マレー半島縦断日記

マレー半島縦断1日目

23:30くらいにホテルについた。3ヶ月前に来たばかり。懐かしかった。本当は初日からアングラポーカーに行く予定だったけど,テーブルが割れそうと聞いたので断念。
代わりにしていた街歩き中に4人くらいの強引という言葉でも形容できない客引きにあって渋々店入って会計見たら2万どころじゃないくらいはぼられてましたね。家計簿つけたら-6万くらいしてました。(のちにちゃんと計算したらもうちょい低かった)
飛行機の中ずっと解答決定業務していたのに全く耐えてないです。
3度目のタイだけど甘くない,厳しいって。
皆さんも海外行って強引な客引きをする店舗に優良店はないので気をつけましょう。そして,1杯くらいいいかっていう優しさも見せようとしちゃダメです。唐突の18杯分請求+テーブルチャージ+サービス料+ 謎のTAXが来るので。ほんまに3回目だし,もう大丈夫やろとか思って夜のバンコク1人歩きとかすんなよまじで。
てことでいきなりの大地下労働のマレー半島縦断編がスタートしました。
ちなみ1人旅で安い宿(とはいえ6000円)に泊まったら普通に部屋に小さな蟻がいます。パソコンに登った蟻を3匹は殺しました。街歩きでは野垂れ死ぬGを数多と見ました。生命力の高い彼らでも生き抜けない東南アジアですが,僕はそれでもやはり新興国の雰囲気が好きです。
ただこの旅から帰る頃,アイアンマンとかにでもなってないと少し割に合わないかもしれないですね。
では,コールドシャワーを浴びておやすみなさい。
続く…

マレー半島縦断2日目

昨日は10時にホテルを出てバンコク市内をぐるっと巡って今さっきホテルに着いた。
バンコクは新市街と旧市街に別れているんだけど,今までずっと新市街を見て発展すごいなーとか思っていた。そんな中初めて本格的に旧市街を散策してみた。本当にそこは別世界だった。裸足で通りを歩く青年,地球削るんちゃうかってくらい土下座しながら物乞いするお婆さん,全てのゴミ箱を漁って食べれるものはないか探してるおっちゃん,日本では絶対見れないような人たちを見た。日本だと,最悪生活保護がある。でも彼らにそんな制度はないから生きるのがどんなに本来は大変なのか初めて目の当たりにした。昨日の日記でぼったくられた話をしたけど,それはきっと富の再分配として彼らが自ら行わなければならないくらいに生活が逼迫しているのか,そう思うと昨日の6万円もなんだかどうでもいい気がしてきた,1回だけならゆるそっと。次は他の人にしてね。
ところで僕はデベロッパーを第一志望に就活をしていて,志望動機とかESに書くときに「まちづくりを通して,豊かな未来を〜」とか書いちゃってる。けど,きっと彼らは街が変わっても何も豊かな未来はない。結局は自分のエゴを押し付けてるだけなのかなあ,とか考えながら夜ご飯を食べに新市街に向かった。あれ,なんか3ヶ月前にバンコクきた時に聞いたことあるメロディーが流れる。3ヶ月前と同じ場所,同じメロディーで高校生くらいの女の子がリコーダーを吹いていた。新市街でも,都市の急速な発展の裏側で市民の生活は何も変わってないのかあなんて思ったりした。とにかく,色々考えさせられる街歩きになった。
一人旅のいいとここれだな。
さてさて,昨日は他にもメインイベントのバンコクアングラポーカールームでポーカーをしていた。フリードリンク,フリーフード,フリーカンナビス。日本じゃ信じられない大麻臭い空間でポーカーを打っていた。ちなみに大麻吸ってポーカーしてるやつはめちゃくちゃ狩れる。一生大麻吸ってポーカーしててくれ,お前は大麻が美味しくて俺はお前が美味しい。
ホスト側の話を聞いているとどうやら彼らの本業は違法?武器商人な気がする。普通に正直怖いでしょ。まあ,何がともあれ9時間で約10万円勝ちの大勝に終わった。当然昨日急遽始まった地下労働は一瞬でお釣り付きの地上に回復した。ちゃんと支払われるしよかったよかった。あれもしかしてここでは,違法武器売買で得た富,俺が再分配させちゃってる?君たちはぜひ次もお願いしますね。次回のタイ旅行はポーカー遠征でいいと思った。
続く…

マレー半島縦断3日目

今はマレーシアに向かう列車に乗っている最中だ。バンコクからパダンペサールというタイーマレーシア国境の街へ向かう16時間かかる列車だ。
日本に生きていると当然のように長距離列車は給電可能だと思うだろうが,こっちは当然のようになかった。ミスった。多分,そろそろ音信不通になる。
ちなみに,停車駅の音声案内ももちろんない。いきなり停車する。駅名も見当たらない駅あるし,途中下車の難易度高すぎるだろ。よかったわ目的地が終点で。
あと,この電車すごいところはトイレから地面が見える。凄まじい速度で地面が変わっていく様子が見える。流すとかいう概念はなくて,土に還してる。気になる人,乗ってみたい人はぜひタイ国鉄路線番号45へ。
さて,今日は夜ご飯に電車の座席までくる売り子から買ったガパオライスを食べた。自分史上一番辛いガパオライスだった。というかあれ常人が食える辛さに作ってないだろ。とか思いつつそれをも上回る強烈な旨みでスプーンは進み,痛みと闘いながら完食。僕は辛いものを食べると汗が噴き出る体質なんだけど,対面に座ったおっちゃんがティッシュを,隣に座った親子がゆで卵を何も言わずにめちゃくちゃ笑いながら差し出してくれた。本当にタイって優しくていい国なんだよな〜。上座部仏教だからか自分にできることを見つけて施すっていう国民性が備わっているのかな,知らんけど。タイ3回目の3日目にして,発展途上国の低価格を求めた旅は意外と大変だということを知った。これもこれでとても楽しい。昨日の日記から12時間しか経ってなくてあんま書くことないし,ずっと窓のないカプセルホテルみたいな空間にいるし,タイ来てからまだ合計で5時間くらいしか寝てないし早めに就寝。
明日からはマレーシア編,ペナン島からお届けします。
続く…

