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デジタル研究会同窓会に参加してきたの段

はじめに

2023年1月29日(日)、東京都調布市にあるイオンシネマ シアタス調布にて『電磁戦隊メガレンジャー』25周年記念イベント「デジ研 25YEARS LATER」が開催された。1998年に後楽園ゆうえんち野外劇場※1にて実施されたイベント以来の実に25年ぶりのイベントと開催となり盛況で幕を閉じた。

※1 2009年11月に閉園。現在はシアターGロッソにて定期的な戦隊ヒーローイベントは開催されている
参考映像(1998年当時のショーの様子)


イベント概要

概要

日時:2023年1月29日(日)15時開演~18時終演予定
会場:イオンシネマ シアタス調布(京王線調布駅下車徒歩5分)スクリーン10
ゲスト(予定):大柴邦彦(メガレッド・伊達健太役)/江原淳史(メガブラック・遠藤耕一郎役)/松風雅也(メガブルー・並木瞬役)/たなかえり(メガイエロー・城ヶ崎千里役)/東山麻美(メガピンク・今村みく役)/高寺成紀(プロデューサー)
イベント内容:ゲストによる生コメンタリーつきテレビエピソードの上映やトークなど
チケット発売日(ウェブ):2022年12月26日(月)22時~
チケット発売日(窓口):2022年12月27日(火)8時~
料金:4,500円(税込/ワンドリンクつき)
主催:東映ビデオ、角川大映スタジオ、シアタス調布
協力:調布市、調布シネマフェスティバル、調布FM

https://hobby.dengeki.com/news/1760728/
電撃ホビーウェブ

タイムスケジュール

15:00 開演 ~挨拶
15:15 第1部 本編第44話「お気楽! 健太の年越し騒動」コメンタリー上映
15:45 高寺プロデューサーによる制作秘話
16:15 mickey-T氏による主題歌「MEGARANGER "THE CYBERDELIX"」歌唱
休憩
16:35 第2部 トークショー※2
18:10 閉演

※2 江原淳史(メガブラック・遠藤耕一郎役)氏はサッカーのアヴェントゥーラ川口でコーチを務めておりジュニアチームの試合のため第2部からの参加となりました。

作品概要

電磁戦隊メガレンジャー』は、1997年2月14日から1998年2月15日までテレビ朝日系列で全51話が放送されていた東映制作の特撮テレビドラマ。
「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まるスーパー戦隊シリーズ第21作
現在の「ニチアサ」と呼ばれる時間帯での放送に変更された礎になる作品です。

放送時間は当初毎週金曜17:30 - 17:55であったが、1997年4月6日放送分(第8話)より毎週日曜7:30 - 8:00(いずれもJST)に変更された

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

あらすじ

I.N.E.T.の指導的科学者久保田衛吉博士が異形の存在がネジレジアという異次元からの侵略者から地球を守るためにその場に居合わせた高校生をメガレンジャーに任命する。好奇心からメガレンジャーになることを応諾した主人公たちであったが、それは現実世界(三次元)の防衛の任務と卒業を1年後に控えた高校生活、熾烈な二重生活の始まりだった・・・

作品の魅力

①等身大の高校生と物語に必要な古典的なキャラクター分け

レッドは熱血のおバカ、ブラックは朴念仁、ブルーはクールで秀才、イエローはしっかり者、ピンクは天然とバランスの取れた王道なパーティです。高寺プロデューサーも述べていますが、高校生戦隊だからこそ学生生活をメインに視聴者(子供)に共感してもらいやすいように制作を心がけたことにより個々のキャラクターの良さが描かれているのが本作の魅力の一つになっていると思います。

②追加戦士の登場

本編中盤からメガシルバーという6人目の追加戦士が登場します。
24歳という設定ですがだいぶ老成したみんなの兄貴分のようなキャラクターがまた親しみを覚えます。ここから追加戦士の定番化の歴史が始まる記念すべき戦隊でもあるのです。

