推しの演技に感動した話 【リーディングシアター RAMPO in the DARK 】感想

 

CCCreation Presents


リーディングシアターVol.1
RAMPO in the DARK



「白昼夢」「人間椅子」「赤い部屋」

 





発表があってからずっと楽しみにしていたリーディングシアター!
配信という形でしたが、音も画像も思っていたよりも良くて楽しめました!





江戸川乱歩作品は恥ずかしながら1度も読んだことがなかったのですが、
推しが袴姿だったので、どんな役なのかめちゃくちゃ楽しみにしていました🥰
蓋を開けてみたらまず役柄に驚きました!!
特に白昼夢の役と演技が素晴らしかったです!

※以下ネタバレありますので、ご注意ください。



推しのサイコパスみたいな役はあんまり見たことが無かったので、正直に言うと、
猟奇的な演技に度肝抜かれました。


人間が猟奇的になる瞬間ってほぼ見ることができないと思っているので推しのそのような演技を見ることができて個人的にはとても嬉しかったです!
もっと悪役を演じて欲しいぐらい!(笑)





爽やかな笑顔で怖い台詞を語っているので、
演技を見てるうちに、
『あれ‥‥この人は悪い人なんだよな?でもこんなにも妻を愛しているんならいい人じゃん?(違う)』

というように、脳みそがバグる不思議な感覚と背筋がゾクゾクする感じが最高でした🥺
(はい、すみません✋ドMです)


あぁこれこそがサイコパスなんだよなぁ‥‥と納得の演技でした。
とにかく圧巻で息を飲むように引き込まれまて、独特な世界観が楽しかったです。



私が見たのはC, H , I のグループだったのですが、役者さんの組み合わせが変わるごとにその物語の雰囲気も変わったので内容を知っていても楽しめました。


3つの物語のざっくりとした感想です。


【白昼夢】

タイトル通り、夢なのか、現実なのかフワフワした不思議な世界感。
熱心に演説する青年。
妻を手にかけたと大声で主張して、あたかも妻が悪い、俺は正しいんだと正論のように演説する姿はまさにサイコパス。

演説を聞いた男の語りも最後はフラフラとしている語り口調でこれは一体なんだったんだろう夢だったのかな‥‥という余韻に浸れました。





【人間椅子】

座る人に愛される椅子を作っているんだけれど、人間との接し方がわからず愛を知らない椅子職人。
自分で作った椅子の中に入り込み、一体化して、その椅子を通して恋心を知るというなんとも奇妙なお話。
普通に考えたら恐ろしい‥‥椅子の中に人が居るとか😱
更に座っている人の姿を見たこともないのに人間の温もりによって恋をするっていうのが全く理解できなくて恐ろしさを感じました。

この語りを男性声優さんじゃなくて、女性声優さんがしてくれた事によって、とても良い意味で変態っぽさが薄れて、妖艶な表現で恋する気持ちが伝わってきたと同時にゾッとする世界観に引き込まれました。


また、このお話で感動したのが照明の使い方!
照明の色によって背景の色が何色にも変化しているように見えたし、声優さんの目元だけにライトが当たってる時はあたかも椅子の隙間から外を覗いているように見えて照明の使い方によってこんなにも世界観に入り込むことができるし、見ている雰囲気が変わるんだなぁと‥‥



【赤い部屋】

こっちもサイコパスだったなぁ‥‥‥人生が退屈だという理由だけで自分が正しいことをしたと見せかけて実は人を殺める事に快楽を感じている姿がまさに怪演で、実際もしもこんな人間がいたら恐ろしいなと思ったほどリアルな演技でした。
赤い椅子、音楽、暗闇、照明が異様さを引き立てていて、恐ろしさが増してました。


ざっくりとした感想なんですが、声優さんの演技も素晴らしく、それに加えて照明、衣装、音楽の相乗効果で
江戸川乱歩が綴った不気味な世界観に浸ることができました。


次回作があったら是非ともまた見てみたいなと思います!!


https://www.cccreation.co.jp/stage/rampo-in-the-dark/


↑気になった方はこちらから!





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