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メディファスト(ティッカー:MED)
メディファストとは?
みなさんはメディファストという企業をご存知でしょうか?何となく「メディ」というところから健康関連のビジネスを行っていることは想像できますが、日本には進出していないため、知らないかたも多いかと思います。
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メディファストの株価は3月につけた51ドルから現在は150ドル付近まで上昇しています。この背景には、コロナショックによる自粛で運動不足が蔓延し、ダイエットに対するニーズが大きくなっていることがあると考えられます。
メディファストは1980年に創業し、減量や体重管理を目的とした栄養食品を製造・販売しています。また、単純に販売を行うだけではなく、減量プログラムの個人指導サービス「OPTAVIA」によってサービスの拡大を図っています。
では、「OPTAVIA」とはどんなサービスなのでしょうか?
「OPTAVIA」は食事制限によりダイエット成功を目指す
「OPTAVIA」のダイエット方針は非常にシンプルなものです。通常行っている食事を低カロリー・低糖質のメディファスト製品に置き換えるというものです。
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プランはメディファストの製品と簡単な調理を行って作る食事の組み合わせで3種類あり、ダイエットを実施する人はその中からプランを選択します。
また、食事プランを選択するだけではなく、フォーラムやビデオチャットを通じたコーチとのコミュニケーション、さらには他のメンバーとのミーティングを実施することでダイエットに対するモチベーションの維持を行っています。
ウェブサイトによると、ダイエットを実施するためのキットは月額約350ドルから450ドルの範囲で提供されており、コーチングに関する料金も含まれているようです。
「OPTAVIA」はマルチレベルマーケティングで拡大
日本ではマルチ商法というと、避けられることが多く成立しにくいビジネスモデルですが、米国では一般的に行われているようです。
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上の図のように実際に「OPTAVIA」のプログラムによってダイエットに成功した人がトレーニングを受けてコーチとなり、収益を得るという循環を作ることがメディファストのビジネスの大きな柱となっているようです。
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顧客(子)を増やしていけばいくほど、収益が上がっていくという構造は変わらないようです。新規顧客を獲得した際のインセンティブ増やすなどの施策も実施しているようで、これはマルチレベルマーケティングならではの特徴かもしれません。
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こうして生まれるコーチの数は年々増加しており、2019年は+42%成長、2021年には5万人程度まで増加することが見込まれています。メディファストの株価を見るうえで、コーチの数は重要なポイントとなりそうです。
メディファストの将来性
正直、ビジネスモデルとしてはそこまで目新しいものはなかったかなという印象です。米国は人口は増加していますし、ダイエットに関する需要も今後拡大していくのは間違いないですが、これからのダイエットはより客観的なデータに戻づくアプローチが求められると考えています。
その点では以前紹介した、リヴォンゴ・ヘルスのビジネスの方が可能性を感じますし、肥満に対するアプローチを行ってくるのは時間の問題のように感じます。個人的にはここに投資するなら他の銘柄に投資したいですかね。
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