廃校の跡地、有効な活用って?「金沢市の人づくりの施設」を探る。|地域のイノベーター見聞録 vol.4
取材・文:齊藤達郎/今中啓太(地域想合研究室)
近年、少子化の流れを受け小中学校の統廃合が増加し、その跡地を中山間地域では宿泊施設として、都市部では官民共働型のスタートアップ支援施設として利活用するなどの話題を目にするようになった。
文部科学省によると、平成14(2002)年度から令和2(2020)年度までに廃校となった公立の小・中・高等学校等は約8,500校あり、そのうちの約7,400校は施設が現存している。これら現存している施設の約74%が社会体育施設(プール、体育館