誰かの代わりを生きている時。
心理セラピーをしていると
「誰かの身代わりを生きている」
というケースがあります。
「身代わり」という言い方は
少しオーバーかもしれませんが、
例えば、こんな感じのことです。
「お母さんができなかったことを
代わりに私がやってあげて、
お母さんの望みを叶えてあげる
ための人生になっている」
「お父さんが苦しんでいたことと
同じことで、自分も苦しんでいる」
それは、
自覚的にやっているのではなくて、
「ご本人は気づいていないけれど、
なぜかいつの間にか、そうなってしまっている。」
ことがほとんどです。
その家族の中で、
心優しい人、敏感な人、愛の深い人が
その役割を引き受けていたりします。
そこには「深い愛」があって、
ただ、その愛が複雑に
絡まってしまっている場合も多いのです。
「愛がからまってしまっている」
となると、うまくいかない、つらい状況になります。
絡まりをほどいていくと
いろんな気づきが起こります。
自分の人生を生きようとする力が生まれてきます。
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