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【夜、ナク、鳥】 残すトコロ、後一人。

稽古7日目。

毎週末、岐阜から来られている高橋さんと大江ちゃんが早めに抜き稽古。

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あの手この手で二人の関係性を探っている。近づいたり遠ざかったり、見たい時に見なかったり、見たくない時に見たり。俳優の心情に対して、動きに制限を加えることは、俳優がまだ見えてない自分を発見するための手がかりを探る時間なのかもしれない。あまり自分に囚われず、状況に飲み込まれた方が新しい自分が見つけやすいんじゃないかと感じる。

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夜からは、この作品の中心である女優4人が揃った。

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足がピョーン。こういうところがダンスなのかもしれないな…。

心の関係性を、肉体的に配置しながら読み合わせを続ける。役のそれぞれが誰かと関係が深く、誰かとはこれから深くなる。のかもしれないし、ならないのかもしれない。そういう配置。

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さらにこうなる。
このシーンに実際出ているのは4人。写真だけ見ると、何がなんやらだけど、役者はとんでもなく実感しやすい。と、思う。コレに後、仁さんがはいったら全員。
これって触れ合ってる人以外にも、目の前にいる人の奥に見え隠れする別の人もとても重要なんだな。って今気づいたわ。改めて、人間関係の濃い芝居だなって思う。でも人間って関係性でしかない。他者がいないと自分というものはないに等しい。他者の存在があって初めて、自分のというものの形がわかるんだから。

この後、関係性というものをしっかり体に馴染ませた上で、実際のシーン稽古に入る。前半をざっと通す。現状何が足りていて、何が足りていないのかが浮き彫りになった。当然、重点的にやったことは深く掘り下げられており、まだあまりやっていないところはふんわりしているのだ。関川さんは、その日その日の稽古でどこまでのものを作りたいかというビジョンがきっちりある。ここからは女優4人の稽古が始まった。

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自由に動いたり

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向き合って座ったり

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今度は、この4人だけの深いところを探っていたんだろう。たぶん。

なぜ"たぶん"かというと、

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もうその時は飲んでたから。

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