」と驚き、そしてこういう環境に身を置いてみたら自分はもっと成長できるのではないかと思い、UT-BASEに加入することを決めました。

UT-BASEでの活動が自分の将来設計を大改変

UT-BASEでは冒頭で述べた以外にもデザイン部門やイベント部門など、いくつかの部門に所属しています。

そんな中で自分の思い描いていた将来設計が変わりました。もともと私は環境問題に取り組みたいと考えており、それに関連したことを大学でも学びたいと考えていました。しかし、自身も運営に参加しているUT-Basecampで、お呼びした講師の方の「社会のためとかを一回抜きにして、本当にやりたいことは何なの?」という問いかけや、サイトやbotを作成していく中でプログラミングを勉強していて、自分が本当に興味があるのは「人間の感情」だと言うことに気づき、それを文章でも追体験できるということに関心を抱くようになりました。さらに、UT-BASEの記事作成の過程で自然言語処理の研究者のお話を聞くことができ、自然言語処理を学びたいと思うようにもなりました。(その記事はこちらです!)

こちらはこの新しい興味に基づいて私が2年の夏休みにUT-Basecamp2期の最終成果物として作った作品です。良かったらご覧ください!

「この環境に身を置いてみたら自分はもっと成長できるのではないか」という思いから加入したUT-BASEで、実際に自分の興味分野が大きく変化しているのはとても感慨深く思っています。

UT-BASEを通してどんな変化を起こしたいか

最後に、私がUT-BASEで活動を続ける理由、目指す方向についてお伝えしたいと思います。

私は高校生の時に学校で課題研究を1年間やっていました。そこでの、試行錯誤しながら実験を進め、考察を行い、また次の実験につなげていくというプロセスは本当に楽しく、心の底から「熱中」できていました。しかし、私がこの経験をすることができたのは自分がもともと研究を志していたから、などのような理由ではなく、高校の授業という外部からの環境整備や機会の提供があったからです。外部からの影響によって私は「熱中」を見つけることができました。

今、東大には、そして私たちの目の前にはたくさんの面白い機会が転がっています。しかし、それがなかなかうまく学生全体に伝わっていないというのが現状です。そのような、出会うことさえできればわたしたちを「熱中」させてくれる、それなのに眠っているたくさんの機会をもっと広めたい。そんな思いで私はUT-BASEで活動しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
UT-BASEでは随時メンバーを募集しております。UT-BASEで「こんな課題に取り組んでみたい」「この活動に関わりたい」「この活動について思うところがある」という方は、ぜひこちらのフォームからご連絡ください。オンラインで気軽にお話しする機会を設けられたらと思います。お話しできることを楽しみにしています!


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