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コロナ禍下、いくつか考えたこと①:映画のこと。

夢を見る場というか現実からの逃げ場だった映画館の、「現実」を見せつけられたことに対しての怒りがけっこう大きい。

映画館の人たちや映画の作り手の人たちが「かわいそうに見える」という状況が、なんだかイヤだったけど、怒りの矛先を政治にするには主語が大きくなりすぎるし、ウィルスを的にするには小さすぎる。

とりあえず、とりいそぎ、支援支援ということで、あっちのファンドに課金したり、こっちのTシャツを購入したり。でもクレジットカードの支払い予定額見て冷静になれば、「Save the 家計」って及び腰にもなってしまう。参加をしなかった支援のムーブに後ろめたさを感じてみたり。

「映画を観るために支援をする」のが必要な時期だけど、「支援をするために映画を観る」ような気分になるのは“粋”じゃないように思ってしまう。

映画を楽しむってどういうことだろう、どうしたら映画の話を面白くすることができるんだろう。そういうことを昨年末くらいから考えてきたから、余計なことまで考え過ぎてる気もするし、余計なことまで考え過ぎてるのは昔からだったのかもしれないって気もする。

コロナ禍が過ぎたとき、映画や映画館はどうなっているだろう。できるだけ元のように戻ってほしいけど、元のように戻るためには、何かを大きく変えなければならないんじゃないかなと思う。


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