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'透明感'の正体って?

「透明感のある肌」
って、憧れませんか?

20~50代のどの年代でも、透明感のある肌は「理想の肌ランキング」の上位にランクイン。
USSが目指す無垢な肌も、透明感が大きく関わります。

スキンケアやメイクの界隈で当たりまえのように飛び交う、'透明感'。
でも実は、肌の透明感を直接測定する技術は、まだ確立されていません。
肌の透明感を構成する条件や要素が複雑に絡み合い、解明されていない部分も多いのです。

とはいえ、少しずつ分かってきていることも。各社の研究により紐解かれつつある'透明感の正体'をご紹介します。

透明感の高い肌は、肌の内側からの光の反射が多い

肌に光が当たると、肌表面で反射する光(鏡面反射光)と、肌内部に入ってから反射する光(拡散反射光)が発生します。透明感の高い肌では、鏡面反射光よりも拡散反射光の方が多いと言われます。

拡散反射光は、肌の中のいろいろなモノに邪魔されて減ってしまいます。

たとえば、肌構造の乱れ。
細胞が規則正しく整列していると、光の通り道ができるのですが、細胞が乱れていると通り道が塞がれてしまいます。
また、肌の中のメラニンも光を吸収し、拡散反射光を減らす原因に。

現在は、肌の水分量、キメ細かさ、メラニン量、血流量が肌の透明感に関与することが分かっています。(資生堂さんの研究より)

カルボニル化タンパクが多いと、肌の透明感は低下する

カルボニル化とは酸化のこと。角層の酸化タンパク質が多いと、透明感が低下することが分かっています。
実際に、角層シートに酸化処理をすると、白濁して不透明な見た目になり、光が通りにくくなります。
さらに、酸化してしまった細胞は、水分を抱え込む力が弱まってしまうのです。

つまり、酸化は直接的&間接的に透明感を低下させることに。
角層のカルボニル化は紫外線のあたる部位で特に進行するとのこと。頬や鼻は、構造上紫外線があたりやすい場所なので要注意です…!
(資生堂さんの研究より)

光を反射させるルミカンという物質が肌の中に存在する

角層よりも肌の奥、真皮に存在するルミカン。
もともとは、コラーゲン繊維の太さを均一に整え、肌の弾力維持などに関与していましたが、受けた光を跳ね返す働きも持つことをポーラさんが初めて発見しました。
29歳の肌と78歳の肌を比較し、ルミカンが加齢により減少することもわかっています。
(ポーラさんの研究より)


以上のことから、肌の透明感を手に入れるには

✔ 肌の水分量を増やすための保湿ケア
✔ キメを整えるための保湿ケア、ターンオーバー正常化
✔ 過剰なメラニンを減らすための紫外線ケア、美白ケア
✔ 血流アップのための血行促進
✔ カルボニル化タンパクを減らすための抗酸化ケア、紫外線ケア

と、幅広いケアが必要になることが分かります。

これらすべてをスキンケアだけでまかなうのは難しく、日々の食事や運動にも気をくばることで、透明感への道のりが近づいてきそうです。

透明感は1日にして成らず…!!

簡単ではないからこそ、透明感のある肌を追い求めてしまうのかもしれませんね。


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