③主題歌

エンディングテーマ「気のせいかな」は1番が主人公レッドが周りの仲間に支えられている歌詞になっており、2番は支えてくれている仲間に感謝し自分も支えるよといった内容になっています。ヒーローモノっぽいフレーズもありますがすごく良い曲です。ED映像も主人公の主観目線ですごくテーマに沿っていて是非見てほしいです。
※筆者メンブレ時観て泣きそうになりますw


作品に関する思い出

筆者は前作シリーズのOVA「カーレンジャーVSオーレンジャー」のビデオから戦隊視聴デビューしました。その流れで「メガレンジャー」も見始めることとなりました。オンエア当時は3歳だった筆者は兄弟のいる友人の家に遊びに行くたびに玩具で遊ばせてもらい、その後改めて本編を見ることとなりました。イベント等は当時不参加だったので今回、満を持しての念願が叶った次第です。


イベントの感想

素顔の戦士に会えた!!

まず、約500席ある座席は販売開始4分で完売するほど今もなお熱烈なファンの多さに驚かされました。キャストの多くが芸能界の一線から退いていることもありSNSでは全国からファンが参加したことが伺えました。
筆者としては個々のキャスト数名にはイベント等で拝謁したことがありましたが江原淳史(メガブラック・遠藤耕一郎役)さんはお初にお目にかかることができ感無量でした。

コメンタリー上映

登壇したキャスト陣の近況報告から本編の第44話「お気楽! 健太の年越し騒動」上映が始まりました。他キャストとの現在の交流も交えながらコメンタリーを進行していくのですが大柴邦彦(メガレッド・伊達健太役)さんはED映像でバスから手を出した際にカモメの糞がついた話や三崎口にバス停を作った話、お台場で撮影した際に対岸で「踊る大捜査線」の撮影を行っていて気を使った話などをお話ししてくださいました。

制作秘話

前述に記載したように、制作時に高校生活をメインに視聴者(子供)に共感してもらいやすいように意識し学園祭、海水浴、修学旅行などをストーリーに盛り込み、同じ高校生戦隊の「ターボレンジャー」との比較を元に解説がありました。真面目OR熱血なリーダーであるレッドの像を高寺プロデューサーがヤンチャなムードメーカーなキャラを主演に据えた意欲作であることがわかり改めて、驚きました。

独特の空気感

筆者が気にしいのため、少しネガティブな話になってしまいますが、労働基準やハラスメントに関して問題の多い映像業界の独特の価値観や、高寺プロデューサーの遺恨などが会話の節々から見られて気になってしまいました。登壇者の松風雅也(メガブルー・並木瞬役)さん、たなかえり(メガイエロー・城ヶ崎千里役)さんらがフォローする場面が見受けられお二人の優しさが垣間見えました。

今後の展望

現職の東映プロデューサーである武部さんが登壇したこともあり、続編のOVAや劇場版製作などに対しても言及がなされました。基本的にはキャストの持ち込み企画の場合が多く企画書作成ありきだということを激白。近年は放送修了10周年で新作を作る流れが多いが登壇したキャスト陣も作品撮りでなくてもイベントをまた行いたいと意欲的にファンにアピールを行ってくれました。
筆者もその機会があることを熱望します。

最後に

イベントでは、DVDを購入を希望した方20名にサイン色紙のプレゼントがあり、200名の購入検討者の中から抽選で選ばれました。
不幸続きだった筆者に神からの情けでなんとその20名のうちの一人に選らばれてしまいました。ありがとう、そしてありがとう。
イベント参加も強運でGETし、サインも抽選でGET、ここにて2023年の運を全て使いきってしまった気もしますww
1か月以上経過しても余韻が残っており、往年の好きな作品を改めて振り返ることのできた素晴らしい体験でした。
皆さんも幼少期に触れた作品を見返したり実家に帰省し読み返してみたりするのも良いかもしれないですね。

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