マレー半島縦断4日目

9時ちょうど,バダンバサール駅に到着。1時間遅れの17時間の旅だったけど思ったよりもあっという間だった。電車は途中駅で乗ってきた弁当売りの人がよくご飯を売りに来るから意外と食事も困らない。ただ,朝飯として食べたチキンについてきた米はマジで美味しくなかった。少しプラスチックみたいな味がする餅米を冷やしておにぎりにした感じ,めっちゃ硬い。ギリギリ食えなくもないから完食,俺はもうこの世界のありとあらゆる炊き具合の米類が食えます。パダンバサールについた15分後には10時台に変わっていた。経度ほぼ同じなのに1時間変わるのはなんか不思議な感覚である。実はここで,マレーシア入国審査時に別室送りにされた。パスポートがなぜか読み取れなかったらしい。もちろん入国審査官に質問される。「お前彼女いないの?」なんだこいつと思いつつ,いないと答える。「マレーシアで作ってけよ」と返ってくる。本当に余計なお世話だ。せめて,入国目的聞けよ。少し,ダメージを受けながらも今度はペナン島近くのバターワースへ向かう電車に乗る。寝足りなかったのか1時間以上寝てたんだけど,起きた瞬間に隣のおじさんが話しかけてきた。「お前中国人か?」と。よかった,彼女の有無ちゃうかった。ここで彼女の有無聞かれてたらもうマレーシアを嫌いになっていたと思う。俺は,「いや日本人だ」と答えた。「よかった,日本人ならウェルカムだ」と言われる。どうやら中国人はあまり歓迎されてないらしい。俺,ハーフだからめっちゃ便利じゃん。日本が嫌われてる国行った時は中国人って言えるからね。その後もそのおじさんのトークは続いた。訛りが激しすぎて3割くらいしかわからなかったが,マレーシアは住みやすい国だぞってずっと語ってたと思う。さて,そんなこともありバターワースに到着。世界遺産のあるペナン島へ行くにはフェリーに乗る必要があるがその前に腹ごしらえをした。店員にrecomennd Malay Food って聞いて,おかずの名前言われたんだけど全くわからないから全部にyesって言って出来上がったプレートを食べた。後からわかったが,どうやらこれはナシカンダールというペナン発祥の料理らしい。カレー好きはぜひ食べてみてほしい,美味すぎるから。そして,フェリーに揺られジョージタウンに到着した。ここで気がついてしまった,SIMカード変えるの忘れてた。俺は何も情報がないまま,宿を探そうとした。さすがに到底無理だった。諦めて,街の中心っぽそうな建物は高かったのでそこを目指して歩き,SIMカードを買った。ジョージタウンはいい街だ。英国の東インド会社が作った街が今も残っている。きっと18~19世紀ごろのイギリスもこんな感じなのかなとか想像しながらする街歩きはこれまで現代都市を歩いてきた僕には新鮮であった。街歩きをしていたら,ある海沿いの公園についた。そこでは,サッカーをする人たち,クリケットをする人たち,みんながやりたいスポーツを自由にやっていた。今のボール遊びが禁止されがちな日本ではもうみられない光景だ。
休憩がてらサッカーを眺めていたら,おじさんに「やるか?」と聞かれたので混ざることにした。あいにくサンダルだったので裸足で参加したのだが,ここではそれを咎める人はいない。形にこだわる日本だったらサッカーさせてくれません。
時間も夕方から日が暮れるまで,ルールも何もかも適当だけどみんな一生懸命だったし,すごい楽しいサッカーだった。体育会のサッカーはなんて息苦しかったのかと正直思う。ミスしたら怒られるし。こういうのでいいんだよな,すごいみんな幸せそう。久々に楽しいサッカーをして汗を流した後に飲んだタイガービールは格別だった。毎日2万歩くらい歩いて疲れたので,明日はゆっくりしよっと。明日はついに首都クアラルンプールへ。続く...この日記ふと思ったけど,沢木耕太郎「深夜特急」の牛崎版になってきてるな。
続く…

マレー半島縦断5日目

眠すぎるので,出来事を時系列に言うだけになっちゃいそう。ゆっくり起床だったのでブランチにおすすめな場所をホテルの人に聞いて,そのエリアに向かった。なんか並んでた,屋外カフェ?とも呼べるかわからん年季の入った店に自分も並んで入店。トースト2種とコーヒー2杯と温玉頼んで660円だった,やっす!ちなみに2杯目のコーヒーはテイクアウトにしたんだけど,金魚すくいですくえた金魚入れるみたいな袋で出てきた。味はめっちゃ美味しい,多春珈琲だっけな。まだ出発まで時間があったから,沢木耕太郎が泊まった同楽旅社を見に行った。残念ながら同楽旅社は閉業して廃墟になっていた。ジョージタウンも世界遺産エリアの外れは開発が進んでいってるからきっとここもいつかその波に飲まれるのかもしれない。今のうちに建物だけでもみれて良かった。まだ時間が余っていたので,The Topと呼ばれるペナン島で一番高いビルに登った。1988年に竣工したようだが,その後低層エリアと上層エリアが増築されたから意外と新しく感じた。
そのタワーではなんと65階で命綱をつけて建物の外周を歩くことができた。しかも足元は金網。最高の景色と引き換えに今旅最大の恐怖であった。4人に囲まれ客引きされた時よりも怖い。東南アジアの超高層ビルはペナンに限らずバンコクもすごくスリリングだったので,東南アジアの人間は何か恐怖を与えないと気が済まないらしい。でもその代わりに見れる景色は最高なので東南アジアに来たらタワーには登ることを強く勧めたい。
さてとようやく発つ時間になったので,駅に向かった。昨日駅に着いた時にクアラルンプールへ向かうチケットはあらかじめ購入していた,ラスト1枚を。きっと今日買いに行っていたら売り切れていたと思うから,ナイス昨日の自分。しかし残っていたのはビジネスクラスのみであった。背に腹は変えられないので普通席の倍額払い購入した。実はこのビジネスクラス,めちゃくちゃ良かった。軽食のマフィンとナッツ,さらには座席にモニターがあるのでイヤホンもくれるし,夕食どきにはお弁当も出た。倍額とはいったものの,5500円くらいで4時間の旅ができたので本当に大当たりだった。そして,クアラルンプールに着いた。かなり驚いた。バンコクも発展していると思っていたが比じゃないかもしれない。目を瞑ればまるで新宿のようだ,いやまあ目を瞑ったらどこかわかんないんだけどね。交通網もバンコクより発展しているし,高層ビルもめちゃくちゃ多いし綺麗だ。
今日の宿はエアビにしたんだけど,プールからも部屋からもKLタワーとペトロナスツインタワーが一望できる。こんな眺望で1泊6000円なのだから,クアラルンプールの好感度が一気に上がった。
今は深夜の2時だが,宿の真下のサッカーグラウンドでは試合をしている。そんなパッションのある国民性も好きになれそうだ。明日は大学の課題とESがあるので処理をしてから街に出たいと思う。
4泊するクアラルンプール,その発展の様子をしっかりとこの目に焼き付けたい。続く...

