小さな感激に触れる

なんだか気が向かなくて休んでいた
読書や展覧会巡りを再開した。

そして、ひとつ気が付いた。
日々の生活の中で、
それまでの様に小さな事で苛立つ自分が
いないのだ。

まぁ、全く無いわけではないが、
まぁいいやと楽に許せている。

乾いた気持ちには、
小さな棘でも強く痛んで
少しのことにも腹を立ててしまう。

心の機微の少ない時間で、
無自覚に余裕を少しずつ削っていていたのかなと
思う。

それが素敵な作品に触れたり、
物語に感激することによって、
優しい気持ちを少し取り戻したのかも
しれない。

能動的に文化から貰える感激を
取りに行かなくなって、
それまでの自分のストックが枯渇している
感覚があって。

それでまた芸術作品に触れなくちゃ
ダメだ!って、思いが湧いたのが
キッカケなのだが。

自分にとって良い文化を
胸に貯めておくこと。
それは心の栄養であり、潤いでもあり。
心にぶつかってきたストレスを
受け止めてくれる、
緩衝材でもあるのだと思う。

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