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【夜、ナク、鳥】 今はまだオヨイデいる方がいい。

夜から稽古に参加。関川さんと髙橋さんと大江さんは、昼から稽古。

以前の稽古のように、きっといろんな事を試しながら、自分の中にあるものを洗い出していく稽古だったのではないかと推測。

僕が参加した夜の稽古は、新たなシーンを試していく時間になった。
ひとまず読んでみる。女性3人が僕を囲んで。これは、サラッとこのシーン見た時の「役」同士の関係性だろう。
多分関川さんは、読みを聞いて、役者の中に内在しているであろう、役者自身も意識できてない感情の可能性みたいなものを探っている。と同時に、関川さん自身もまだ見えていない、このシーンに眠っているピンとくるものも探っているんじゃないか。
読みを聞いてから次に、その中でも「役」としてパーソナルな関係が深いもの同士を背中合わせにする。そして、そのシーンで白羽の矢をたてられている「役」二人を向き合わせる。実は「役」同士の心の関係性はこういうのではないか、という二つ目の提案のようなものだ。
背中と背中を合わせることで、プレッシャーや、優しさや、温度、相手の気持ち、みたいなのを強制的に身体が実感して、結果、心が動かされる。
「コンタクト・インプロヴィゼーション」のようなものだなあとおもった。触れると気持ちって伝わるんだよな。身体は正直。

まあいろんな要因があったんだと思うんだけど、瑠美ちゃんがボロボロ泣き出した。どっかの感情の引き出しが、ぱっかり開いてしまった。

関川さんはこの機を逃すまいと、急遽稽古予定を変更して物語の核になるような終盤の稽古を始める。こういうシーンは、いろんな稽古を積み上げた後でないと普通はできない。でも多分稽古の積み上げではなく、「人生」の積み上げが使える瞬間だった。

大江ちゃんも昼の稽古でやったシーンが、もう全く違うシーンになってしまったようだ。それを見てニコニコ笑っている髙橋さんが可愛らしかった。

僕は代役やったり、ほぼしゃべることのないシーンをやったりだったけど、濃厚な稽古になった。一つ一つ丁寧に、大爆発を起こすための起爆剤を探す稽古が続く。僕らはまだまだ泳がされている。

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