マレー半島縦断6日目

今日は朝からESを書いていた。期限が近かったものを全て提出したらお昼を過ぎていたから急いでご飯に向かう。
お店は何も調べていなかったから,とりあえず教授に繁華街だと聞いていたブキッビンタンへ。フラフラと歩いていたら,しげ旅で見ていた蒸時代というお粥のお店にたどり着く。このお店は,席に付いている鍋が2層構造になっていて,上で食材を蒸してそのエキスが垂れてくる下でお粥を作るという構造だ。
あまりシステムがわかっていなかったのでお粥を頼んだら何かしら上で食材が蒸されるのかと思ってたけど何も蒸されない。どうやら他に注文しないといけなかったようだ。エビを頼もうとした。そしたらなんと300gからしか注文できないらしい。おひとり様キラーのようなシステムだがせっかく来たので注文した。すぐに店員がザルに入ったエビを持ってくる。蒸し器の蓋を半分だけ開けて即投入。下処理もなく目の前で7匹のエビが亡くなった。なんならピクピクしてる。
数分後,お粥もエビもできた。明らかに一人で食べる量ではなかったが,エビのエキス滴ったお粥も絶品だし,鮮度MAXのエビもプリプリでうまい。本当にお粥界で最も美味しいと思うので,クアラルンプールに来たら訪れることをおすすめしたい。大きなえび7匹に豚肉のお粥,お茶で3500円くらいだったから2人で来ればそこまで高くない。
昼食を取ったらブキッビンタンを中心に街歩きをした。いくつものショッピングモールを回ったが,明らかに日本のものよりも規模が大きい上にトイレ以外美しい。これはバンコクでも感じたことだ。すなわち,日本の都市のプレゼンスというのは相対的に下がって来ている。商業施設だけでプレゼンスを語るのはいささか早計に思うかもしれないが,総じて見てもそう思う。今やアジアNO.1の都市でないことは間違い無いだろう。もっと日本は危機感を持つべきではないかと感じたものの,日本はソフト面でいい国であるということから国外を見ない人も多くいるのでその認識を浸透させるのは難しそうだ。
ちなみに余談にはなるが,クアラルンプールで見たモールで一番人がいなかったのはららぽーとブキッビンタンだった。三井不動産,大丈夫ですか?
5時間くらい街歩きをしたので夜ご飯を食べにアロー通りへ行った。雨だというのにそこはすごい人で賑わっていた。そこで屋台飯を食べて,夜のペトロナスツインタワーへ向かう。おっと,なんか並んでるケバブ屋さんあるじゃん。購入し,2回目の夕食。必然の美味しさだった。
気を取り直してペトロナスツインタワーへ。それは圧巻であった。ただただ圧巻であった。存在感,美しさその佇まいの全てから,東南アジアの発展を象徴しているかのようだった。改めて,日本に危機感を覚える。もちろん日本の都市も発展しているのだが,その発展の停滞感と閉塞感に対する危機感だ。
感動を胸に宿までの帰路についていた。そこでナシレマという看板を見る。どんな料理か気になって立ち止まったら,店員さんがやたら丁寧に説明をしてくれるものだから,人間が飲んでいいか怪しい色をしたドリンクとともにナシレマを購入し3度目の夕食。
ナシレマはココナッツミルクで炊いたご飯にチリソース,きゅうり,ゆで卵,イワシチップスみたいなのが乗ったご飯料理だ。ちなみに,これも余談だがマレー語でコメはnasi,麺はmeeだと思う。マレー語は英語と音が近いから多少分かり合えそうだ。
ナシレマの味だが,申し訳ないがびっくりするくらい美味しくなかった。みんなにも覚えておいてほしいが,ココナッツミルクで米を炊くのは災害時に電気はあるけど断水しててココナッツミルクしか家になかった時だけにしよう。一生懸命説明してくれた店員の顔を思い出しながら,時々ドラゴンフルーツジュースで流し込みなんとか完食。
お腹壊しませんように,おやすみなさい。
明日は,郊外のバトゥ洞窟へ。
続く…

マレー半島縦断7日目

早いことにもう折り返しだ。今日も朝からWEBテストを解いた。正直嫌になるくらいに身が入らなかった。
とりあえず,数社解き終わったので郊外にあるヒンドゥー教の施設,バトゥ洞窟へ向かう。時刻表では15:51発だが16:00になっても来ない。キョロキョロしていたら,おじいさんが話しかけてくる,「どこへいくんだ?」と。私は答えつつ少し話していた。このおじいさんには人を巻き込む力があるようで気がついたら5人くらいで話をしていた。電車も20分くらい遅れながらも出発し,我々は電車の中でも話を続けていた。きっと,戦争の歴史と地政学の話をしていたんだけど俺はその内容を半分も聞き取れなかった。とてもとても悔しかった。
そのおじいさんらは途中で下車し,ニュージーランドからの旅人Joshと2人きりになる。彼は,ファイナンシャルプランナーの仕事を辞め,いろんな国を巡る旅人のようだった。6年前日本にも来たことがあり,2ヶ月色々な都市を巡って滞在していたようだ。だから日本語が話せる。しかもそのレベルは,英語を6年学んだ我々より「使う」という観点からはよっぽどレベルが高いように感じる。さらにJoshは英語ももちろん,スペイン語,フランス語,イタリア語,ポルトガル語,少しの中国語が話せる。本当にこの旅に来て思うことは,単一の言語しか基本的に扱えない国民が大多数を占める国は日本だけなのではないかと思う。ちなみにJoshには別れ際,「君は日本人の中だと英語が話せる方だね」と言われた。あとでも言及するが,ほとんど会話に参加できず,なんとかくらいついただけであたふたしていた自分にこの言葉が送られるのは本当に日本人という人種が英語を使えない民族だと認識されている証だと思う。今の日本人の語学力は絶望的な状態,言語の後進国だ。
こうしてJoshとバトゥ洞窟を巡った。ヒンドゥー教の施設ということもあって,ガネーシャの像など色々なものがあった。有名なカラフル階段も美しかったし,洞窟そのものも壮大であった。見学を終えた我々は駅に戻る。
帰りの車内でJoshと話していたら,向かいに座っていた家族が人種が違うのに会話していたことを不思議がって我々の話に混ざってきた。彼らは,上海からブリスベンに移住し5年経った家族で,旅行でクアラルンプールに来ていた。Brittenという少年は大人びていて,流暢な英語を話す。もともと中国人とは思えないほどの本当に流暢な英語だ。JoshとBrittenが話している内容を聞こうとするも早くて本当にわからないことが多々あった。これほど悔しいことはない。
さもあれ,我々はKLセントラル駅に戻ってきた。その後の流れで僕はJoshとBrittenと3人で行動した。まず,Josh行きつけのインドカレーの店でご飯を食べた。マレーシアは多民族国家だから世界各国の料理が食べれるわけだが,ここのインドカレーも美味しかった。特にマンゴーラッシーは濃厚でとても美味だった。いや,そんなことがどうでも良くなるくらいに2人の会話についていけてない自分がいる。こんなにも受け身で会話する自分が嫌になってきた上に,その状況がどうしようもないことにやるせなさと憤りを覚えた。
断片的に理解できた彼らの話もあるが,彼らは会話で基本的に自分の意見を必ず述べる。こういう事実を知っているか?つまりはこういうことじゃないか?と。
あまり無駄話もなく,会話は表面的なものではなく相手の考えを常に聞くためのツールとして用いていた。
ご飯を食べて我々は,少し街歩きをした。街には野良猫がたくさんいるのだが,Brittenは猫を見るたびに餌を買いに行こうとしていた。さすがに最初の1匹以外はJoshに止められていたが,Brittenの行動力とその思いやりは深かった。すぐに行動に移せるってやっぱとても重要だ。さて,街歩きをひとしきりしてBrittenが宿泊しているヒルトンホテルに行った。Brittenを送るついでにプールに入りな!と言われたのでみんなでプールに入った。もちろん全員水着なんてないのでズボンで。おっと,ちなみにBrittenは16歳だ。あまりに自分の意見をはっきりいうから20歳くらいには見えた。他にも,ピアスは空いてるしパーマはしてるしで自分より少しだけ若いくらいかと思った。プールにズボンで入ることを提案したのはBrittenだが,大人びて見える中にもちゃんと高校生を感じた。
しばらく泳いだあと,プールサイドでまた談笑する。
お金について話していた。我々は旅をしているから,お金のことを気にするのも当然だ。
結論はこうだ。「お金を節約するのは,大事だ。しかし,必要な時にお金を使うのはもっと大事だ。」ということである。ここに僕個人の見解を加えたい。資本主義が中心となる現代社会でお金は幸福を決定する大きな指標であることに間違いはない。しかし,時間を有意義に,有効に使うことこそ最も幸せが得られると思う。今僕は,就活中で研究もあり,なんなら学期中で絶対に旅行なんてすべき時期ではない。しかし,この7日間で得られた経験はすでにかけがえないものだと言える,全く後悔はない。やりたいことはすぐにやるべきだし,そのためにお金は使って然るべきだ。
今日は行く先々で人に出会い,旅らしい旅をした最高の1日だった。
彼らとは再会を誓ったわけだが,次回会うときは必ず英語力を上げて対等にコミュニケーションを取ろう。オーストラリアとニュージーランド、行くべき場所がまた増えた。改めていい1日だったな,マレー半島縦断1人旅をしている意義がこの1日に全て詰まっている。偶然の出会いは最高だ。

