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コロナ時代の「観客」として何を語りうるのか

こんにちは、臼井隆志です。今日は「アートの探索」のブログを更新します。

今日は、「コロナ時代の社会を一つの演劇と見立てた時、ぼくたちは観客として何に染まり、何を染めるのか?」という問いについて書きました。

このマガジンは、子どもが関わるアートワークショップを専門とする臼井隆志が、ワークショップデザインについての考察や作品の感想などを書きためておくマガジンです。週1~2本、2500字程度の記事を公開しています。

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4月の断絶から新しい日常が芽吹く

緊急事態宣言がなされ、2022年までは外出自粛が断続的に続くだろうという予測もなされ、「ああ、むこう数年間は今までの当たり前が当たり前じゃない世界がやってくるんだよな」と思う。

しかし、非常事態の中に、切り株から目がでるように日常が立ち現れてくる。3月末に突如としてリモートワークが始まった。まるで今までの時間がぶつりと断絶したようだった。

2020年3~4月の間に明確に「/」が描かれた。その断絶後、家族以外の他者と会わずにリモートワークをする期間が4週間続き、この中にもう日常が起こり始めていて、違和感が薄れてくる。

だからこそ、今ぼくたちは何を見て何を感じているのかを記録しておきたい。

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このマガジンは、アートエデュケーターの臼井隆志が、子育てのことや仕事の中で気づいたこと、読んだ本や見た展覧会などの感想を徒然なるままに書い…

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