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『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』映画館上映版とBlu-ray・デジタル版の違い



2021年6月4日の公開以降、驚異的なロングランを続けている『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は、2021年12月22日にBD・デジタル版(以下「BD版」)が発売・レンタル開始されました。

この作品のBD版には、映画館で上映されたバージョン(以下「上映版」)から修正された箇所があります。気づいたものを順次追加していこうと思っていますが、私はなんせポンコツなので、違いなんてそもそも全然気づかないし、気づいたところで観劇中に忘れることがあると思います。そこで、「ほかにもここが変わってたよ!」と気づいた方がいらしたら指摘いただけると嬉しいです!(というか、今回たまたま気づいたものがあったので、他にもあるかなと思いこの記事にしてみました!)

上映版とBD版を並べて観劇できればいいのですが。。。



1. 皆殺しのレヴュー終盤での星見さんの向き

BD版では星見さんの背景のトンネルが顔側から背中側へ流れていきます

皆殺しのレヴュー終盤で大場さんと星見さんの、

大場「なんだか、強いお酒を飲んだみたい」
星見「へ」
大場「なんだか、強いお酒を飲んだみたい」
星見「なな」

上映版で星見さんの背中側から顔側へ背景が流れている場面

というやりとりのシーン。上映版では背景のトンネルが、星見さんの背中側から顔側へと流れています。そしてその次の

大場「だからぁ、なんだか、強いお酒を飲んだみたい」
星見「何言ってるの、私たち、未成年じゃない」

上映版で星見さんの顔側から背中側へ背景が流れている場面

と言う場面では、星見さんの顔側から背中側へ背景のトンネルが流れています。

映画館での観劇時には、
『大場さんに星の留め具を弾かれた時の星見さんは列車後方を向いているから、「へ」「なな」って言ってる星見さんは、切られたまま後方を見ていて、3回目の呼びかけの前に振り返って「何言ってるの~」と返したのか?』
『いや、しかし「へ」「なな」って言ってる星見さんは大場さんを見ているようにしか見えないよなぁ。。。うーむ。。。?』
とか、あれこれ考えていたのですが、BDを見直したところ、背景のトンネルが流れていく方向が逆に、顔側から背中側に変更されていました。



2. 玄関に立った愛城さんの髪飾り

BD版には髪飾りがありません

初めての『スタァライト』観劇のために、迎えに来た神楽さんに会おうと玄関へ向かい、赤いライトと開幕ブザーの中で佇むシーンで描かれる愛城さんです。上映版では愛城さんの向かって右側に王冠の髪飾りが付いていましたが、BD版ではこれが削除されています。

神楽さんから愛城さんにこの髪飾りが贈られるのは、初めての『スタァライト』観劇後なので、この時点で髪飾りをつけていると時系列がおかしくなってしまうため削除されたのでしょう。(髪飾りは「運命の舞台」のチケットですし、「運命の舞台」へ向かい始める切っ掛けとなった『スタァライト』観劇の際に「運命の舞台」へのチケットが届いているなんて素敵じゃないか!と個人的には思ってました。そのため、上映版を見ていてもあまり違和感を覚えませんでした。)

ただ、古川監督はこの作品について、もともと2時間をはるかに超える長さだったものを編集を重ねて1時間59分59秒に縮めたというお話をされているので、この場面は当初は神楽さんと愛城さんが運命の舞台のチケットの交換を終えたあとに配置されていたものの、場面の順序を入れ替える編集によってチケット交換前に配置されてしまったため、「結果としてミスになってしまった」という可能性も考えられます。
そう思って前後のシーンを見ると、直前の愛城さん・お母さん・マキちゃんの3人がリビングですごすシーンは明るい日中の場面として描かれているのに対して、次の愛城さんが一人で玄関に佇むシーンは全体的に薄暗く、画面の印象としては夕方、ドアから差し込む赤い光がなければ夜、という感じで描かれているので、時間の経過の仕方に違和感を覚えます。



3.愛城さんを乗せてホームを出る列車の窓


窓越しに向こう側のホームの柱が見えます

愛城さんを砂漠に連れてきた大場さんが列車から降りて、愛城さん一人を乗せた列車が発車するシーンです。上映版では列車の窓には何も映っていませんが、BD版では窓越しにホームの柱が見えます。



4. 露崎さんと神楽さんの競演のレヴュー

レヴューソングについて、BD版では「SUZDAL」と表記されていますが、

BD版では「SUZDAL」と表記

上映版では「SUZUDAL」と表記されています。

上映版でもエンディングでは「SUZDAL」と表記されており、校正作業の難しさが垣間見られます。

正しくは「SUZDAL」と「U」は入りません



番外1:大場さんと愛城さん2人の列車の進行方向

上映版でもBD版でも同じ描写で、上映版とBD版との差異ということではないのですが、気になった箇所なので番外として挙げてみました。

このシーンの車窓に差し込むライトは右から左に移動しているように見えます。つまり、列車は右方向へ移動しています。

トンネルのライトは右から左へ移動=列車は右方向へ進んでる

あの日生まれたんだね、舞台少女、愛城華恋が
バナナマフィン、バナナプリン、バナナンシェ
たくさん食べてもらったな

列車が右方向へ移動してる時の大場さんのセリフ


しかし、その後の大場さん・愛城さんが画面に一人で映るシーンでは、ライトは左から右に動いているように見えます。つまり、列車は左方向へ移動しています。

トンネルのライトは左から右へ移動=列車は左方向へ進んでる

でもみんな、新しい役、立つべき舞台を求めて、すぐに、飢えて、渇いて
でも、華恋ちゃん、あなただけは、まだ

列車が左方向へ移動してる時の大場さんのセリフ


実際に、列車は左方向に進んでトンネルを抜けます。

列車はそのまま左方向へトンネルを抜ける

なんと、列車の進行方向がいきなり変わっていました。







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