続く…

マレー半島縦断8日目

今日は髪を切りに行った。誰もが1度は憧れる,海外お任せヘアカットだ。ずっと行きたいと思っていたのだが,今まで怖くてできていなかった。ちょうど昨日Brittenにいいバーバーを教えてもらったのでそこに行くことにした。予約なしで入ったのにすぐに通してくれた。仕事はめちゃくちゃ丁寧だった。後ろを刈り上げるだけで4つくらいのバリカンとカミソリが使われるくらいだ。おまかせで頼んだら彼はまるで自分の技術を見てくれと言わんばかりに丁寧に仕事をしていた。サービスに非常に満足して,会計を見ると3000円もしなかった。日本でこのクオリティを求めたら倍はするだろう。リピ確です,まじでよかった。あ,でもちなみにこいつも彼女の有無聞いてきた。そこは減点対象です。なんなんここ,彼女いないと許されない法律でもあるんか。
そのあとは旧市街を散策した。1888年にオープンしたセントラルマーケットへ行った。そこはおそらく,リノベーションが繰り返されていて中はとても綺麗だった。ふと2階に自分で匂いを選んで作る香水の店があったので行ってみる。そこの香水は有名ブランドの香水の匂いを再現して作った香水を2種類選んでブレンドするお店であった。うん,堂々とコピー品だね。バッグじゃなくて匂いのパクリという新たな着眼点。可愛い顔してどエロい服を着た店員さんにいろいろ説明を受けつつ,選ぶ2つを一緒に考えた。自分が選んだのはJo Malone wood sage & sea saltとLe Labo Tonka25の(パクリの匂い)2つだ。どちらも正規で買うと25000円くらいはするのにコピー品は50mlで2800円くらいでめちゃくちゃ安い。カバンならすぐバレそうだけど,匂いならコピー品でも意外とバレないやろ。
次にKLタワーへ向かった。ここに登って景色の写真をとることでゼミの欠席と研究の進捗を止めることを許されているのだ。教授はマレーシアの経済地理も専門だから,次の書籍の表紙に使いたいらしい。この時期の欠席が写真でゆるされるならありがたい。入場料の4000円も無同様である。展望デッキからの眺めは,クアラルンプールの都市化を俯瞰することができて地理を学ぶものとして興味深かった。そしてクアラルンプールの都市圏はかなり大きく,次回の来訪時は郊外もいってみたいと思う。ただこのタワー,カップル多すぎなほんまに。次来るとき絶対彼女と来よ,ほんま悲しい現実を突きつけてくる回数が多すぎるのこの国のまじで悪いところだね。
夜ご飯はケバブを食べに行った。テイクアウトの列に並んだつもりがイートインの列だったことに,半分以上進んでから気がついた。悔しいからイートインを貫いた。そしたら,マジで何もわからないメニューが置かれた。とりあえずぱっと見で美味しそうな料理を注文した。スパイスの炊き込みご飯チキンレッグ乗せ,中にポテトとチーズが入った揚げ物,ラム肉が中に詰まった饅頭みたいなやつがきた。素直に言おう,イスラム料理あんま美味しくない。スパイスの炊き込みご飯もなんか変な香りするしカルダモン噛んだ時本当に吐き出したくなったし,ラム肉のやつはしょっぱいの求めてたのに酸っぱかった。中にポテトとチーズが入った揚げ物だけは毎日3時のおやつに出てきて欲しい感じで美味しかった。とりあえず,イスラム料理に出会ったらおとなしくケバブ食べようね。
自分で言うのもなんだが,「日記」になってて切れ味が落ちている気がするのが少し悲しい。初日が一番面白くない?この日記。
しかし日記として残すことに意義があると信じて書いていきます。
明日はついにクアラルンプールを去り,マラッカへ。
続く…

マレー半島縦断9日目

今日はクアラルンプールからマラッカへ移動した。マラッカへ向かう前にターミナル駅近くのリトルインディアというインド人街でカレーを食べた。当たり前に冷たいのが出てくると思って飲み物を頼んだが,めちゃめちゃ熱いチャイが出てきた。気温30℃を超えている中,ホット頼む人いるわけないだろとか思いつつも伝え忘れた自分が悪いと反省した。カレーはめちゃくちゃ美味しかった。インド料理は万国共通で美味い。
さて,バスに乗る。2時間ほどの道のりだがなんと運賃は500円もしない。快適な車内で隣にマレーシア人かインド系のおじさん。こいつめっちゃ俺にマレー語はヒンドゥー語で話しかけてくる。さすがに同人種には見えないと思うんだけどなー。さすがにわからなすぎるので話の合間で目を瞑って眠った。ごめんおっさん。
そしてマラッカについた。バスターミナルから市内中心部までは距離があるので路線バスに乗り換えるのだが,たくさんあってどれに乗ればいいかわからない。適当なバスの運転手に聞いて正しいバスを教えてもらい乗車。正しいバスでもどこで降りればいいかわからないので地図を見せたら,その近くのバス停にきたとき僕に声をかけてくれた。みんな優しい。
マラッカは非常に小さな町だ。30分も歩けば一通り観光スポットは巡れる。
唯一残念だったのは,日没に合わせて訪れた海沿いのモスクの営業時間が終わって夕陽とモスクの写真が撮影できなかったことだ。営業時間くらい調べてから行けよ,と自分でも思った。
少し残念ではあったが,気を取り直してGrabの運転手に教えてもらったニョニャ料理の店に行く。ニョニャ料理はマレーシアと中国が融合した料理らしい。
店の前には1匹の猫がいて鳴きながら自分に近づく。Brittenがしていたようにすぐ近くのコンビニでキャットフードを買って与えた。本来であれば野良の動物への餌付けは良くないことなのだろう。しかしこの旅で感じたが,おそらく他国の教育では困っている目の前の人や動物を助けるという感覚が養われているような気がする。やはり,目の前の1人や1匹をも助けられなければ,より大きなものは救えない。僕は少しばかり助けることを選んだ。
さて,改めて入店しおすすめのメニューを店員に聞いて注文した。最後にIs these enough?と聞く。enoughと言われる。すると絶対に1人で食べきれない量が届いた。これはenoughではない,deadだ。急遽食トレと化したニョニャ料理であったが,味はどれも美味しかった。確かにマレーの料理と中華がいい塩梅でミックスされているように感じる。頑張ったもののさすがに全部は食べれなかったので,パックに詰めてもらい持ち帰ることとした。
さすがに食べすぎたのでホテルまで歩くことにした。ホテルまでの道のりにオランダ広場と呼ばれる観光スポットがあるのだが,そこでバイオリンやサックスを演奏している人がいた。行き交うみんなが足を止める。そして自然と踊り出す,そんな空間が作られていた。気がつくと1時間以上経っていた。それほど,彼らの演奏は自由で美しかった。僕は人生で初めて音楽に感動を覚えた。彼らはきっと僕たちよりも貧しい。でもとても幸せそうで,楽しんでいて,何よりも自由であった。日本ではこのように楽しさが伝播する空間は街中では禁じられていることが多い。そんな日本に生きているからこそ,この町で覚えた感動が引き立ったのだろう。
僕も誰かに幸せを与えられるような活動がしたいと強く感じた。心の底から,この町に寄ったことがよかったと思う。正直言葉では言い表せないくらいだ。マラッカにはみんな1度は訪れることを強く勧める。
演奏が終わったので,最後にチップとして30リンギット,1100円ほどを渡した。するとびっくりして大喜びしていた。確かにチップボックスには1リンギット札が多かったからあまり大きな札を見ることがないのかもしれない。よかった,少しでも彼らの幸せに貢献できたかな。でも,自分が得たものはプライスレスだからこんなに喜んでもらう筋合いもないけど。
何がともあれ,本当にこの町に来れてよかった。本当に。ここには日常に幸せが転がっている。世界にはこんな町があるのか。もうとっくにこの度で得た学びは頂点を超えている。
明日はついに国境の都市,ジョホールバルへ移動する。マレー半島縦断完了はもうすぐだ。
続く…

