見出し画像

「挑戦」を応援したい。

初めまして。UT-BASE所属、理科二類二年のN・Hです。このnoteではUT-BASEでの活動意義について私が感じていることを個人的な経験絡めて書かせてもらいます。

1 はじめに

この団体には昨年の秋はじめに現代表に誘われて入会しました。UT-BASEでは、履修や学部学科・学生向けプログラムなどの詳細な情報発信から学生団体合同イベントの開催まで、多岐にわたる分野で皆さんが学ぶ機会を得られるためのお手伝いをしています。そして、そうした機会を掴むのに必死になっていた(なりすぎていた)のが一年生の私でした。

Chromeを立ち上げては
「大学生 地方創生 プログラム」検索!(激しいENTER音)
「大学生 短期インターン 教育」検索!(激しいENTER音)
こんな感じでした。

今でこそ時間の使い方に自分なりのルールを設けていますが、当時は暇さえあれば誰かと会ったりイベントやコンテスト、インターンに参加したり、というような状態でした。自分でもよくあそこまで動いたな、とフッ軽ぶりに呆れますが、良いか悪いかは別として、そうした行動力は高校生の時の小さな体験に端を発している気がします。

2 中高時代の話

中高時代は桜蔭で6年間過ごしました。
高校生にもなれば閉鎖的な周囲の環境以外の世界の存在を既に知っているわけで、自分が恵まれた環境の中で生きている自覚が強くありました。
その一方で、型にはまった勉強以外に自分の武器がないという焦りがずっと心の底にへばりついたままでした。この焦りを一番強く感じた出来事が一つありました。

高校生の海外大進学を支援するというとある団体の話がうちの高校に舞い込み、その選抜に参加することにしました。
当時の私を振り返ると、友人とアメリカの地理について死ぬほど勉強して、日米協会主催高校生向けクイズ大会に出場してみたり(結果は初戦で撃沈でした、熱が入っていただけにワンワン号泣したのを今でもよく覚えています笑)、東南アジアに関する作文コンテストに応募してみたり(こちらはどうにか賞をもらえました、千円相当の読書カード万歳!笑)、海外大進学希望者向けの謎のワークショップに申し込んでみたり、かなーり漠然と「海外」に憧れ、なんやかんやしていました。
そんなわけで、突然目の前に可能性として浮上した、「海外大進学」というキラキラしたチャンスにも当然飛びついたわけですが、その一次選抜で課されたのは、下記のようなエッセイでした。

「自分の”核”となる物事について、大学で学びたい学問と絡めて自由に述べよ」

隣では友達が幼少期からやってきたプログラミングとその意気込みについて英語でスラスラ書き始めていました。
私もいざ書こうとして、シャーペンを持ちました、が、そこで初めて、エッセイに書けるほどの経験・実績もなければ、これといった興味分野も社会に対する問題意識もない、という事実に気づきます。
前に述べたように、私は「自分が置かれている環境はなんて恵まれているんだ...!!!(真顔)」モード真っ最中でした。そのため、周りにこれだけのリソース(優秀な友人、整った学習環境、進学情報へのリーチの容易さ等)があるのに、文章一本もろくに書けないような中身のない生活を送ってきてしまったのではないか、と少なからず落ち込みました。
当然そんな状態で無理やり仕上げた”スカスカエッセイ”が選ばれるわけもなく、大学生になったらこんな後悔はしないように、何か一つでも自信を持てるような人間になろうという教訓のみが心に刻まれました。

3 大学に入ってから

さてさて、東大に入学してから(海外大は?というツッコミは却下させて頂きます)この後悔をバネに、というとかっこいいですが、どちらかというとただの計画性皆無、思慮浅め、フットワークは軽い、のフルコンボにより気付いたら色んな方面に足を踏み入れまくっていました。高校と違い、自分の選択によって如何様にも行動範囲を広げられる自由に、戸惑いながらも順応していきました。

そうして一年が経過し、今はまだぼんやりとですが、ようやく進みたい方向性や関わっていきたい方面が見えてきた気がしています。例えば高校当時の海外への憧れは、留学経験のある卒業生の方の対談イベントを企画したり、直接話を伺いに行ったりする中で、形を変えて具現化されてきた、という感じです。遠回りしているなあとは思います笑

4 UT-BASEでの活動

そうした方向性を定める上で、、UT-BASEに入ったのは有意義だったと感じています。
団体の活動を通じて多様なバックグラウンドを持つメンバーと交わり、その分自らを相対的に視る機会も増え、自分と周りとの関わりを良い意味で面白がれるようになりました。
そして皆さんにお伝えしたいのは、

・私が上で書いたような焦燥感や不安、迷いといった感情は、他の人にも共通する部分がありそう
・こうした感情を抱きながらも内省・挑戦を続けようとする人、例えばVocabeeというUT-BASE内部メンバーが開発した英単語アプリの活動!!!!をUT-BASEは応援したいということ

です。

新しい環境に飛び込みたい、学生団体でリーダーシップを取ってみたい、スポーツで実力を伸ばしたい、興味のある学問分野に一人できちんと向き合いたい、などなど個人の意欲のベクトルは様々あると思います。
そして、挑戦したいこと全てに取り組めるわけではないので、きっと様々な段階で取捨選択を日常的にしながら過ごしているのではないでしょうか。

取捨選択はとてもエネルギーのいることなので、いつもそう簡単に決断を下せるわけではないですよね。それでも、何らかの心の働きによって最終的に皆さんが道を選んでいく過程にUT-BASEの一員として寄り添えたらと思います。また欲をいえば、そうした学生の皆さんの姿を近くで見ることで、私自身が刺激を受けたい、圧倒されたいとも思っています。

そして皆さんがもしUT-BASEのこれからに興味があるなら、ぜひその時は一緒にフッ軽に活動してくれたら心強いなと思います。

UT-BASEにご興味を持ってくださった方はこちらからご連絡下さい!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?