マレー半島縦断10日目

ゆっくりと起床して,マラッカで昼食を取った。人がそこそこいたローカルそうなお店だ。店員さんにnon spicyでおすすめを聞いて,2品とご飯を注文した。1品は辛いと聞いた上で自分が注文したのでよかったが,もう一品辛くないと思って口に入れたら火を噴くくらい辛かった。そして辛いと聞いていたもう一品は当然それ以上辛い。お腹がいっぱいなのか辛くてお腹が痛いのかわからない中何とか食べ切った。こんなに辛いのに食べたくなるくらい美味しいのもなかなか罪だ。お会計をしたら45.5リンギット(1550円)もした。高くないか?あまり日本と変わらない。原因は知らぬ間にTengiriというマレーシアの高級魚を注文していたらしいことだった。うーむ,あの兄ちゃんおすすめで一番高いメニュー勧めてきてた?もしかして。
そして,マラッカからジョホールバルまでのバスに乗った。3列の広々快適なバスだ。3時間ほどでジョホールバルに着いた。ついてすぐ日が暮れたのだが,この街は何だか暗くて怖い。あまり好きな街の雰囲気ではなかった。そして,少し臭くて汚い。ショッピングモールも上の階はゴーストタウンのようにまるで人がいなくて不気味だ。正直早くシンガポールに移動したい。
夜ご飯はラクサを食べた。とても美味しかったが,やはりとても辛い。less hotと伝えたがしっかり辛い。毎食辛いのさすがにしんどくなってきた。けど美味しいから憎めない。
明日は一応ジョホールバルを観光しようと思う。しかし,公共交通機関がバスメインで地下鉄は無く,都市圏はやたら広いっていう移動が不便な街だからもしかしたらシンガポールに行ってくるかも。
マレーシア第2の都市だがクアラルンプールとは天と地ほどの差がある。そりゃプライメートシティの傾向が顕著になるわけだ。
続く…

マレー半島縦断11日目

今日もゆっくり起床。毎日2万歩歩くとさすがに疲れてたくさん寝てしまう。起きてからは,友達に教えてもらったフィッシュヘッドカレーの店がホテルから歩いて5分くらいのところにあったのでそこで食べた。昨日に引き続きずっと辛いものを食べているが,美味しいんだよなあ。こちらは会計が大体1400円,やっぱりマレーシアは思ったより物価が安くない。特にジョホールバルはシンガポールと比較して物価が安いことから,その足元を見てシンガポールよりは安いからわざわざ来る価値はあるけど他の都市よりは高めっていう絶妙な価格設定をしている気がする。
本当はジョホールバル観光をしたかったが,JBの観光地は散在していてどれも遠いためいちいちGrab呼ぶのもめんどくさいしということで一足先にシンガポールへ行った。
シンガポールへは電車でもバスでも行けるのだが,今回は電車を選択した。チケットを買ったら,「あ,帰りは全部売り切れてるよ」と言われた。早く言えよ。でもバスで帰って来れるらしいのでいいや。
シンガポールには乗車して5分くらいですぐに着いた。イミグレへ。なんか入国パスみたいなのを電子で書かないといけないらしく,書いて入国審査官のところへ行った。そしたらこの旅2度目の別室送りにされる。理由は,これまでに南アフリカへ行ったことがあるか?という問いにYESと答えていたからだ。ああいう書類はとりあえずYESって書けばいいものだと思っていたから,みんなはちゃんと読んで書こう。そこで弁明し,無事に?シンガポールへ入国。シンガポールの北に入国した上に,これまたSIMカードを持っていなかったので人にマリーナベイサンズまでの行き方を聞いてマリーナベイサンズを目指した。マリーナベイサンズの最寄りを勝手にマリーナベイだと思って下車したら,実は違くて結構歩いたもののマリーナベイサンズに着いた。想像の倍くらいは規模が大きかった。そして,マリーナベイエリアはテレビて見ていたように美しかった。恐るべし,都市国家だ。
マリーナベイサンズは1泊14万円するので大学生には泊まれるはずもなく,併設されたカジノへ向かった。週末はMin BETの額が高く,これ手を出しちゃいけないな〜とか思ったが時すでに遅し。プレイヤー同士で戦うテキサスホールデムはなかったもののせっかくだからと思い,BJのテーブルに着席していた。タイのアングラポーカーで勝ったこともあり,3万くらいならいいかと思ってプレーしたが,4分で無くなった。BJの期待値は97%だから6戦5敗は下振れではあるが,サイドギャンブルはやはりゴミだ。俺は大人しくテキサスホールデムをやろう。サイドギャンブル,必ず最後は0になります。限度額を決めてほどほどにね。
敗者の俺は対岸のマーライオン公園へと向かった。世界一しょぼい歴史建造物と言われているが,その割には大きいと思った。あの大きさの小便小僧は日本にはいないからね。
夕食はチャイナタウン近くのホーカーセンターと呼ばれる,ローカルフードが並ぶ店で食べた。海南鶏飯(カオマンガイ)を食べたが,屋台的な場所にも関わらず1100円くらいした。バンコクだったら3回は食べれてるので,やはりシンガポールの物価は高い。それでいてお腹いっぱいにもならなかった。
ここからJBに戻るわけだが,どこからバスが出ているのかわからないので駅員に聞いた。東南アジアの英語は訛っているのだが,特に駅名なんて聞き取れたもんじゃなかった。スマホのメモを取り出して書いてもらい,その駅に向かった。ふと思ったけど,シンプルにSIMカード買えって。スマホがないと現代はとても不便だ。
何とかバスにたどり着いたがすごい人だった。200人は並んでいたと思う。ここまで近くに大きな経済格差があるとやはりみんな出稼ぎに行くんだと身をもって実感したし,ホテルの目の前にその連絡橋があるのだが,日付が変わるまで渋滞していたことからも言えるだろう。
今日一足先にシンガポールに行ってしまったが明日はついに終わりの地,シンガポールだ。もうすぐこの長かったようで濃くあっという間だった旅も終わる。非常に名残惜しい。最近特段面白いイベントがないので,面白いことを積極的に見つけにいきたいと思う。
続く…

マレー半島縦断12日目

今日は本当にシンガポールに行く日だ。毎日2万歩歩いてクタクタなのですごくたくさん寝ている。今日も10時に起床した。ジョホールバル最後のご飯としてホテルの近くのローカルなご飯屋さんでクリスピーポーク定食を食べた。確か450円くらいだったからこれはタイよりも安い。
そして,バスでシンガポールに移動した。シンガポールのホテルはどこも1泊2万円とかはするし,かの有名なマリーナベイサンズは1泊14万円する。対岸のラッフルズホテルも1泊7万円だ。とても泊まれたものじゃないので,頑張って見つけた1泊5500円のカプセルホテルにチェックインした。このホテル,建物自体はボロいのだが中はかなり綺麗で助かる。立地はアラブ人街にあり,近くに美味しいミルクティーの店があるのもプラスだ。このミルクティーシナモンなどのスパイスが効いてて日本ではなかなか飲めない味なので今日だけで2杯飲んだ。シンガポールといえども1杯500円と日本と大差ない価格だ。
荷物を置いたら,オーチャードへ向かった。ショッピングセンターが立ち並ぶ通りで,新宿とか池袋とかそんなイメージだ。ここまでSIMカードなしだったのでここで調達した。ホテルまでSIMなしでたどり着くのほんまに大変だったから,インターネットやっぱ偉大すぎる。SIMカードを手にして力を得た俺は,2年前にタイで出会ったRaphaelに教えてもらったおすすめのバクテー(肉骨茶)の店へ向かった。ちなみにこのRaphaelだが,おすすめのスポットを聞いたらびっくりするくらい丁寧に教えてくれた。2泊3日では回りきれないというか,彼に教えてもらったスポットから行きたい場所を選べば2泊3日のプランを簡単に作ることができるくらいたくさん教えてくれた。シンガポールは世界のエリートが集う国と聞くがその一端を垣間見た気がする。自分もめんどくさがらずにここまで人のために動ける人になろう。そしてそのバクテーはめちゃくちゃ美味しかった。母親が中国人なのでスペアリブのスープはよく飲んでいたが,それともまた違うスペアリブのスープだった。本当に美味しいし,なんとスープが減ると足してくれる。こうしてお腹いっぱいになったのだが,会計は2400円。ついにシンガポールが本性を出してきた。というか,日本の経済水準が上がってないだけか。
ご飯を食べた後は,これまたRaphaelに教えてもらったガーデンズバイザベイへ行った。そこはとても広く美しかった。幻想的な風景が広がっており,いつまでもリラックスできそうな空間だ。でも何というか,最先端をいった横浜みたいな雰囲気をどことなく感じた。
ガーデンズバイザベイはマリーナベイサンズからも近いので,マリーナベイサンズで行われている噴水ショーも見に行った。これまた非常に壮大で迫力があった。シンガポールはドライアイスの煙と光と音を扱うのが非常に上手だ。さて,マリーナベイサンズに直結している地下鉄の駅に向かうが,カジノが誘惑してくる。葛藤しつつもサイドギャンブルは期待値マイナスなことを知っているので歯を食いしばり帰宅した。
今日は33000歩歩いたから限界なのに,模試の修正期限とNTT都市開発のWEBテスト期日が迫っていることに気がついたので急いで修正して,WEBテストを解いた。多分落ちた。この旅で単位も結構落としたんだよな。まあ,単位は取り返せるけどこの旅で得た経験は一期一会だからきっと大丈夫。
明日はセントーサ島へ行ってみる。おひとり様テーマパークデビューしちゃおっかなー。
続く…

マレー半島縦断13日目

毎日日記をつけてきたわけだが,もう明日で終わると思うと名残惜しい。もちろん旅自体も名残惜しい。
今日もRaphaelに教えてもらったお店でご飯を食べるところからスタート。メキシコ料理の店でタコスを2ピースとスムージを注文した。ビーフのタコスを注文したのだが,大ぶりの牛肉が入ったタコスでこれまでの人生で食べたことないくらい美味しいタコスであった。スムージーもマルガリータみたいにグラスの縁を塩とスパイスで塗られていてとても凝った美味しいベリーのスムージーだった。
味に大満足し,会計をしたら3300円。本当に目玉が飛び出るかと思った。2000円くらいで許して欲しい。
昼食をとった後はセントーサ島へ向かった。ショッピングモール内に作られたモノレールの駅からモノレールに乗車し,セントーサ島へ向かった。まず,リゾートワールド駅で下車した。この駅には,リゾートワールドとUSS(ユニバーサルスタジオシンガポール)がある。USSの入場券を見たら1万円したので1人の時にそんなに使ってテーマパーク行くほどのモチベはなかったので,興味本位でリゾートワールドのカジノへ向かった。察しの良い方ならもうお分かりだろうが,今日も少しだけサイドギャンブルをした。会員証を作るときに中国語をすごい褒められて気分がよくなったからか少し遊んでしまった。今思うと,褒めるところからカジノの策略だったか…改めていうが,サイドギャンブルは絶対に長期で勝てないようにできている,本当にやらないように。財布に入っていたあまりそうな分のシンガポールドル100ドル(12000円)だけ賭けてきっちり負けてきた。スロットハイエナ失敗。ちなみにここは昔はテキサスホールデムポーカーがあったようだが今は無くなっている。テキサスホールデムがあればせっかくきたしって思ってサイドギャンブルやることなんて決してないのになあ。あと,シンガポールまじで最低bet高すぎるから本当に手を出しちゃだめだし,ルーレットは0と00があるタイプでもっとダメ。
カジノ行った後は,セントーサのビーチまで歩いた。道中色々アクティビティがあってどれも面白そうだったので今度誰か一緒に行ってやりましょう。そしてビーチに着いたが,稲毛よりは綺麗でお台場と同じくらいの美しさの海が広がっていた。
特筆することはないですね。
帰りがけに見たカフェのバイトの時給は1440円くらいなのを見て結構厳しいなって思った。この額でシンガポールで生きていくのは非常に大変だと思う。日本と比較しても物価の差ほど時給に反映されていないのではないか。
その後は,これまたRaphaelに教えてもらったお店でローストダックヌードルを食べた。これは1000円で良心的な価格だったし,ローストダックの味付けが北京ダックとはまた違って,優しさ強めな感じだった。これはこれで非常に美味しかった。Raphaelに教えてもらったお店,味は本当にいいのでありがたい限りだ。
ヌードルを食べたら,途中で見かけたドリアンカフェに行った。ドリアンかき氷を頼んだのだが,このうえに乗っていたドリアンは猫山王ていうブランドドリアンらしい。非常にクリーミーで濃厚な味わいであった。あまみも強いが,種に近い皮のようなものを食べると苦かった。ドリアンしか選択肢がなかったら食べるが,自分では進んで食べようと思わない程度の味だ。オッケー,いけますってくらい。
その後は昨日に引き続きガーデンズバイザベイに来たが,残念ながら待ち時間が長かったので明日行くことにする。代わりに,ナイトサファリに向かった。入場料は衝撃の7000円だったが来たからには行こう。そう思って入場した。ナイトサファリは,トラムと歩行コースの2つに分かれていた。自分はまず,トラムに乗ってから歩いて園内を巡った。このナイトサファリは,結構動物園寄りなナイトサファリだった。しかし,動物園に生息する動物というのは気候に依拠するのか,熱帯というか気温の高い地域の動物が展示されていて日本ではなかなか目にかかることのできない動物が多くいて新鮮だったので非常に見応えがあった。さらにここは,絶滅危惧種を積極的に展示していたのでその観点からも希少性が高かったのではないだろうか。サファリというにはアレンジされた空間であったが,かなり近くハイエナやサイが見れたので満足である。動物園に来たのがかなり久しぶりだったので,癒された。
こうしてゆっくり時間を気にせず,3時間かけて園内を見ていた。ナイトサファリで3時間。そう気がついたら終電を逃していたのだ。厳密には終電はあったのだが,最寄駅のだいぶ手前が終着になっていたのだ。その終着駅から宿までは5km近くあったので今日も30000歩近く歩いた僕にその5kmを歩く余力はなかった。さすがに異国で野宿もやだ。断腸の思いでGrabを呼んで帰宅した。
ついに明日でこの旅が終わる。かなり長い旅であったから得るものもその分多かった。明日も最大限楽しんで,2週間ぶりの日本に帰るとしよう。
続く…

マレー半島縦断14日目

ついに今日で長かったマレー半島縦断が終わる。振り返るのはもう少し後にするとして,今日も変わらず日記を綴る。
当然の今日も遅起き。フライトは22時だから日中は観光へ。まずはもはや恒例となったRaphael飯へ行く。今日はsolted chicken egg riceを食べに行った。食べ終わった頃には凄まじい行列になっていたからとてもタイミングが良かった。味はどう説明すればいいかわからないんだけど小さな唐揚げにクリーミーだけどスパイシーなソースとホールバジルがかかったものにご飯と超完璧な半熟具合の目玉焼きがのったご飯だった。途轍もなく美味しい。アイスティーを付けて1200円くらい,これは適正価格か少し安いくらいだと思う。
そして昨日待ち時間があって断念したガーデンズバイザベイへ。そしたら,今日は月1のメンテナンス日だった。めっちゃ嫌われてない?次回シンガポールへ行く時また訪れるか。そんときもメンテナンス中だったら本当に嫌われてるんだろうなってことで。
想定外に時間ができたので,min betが安くなっていると聞いたカジノへ。全然安くなってないやんけ。バカラは最低18000円から,BJは変わらず6000円からだった。カジノはソフトドリンクが無料なので,ソフドリ乞食をしながら人がたくさん集まっていた最低36000円からのバカラ卓を眺めていた。まじで普通に20万とかかけてる人いた。世界が違う。ちなみにそいつは勝ってた。サイドはそこそこ負けてる俺はもう懲りてるので,少し眺めて退散した。その後は,Raphaelが教えてくれた店に外れがないので余った時間を利用して,Newton food centerにもう一食食べに行ったが悲しいことに今日開いてなかった。でもせっかく来たのでミシュランビブグルマンに載っているというローストダックライスの店で少し食べた。昨日はこれの麺版を食べたのだが,今日はライスにした。味はほぼ同じ感じだが,こっちの方が甘味が抑えられていて好みだった。
そして,宿に戻るのだがさすがはAfと言わんばかりの豪雨。昨日のセントーサでも豪雨だったから,やっぱAfはかなりの頻度で降雨があるのだなと実感した。マレーシアではあまり雨に降られなかったけど,それは上振れてただけなのかな。この帰り道,アラブ人街で腕にいきなり香水を塗られた。この香水やたらといい匂いがするので調べてみたら,アラブの香水はアルコールを使わずにオイルベースなことが多いらしい。だからかあの付けたてのきつい感じがしなくてすごくいい匂いがした。そしてまんまとお店の策略にハマった僕は宿で荷物をとって空港へ向かう時に買った。今度アラブ諸国に行った時にでもまた買おうと思った。
熱帯気候に対して折りたたみ傘の1本も持っていかなかった僕は土砂降りの雨に打たれながら空港に向かった。まじでえぐい。降りすぎやって。
どうにかチャンギ国際空港に着いた。一般的には早すぎるフライトの5時間前に着いたのだが,ここにはJewelという世界最大の屋内滝を有したショッピングセンターがあるからそこ目当てだ。この屋内滝はなかなか圧巻で,屋内に「自然」がしっかりとアレンジされた空間として造られていた。しかもJewel内には電車が貫通している,よく考えたものだと思う。アトラクションみたいな感じで,この区間だけわざわざスピードを落としていているようにも見えた。あとこの滝,滝壺に近づいても水飛沫が来ない。というか滝壺がない。本当にとてもよく造られた空間だと思う。
このJewel内をゆっくり回っていたら,行列のできている店があった。肉骨茶(バクテー)の店だ。どうやらここもビブグルマンらしい。全然お腹空いてないけど,列に並んで食べた。こんなお腹空いてない中食べても美味しかったから多分お腹空いてる時にこれ食べたら,倒れてる。美味くて。
食べた後もゆっくりと回っていたらなんとアラブの香水の店があった。早すぎる再会だ。いやーさすがに買っちゃうよね。アラブの香水は5万くらいするってネットに書いてあったけど値段聞かずに「ま,日本にないし買ってみるか」と思ってレジに行ったらなんと驚異の7200円。まじで2個買おうか迷った。最後にいい店と出会ったな。
こうしてJewelショッピングも終わりついに制限エリアへ。本当にこの旅が終わる。人生の中でもかなり濃密な2週間だった。やはり旅というのは最高である。
ちなみに今,機内食を食べた。お腹が膨れすぎて倒れそうだ。
以上マレー半島縦断の一人旅であった。

終わりに

7時間のフライトはなかなかに暇であるから,この度で感じたことを最後に改めてまとめたい。強く感じたこととして以下の3点に圧縮する。

①日本人はそろそろ危機感を持った方がいい
②日本人は恵まれすぎていて,世界にはもっと生きることに必死な人が大勢いる
③やりたいと思ったことはすぐにやる

以上の3点である。

①日本人はそろそろ危機感を持った方がいいということ

今回,自分はタイ,マレーシア,シンガポールと3つの国に行ったわけだが,どの国も基本2ヶ国語以上話すことができる。7日目の日記にも書いたが,本当に単一の言語しか話せないのは日本人くらいだ。マレーシアとシンガポールでは,店員さんとの会話で中国語と英語どちらも使ってくる。最初は自分の顔をみて中国語で話しかけてくるのだが,パスポートが日本のものと確認をするとまあまあな頻度で英語に切り替わる。正直自分は中国語の方がありがたいが,この国々はデフォで2ヶ国語が話せるということだ。そしておそらくマレー語も話せる。この3つをマスターしているだけで世界の半分くらいの人とはコミュニケーションが取れると思う。グローバル化が進む社会で非常に重要だ。ちなみに,Joshに他国語は勉強するのか,それともヨーロッパ圏の言語はそれなりに小さい頃から馴染みがあるのかと聞くと「勉強した」と言われた。そう外国人も勝手に英語とかが習得できるわけではなくて学んでいるのだ。つまり日本人は努力不足であることが多いに示唆される。現在の日本は国際競争力ランキングで年々順位を下げている。その原因としては言語を1つしか操れない人が多いことと島国かつ日本が素晴らしいという固定観念から世界を見に行かないことが挙げられると思う。このままでは本当に日本は凋落の一途を辿ると思う。自分含めもっと頑張ろう。きっとあまり伝わらないから自分で海外に行って直接感じることをお勧めしたい。

②日本人は恵まれすぎていて,世界にはもっと生きることに必死な人が大勢いる

これは①で述べた,日本の凋落の予見と矛盾するようだが日本の社会制度が素晴らしいことは事実だ。生産年齢人口が減少しないという前提の下では。まあ,これからの社会でいつか現行の社会制度が破綻するだろうという話はここでは置いといて,日本の恵まれ度合いみたいなものについて触れたい。
日本は生活が苦しくなっても最悪自己破産や生活保護の制度があるし,国民健康保険もある上に高額医療制度もある。つまり,生活が苦しかったらお金をもらえるし病気になったら気軽に病院に行けるし,それが重症であった場合もなんとか治す目処が立つ。自分も高額医療制度は何度か利用していて,その恩恵を受けていて本当にありがたい限りだ。ちゃんとは覚えていないが250万くらいの手術が20万くらいで受けられたと記憶している。で,こんな制度諸外国にはない。特にマレーシアやタイのような新興国にはない。彼らは生きるために物乞いをしているし,ゴミ箱も漁るし必死に客引きをしている。社会は救いを差し伸べてくれないから自力で生き抜くためだ。そうしなければ彼らは死ぬ。日本では救われるところ,死ぬんだ。果たして日本で物乞いをしている人を見たことがあるか?地面に頭を擦り付けて土下座をし続けるほどの物乞いをだ。ホームレスもあまり物乞いはしていないのではないだろうか?きっとそれは生活保護で生きれるからだ。
そういった制度面の救いがないからこそ近年の新興国の勢いや競争力が生まれているかもしれない。自分も日本に生まれて甘い環境で色々と甘えてしまう節はあるから,もっとハングリー精神を持って何事にも挑みたいとこの旅を通じて強く感じた。そうしないと,世界とは戦えない。

③やりたいと思ったことはすぐにやる

これは言葉の通りだ。僕はめんどくさがりなのでよく物事を後回しにしてしまうことがある。でもなぜかこの旅だけは,やりたいと思った瞬間に航空券を予約した。実際この旅をしたタイミングは非常に悪くて,就活とも期末レポートとも被っている。僕はこの旅で4単位を失い,1社ESをだしそびれた。それでも,今この旅をしてよかったと心の底から思う。今だからこその感じ方があるだろうし,将来の自分を変えれる最も早いポイントは今なのだから今行くことに大きな意義はあったと思う。
この旅で学んだことや感じたこと,得られたモチベーションを生かすも殺すも自分次第ではあるから,今からまた多くのことに精を出したいものだ。
『「やろう!」と思ったことは今やるか,一生やらないかの2択』これはまさしくその通りだと思う。改めて,やろうと思ったことに対して今アクションできたこの旅は非常に前向きな旅だ。この旅が「やりたいことややるべきことを今すぐやる」人間へ成長できる自分のターニングポイントとなるようにしたい。

ふう,長かった日記もこれで本当に終わりだ。
この旅は本当に一生忘れられない一生ものの経験になった。学んだことも,感じたことも,やりたいことも,やるべきことも,自分が将来どうしたいかもそれぞれ程度の差はあれ見えてきたような気がする。本当にいい旅だ。自分のペースで全てを決めれる一人旅はみんなも一度経験するといいかもしれない。
さて,この旅の期間で溜めたタスクは山のようにある。バイトも止めちゃっててて申し訳ない限りだ。「やることは今すぐ」を忘れずにやりたいこととやるべきことのバランスを保ってまた日々頑張りたい。

おしまい。次回の海外は,9月カンボジアポーカー遠征の予定です。
楽しみ!!

付録

ここは旅の記録と色々な観点からの牛崎的おすすめ度です。

総歩数:298802歩(6/25~7/8)

一万歩が大体8kmらしいから,240km近く歩いたもしかして???
ちゃんと足はもげそうなくらい痛い。現代版塩の行進やんけ。

行ってよかった度

マラッカ>ジョージタウン>クアラルンプール>バンコク>シンガポール>ジョホールバル

旅という観点で上位3都市はよかった。バンコクももちろん安定してよかったけど,やっぱり初めて行った場所の新鮮度には勝てない。シンガポールは横浜やね。さらに発展したすごい横浜って感じ。多民族が共生しているのはよかったしご飯もおいしかった。ジョホールバルだけがあまりお勧めしないポイントかも。相対評価は上の通りだけど,絶対評価だと一個だけ座標違うわ。

住みたい度

バンコク>シンガポール>クアラルンプール>ジョホールバル>マラッカ=ジョージタウン

このランキングは物価抜きかな,純粋な生活のしやすさ。バンコクはアングラポーカーが良すぎたのはでかいし,やっぱ俺はここが一番ご飯が美味しいと思ってる。都市圏のコンパクトさも非常に好き。札幌だと狭いけど東京だと広すぎると感じる自分にはちょうどいい。マジで来年1ヶ月くらいのショートステイは検討してる。
シンガポール,住むのにはめっちゃ楽しいと思う。無限にお金があれば最高に楽しいね。
クアラルンプールも物価安いし美味しいものたくさんだからあり。アングラ見つけられたら最高。
ジョホールはすぐシンガポールに行けるとこやな,飯は美味いの多いから意外といいとこ取りできそうだけどいかんせん中心部の雰囲気があまり好きじゃない。
マラッカとジョージタウンは世界遺産地区しか行ってないから新市街の様子を見てないので判定不能って表現が近いかも。観光するには本当にどちらも素晴らしい街だった。

物価高い度

シンガポール>東京=ジョホールバル>マラッカ>クアラルンプール=ジョージタウン>バンコク

シンガポールは高いよ。ナイトサファリで7000円した。でも法外に高いのは娯楽であって意外と生活に不可欠な活動での価格は日本とそんな変わらないか少し高いくらい。
ジョホールは絶対シンガポールに寄せてます。シンガポールと比較したいやらしい絶妙に許さなければならない価格。
マラッカはたまたま引き当てた店が高かった説はある。1軒目はちゃんとした良さげなレストラン,2軒目はたまたま高級魚食べたし。それにしては安いと感じられるレベル。
KLとジョージタウンはあまり変わらない。安くてうまいが揃ってる。あとベイプめっちゃ安くて美味しい。
バンコク,驚安の殿堂ここにあり。マジで飯めっちゃ安い。信じられない。屋台飯で満足できる俺にとって天国すぎる。高いのポーカーの最低レートだけ。

縦断旅にあった方がいいもの

・AhamoのSIMカード
マジで国境越えた時毎回通信できなくなって結構困ったから,通信だけは日本で最低限でも確保した方がベター。

・タッチ決済できるクレカ
必ずあった方がいいと思う。今回行った国は地下鉄とか,クレカのタッチ決済で改札通れた。毎回チケット買わなくていいから便利。


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